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2023振り返り

2023年テーマ「削る」

2023年は「削る」を掲げて過ごしました。全くと言っていいほどテーマに対して向き合えず年の瀬になって強く反省しています。とはいえ、1年前に書いたnoteを読んでまた刺激を受けることもあって、新年の目標設定は達成されずとも人の目に触れさせてたびたび自分で振り返るということが大切だと改めて感じています。

自分のプレーが誰かの1ページになれたとは思わないです。でも、1行ぐらいにはなれたんじゃないかって試合はあったし、その1行は少なからず自分のいくらかを削り出したことから生まれたって自負も持ちたいです。そうやって1行が積み重なればいつか、1ページになっていたみたいなことなのかなとも思います。

初めてのJ2

1年間J2でサッカーしてみて、素直に「楽しかった」です。もちろん結果はよくなかったけど純粋に今はそう思えます。来年の闘いのことも考えなければいけないけどまずは今年の軌跡を綴っておきます。

課題と目標設定

J1昇格・昇格プレーオフ圏内(6位以上)
J3から初めてJ2に昇格してきた僕らは「残留」を掲げるべきだという意見が開幕前にちらほらありました。たしか予想順位も最下位か21位と挙げている方が多かったように思います。それでもクラブや監督は上を目指す目標を定めてくれて僕もより目標高くと気が引き締まりました。50m走でゴールテープを目標にして走るより、ゴールテープのもう少し奥にゴールがあると思って走りきることで最後までスピードが落ちないやつですね。もし残留を掲げていたらあのままズルズルと引き込まれて最終的に中位までは巻き返せなかったんじゃないかと思っています。

取り組みと結果

有酸素トレーニング(LSD)
2022シーズンから藤枝MYFCを見ている方はわかると思いますが、昨季僕はスタメンは多かったけど途中交代でピッチを後にすることも多くて、そこに強く申し訳なさと情けなさを感じていました。DFの途中交代は交代のカードが持ったいないし良いDFとは言えません。昨年は特にビルドアップ時に右肩上がりが多かったので左CB・中央CBよりも走行距離が1km以上多く、これはリーグ的に見ても平均的なDFよりも長くてそこへの対策が足りていませんでした。そこから改善するためにはどうしたらいいかということで練習後の有酸素運動(ジョギング)をