小笠原 佳祐

東福岡 | 筑波大学 | 藤枝MYFC #5 | ⚽️

小笠原 佳祐

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記事一覧

2023振り返り

2023年テーマ「削る」 2023年は「削る」を掲げて過ごしました。全くと言っていいほどテーマに対して向き合えず年の瀬になって強く反省しています。とはいえ、1年前に書い…

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小笠原、2024年もサッカーするってよ

決断に正解も不正解もない。そこから過程と結果が生まれるだけ。最近いいなと思った考え方です。常にリスタートであり、そのループをどこまで続けるのか、という問いもあり…

小笠原 佳祐
10か月前
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毎年あたらしく100作品読む

今年も「1年間で100冊以上読む」という目標を達成できました。再読は含めず今年はじめて読みきった本です。今年は一覧にしてみました。 「多読か精読か」の葛藤は頭の片隅…

小笠原 佳祐
10か月前
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読まれたくはない、ごく個人的な、ある不安ごとについて

将来が不安だ。そう言うと、誰かが「あなたは大丈夫でしょう」と言ってくれる。セカンドキャリアが不安だ。そう言うと、誰かが「何か仕事あるでしょ」と言ってくれる。みん…

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1人でも藤枝のサポーターさんが増えますように!

昨年に引き続き今年も企画をしてみたところ、それぞれの想いのこもった素敵な文章をたくさん投稿してもらえたのでここにまとめておきます! 書いてくださった皆さん、読ん…

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僕はいつだって2番手で

僕はいつだって2番手だった。 「1番手になれない」という意味での2番手だった。 ごく稀に東福岡や筑波といった出身校だけで判断した人に「エリートだ」と勘違いされるこ…

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そこにサッカー選手になれる権利があったとして、なぜサッカー選手になったのか?

これは「なぜサッカー選手を目指したか」という話ではない。サッカー選手になれることが決まったとき「なぜサッカー選手になったのか」という話である。サッカー選手になっ…

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J2リーグ 前期を終えて

初めてのJ2リーグ。前期の21試合を終えました。クラブとしては8勝4分9敗、勝ち点28の13位で折り返すことになりました。僕はサッカーのことがよくわからないので戦略・戦術…

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「教員の友人が多い」ことに関する考察

「類は友を呼ぶ」という言葉がある。その言葉を信じるなら僕は決してサッカー選手に属さない。おそらく「教員」に振り分けられることになるだろう。または何かを「教える」…

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かいぶつだーれだ

映画「怪物」を観ました。観てきた勢いそのままのフィーリングで感じたことを並べていきたいと思います。 あえて概要やあらすじは事前に調べませんでした。監督:是枝裕和…

18

栄養のことはよくわからないけれど

栄養に関する知識が自分の中で体系化されていない。大学で「栄養学」の授業はあったものの、当時は特に必要性を感じておらず知識として蓄積されることはなかった。いまは断…

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27歳になりました。

27歳になりました。 生きている限り毎年一度だけやってくる 6月7日 は、何歳になっても僕にとって大切な日です。物事の変わり目はいろんなことを考え直すキッカケになるか…

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西 加奈子 『くもをさがす』 を読んで

西 加奈子さんの「くもをさがす」を読んだ。読んでいる途中、感じたことを形にして残さないといけないという気持ちになった。どれだけ取り除こうとしても、生きることや死…

28

アルコールの記憶と記録

最近気づいたことがある。どうやら僕は「お酒を飲むこと」が好きではないかもしれない。お酒を口にしているときに「これを本当に俺は美味しいと感じて飲んでいるのか?」と…

28

平均点を目指すのではなく平均80点を目指す

POPEYE 5月号「いい仕事ってなんだろう?」を読んだ。読んでいる途中、いまの自分の仕事観、サッカーに対するスタンスをまとめておかなければならないという気持ちになった…

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たとえパンに髪の毛が入っていたとしても

パンに髪の毛が入っていた。正確には練り込まれていたに近い。生地をこねた時に混じってしまったのだろう。 お腹が空いてパン屋さんで珈琲とクロワッサンのホットサンドを…

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2023振り返り

2023振り返り

2023年テーマ「削る」

2023年は「削る」を掲げて過ごしました。全くと言っていいほどテーマに対して向き合えず年の瀬になって強く反省しています。とはいえ、1年前に書いたnoteを読んでまた刺激を受けることもあって、新年の目標設定は達成されずとも人の目に触れさせてたびたび自分で振り返るということが大切だと改めて感じています。

自分のプレーが誰かの1ページになれたとは思わないです。でも、1行ぐら

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小笠原、2024年もサッカーするってよ

小笠原、2024年もサッカーするってよ

決断に正解も不正解もない。そこから過程と結果が生まれるだけ。最近いいなと思った考え方です。常にリスタートであり、そのループをどこまで続けるのか、という問いもあります。でもそんなことは既に始まってしまった過程の中では考える必要はありません。またどこかのスタジアムでお会いできるのを楽しみにしています。願わくばそのピッチに僕が出ていますように。

サッカーを職業にすると決めて5年が経ちました。なんとか生

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毎年あたらしく100作品読む

今年も「1年間で100冊以上読む」という目標を達成できました。再読は含めず今年はじめて読みきった本です。今年は一覧にしてみました。

「多読か精読か」の葛藤は頭の片隅に常にあります。でも僕は10杯の美味しいカレーライスをずっと食べ続ける人よりも、カレー屋さんを100軒行ったことあります!という人のほうがすきなので、これからも毎年100作品ぐらいは新しく自分の中に積み重ねていきたいと思います。

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読まれたくはない、ごく個人的な、ある不安ごとについて

読まれたくはない、ごく個人的な、ある不安ごとについて

将来が不安だ。そう言うと、誰かが「あなたは大丈夫でしょう」と言ってくれる。セカンドキャリアが不安だ。そう言うと、誰かが「何か仕事あるでしょ」と言ってくれる。みんなが口を揃えて言ってくれるということはもしかしたら本当に大丈夫なのかもしれない。選ばなければ何とか仕事があるのかもしれない。食いっぱぐれないのかもしれない。生きてはいけるのかもしれない。でも責任を伴わないアドバイスに触れるたびにより一層不安

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1人でも藤枝のサポーターさんが増えますように!

1人でも藤枝のサポーターさんが増えますように!

昨年に引き続き今年も企画をしてみたところ、それぞれの想いのこもった素敵な文章をたくさん投稿してもらえたのでここにまとめておきます!

書いてくださった皆さん、読んでくださった皆さん本当にありがとうございました!(まだ書いてくれてる人もいるかもしれないので少し間をあけて諸々進めます)🟣

僕はいつだって2番手で

僕はいつだって2番手で

僕はいつだって2番手だった。
「1番手になれない」という意味での2番手だった。

ごく稀に東福岡や筑波といった出身校だけで判断した人に「エリートだ」と勘違いされることがある。ずっと試合にでてきたんだね、と。

全くそんなことはない。中学生のときも高校生のときもトップチームにちゃんと出られるようになったのは3年生からだった。だから当然それまでの3分の2はセカンド以下のチームにいたことになる。大学だっ

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そこにサッカー選手になれる権利があったとして、なぜサッカー選手になったのか?

そこにサッカー選手になれる権利があったとして、なぜサッカー選手になったのか?

これは「なぜサッカー選手を目指したか」という話ではない。サッカー選手になれることが決まったとき「なぜサッカー選手になったのか」という話である。サッカー選手になった(なれた)たった一つの理由なんてものはない。色んな理由がごちゃ混ぜになっているし、僕の場合、「エイっ!」ぐらいのノリに近かった。人間の行動の理由なんてものはすべて後付けだと思う。自分がいいように解釈して見栄えのいい聞こえのいいストーリーを

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J2リーグ 前期を終えて

J2リーグ 前期を終えて

初めてのJ2リーグ。前期の21試合を終えました。クラブとしては8勝4分9敗、勝ち点28の13位で折り返すことになりました。僕はサッカーのことがよくわからないので戦略・戦術方面からは振り返れません。でもカテゴリーが変わったことで出身校の先輩や後輩との対戦、元チームメイトとの対戦が増え、繋がり面からは振り返ることができそうです。J3にいたとき以上に楽しみや悦びが格段に増え、それは僕にとって大きなモチベ

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「教員の友人が多い」ことに関する考察

「教員の友人が多い」ことに関する考察

「類は友を呼ぶ」という言葉がある。その言葉を信じるなら僕は決してサッカー選手に属さない。おそらく「教員」に振り分けられることになるだろう。または何かを「教える」に類いする職業に。

僕には友人が少ない。とても少ない。その少ない友人のうちの多くが「教員」の職についている。ほとんどが教員採用試験をなんなく通過し公務員としてしっかり働いている。これはすごいことだ。面識のある先輩や後輩、お世話になった先生

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かいぶつだーれだ

かいぶつだーれだ

映画「怪物」を観ました。観てきた勢いそのままのフィーリングで感じたことを並べていきたいと思います。

あえて概要やあらすじは事前に調べませんでした。監督:是枝裕和、脚本:坂本裕二、音楽:坂本龍一を絶対的に信頼して、どんなものであれ観たものをそのまま感じてみようの気持ちでした。2時間後にはエンドロールの音楽に耳を澄ませながら、これは映画館で観るべき作品だったなと少し悦に入っていました。

観ている途

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栄養のことはよくわからないけれど

栄養に関する知識が自分の中で体系化されていない。大学で「栄養学」の授業はあったものの、当時は特に必要性を感じておらず知識として蓄積されることはなかった。いまは断片的な情報をいくつか持っているが有機的につながっている感覚が全くない。

最近は試合〜試合のスパンで大枠(五大栄養素的な)を押さえつつ、どれだけ体にいろんなものを入れれるか実験中。これが結構むずかしいのだけれど。

どれだけ頑張っても自分の

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27歳になりました。

27歳になりました。

生きている限り毎年一度だけやってくる 6月7日 は、何歳になっても僕にとって大切な日です。物事の変わり目はいろんなことを考え直すキッカケになるからです。

今年も特に誰かに宣言するような目標や抱負はないけれど、「幸せでありたい」という想いは常に自分の中心にあります。

現段階で、「幸せ」の定義を「好きなこと(読書・映画鑑賞・友人と話す・美味しいものを食べる、珈琲を飲む、など

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西 加奈子 『くもをさがす』 を読んで

西 加奈子 『くもをさがす』 を読んで

西 加奈子さんの「くもをさがす」を読んだ。読んでいる途中、感じたことを形にして残さないといけないという気持ちになった。どれだけ取り除こうとしても、生きることや死ぬことは常に自分のあたまの中で大きな部分を占めている。

西さんの小説をはじめて読んだのは「i」だった。他には「サラバ!」や「夜が明ける」を読んだ。人間の深いところ、核となる部分の感情への洞察が鋭い印象がある。

その西さんが新刊を出したら

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アルコールの記憶と記録

アルコールの記憶と記録

最近気づいたことがある。どうやら僕は「お酒を飲むこと」が好きではないかもしれない。お酒を口にしているときに「これを本当に俺は美味しいと感じて飲んでいるのか?」となるときがある。

でも「酒」という飲み物自体にはとても興味がある。誰かと飲む「お酒の場」もけっこう好きだ。トータルしたらそれはもう「お酒が好き」だと言っていいのかもしれないけれど。

シーズン中は「休みの前日にしか飲まない」と自分に課して

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平均点を目指すのではなく平均80点を目指す

平均点を目指すのではなく平均80点を目指す

POPEYE 5月号「いい仕事ってなんだろう?」を読んだ。読んでいる途中、いまの自分の仕事観、サッカーに対するスタンスをまとめておかなければならないという気持ちになった。

他分野の仕事の人との接点が少ない自分にとってこうゆう企画はとてもありがたい。短い文章の中ではその人の仕事観のすべては表しきれないだろうけど、仕事へのこだわりやスタンスを垣間見ることはできる。

その中でも、フレームビルダーとい

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たとえパンに髪の毛が入っていたとしても

パンに髪の毛が入っていた。正確には練り込まれていたに近い。生地をこねた時に混じってしまったのだろう。

お腹が空いてパン屋さんで珈琲とクロワッサンのホットサンドを注文した。パン好きとはいえ、そんなトリッキーなパンを注文した自分はどうしてしまったんだろう。もっと古典的なパンが好きなはずじゃん。

そんな思考にとらわれながらもパンを食べ進め、残りあと少しというところでほんのり焦げ目のついた髪の毛が表れ

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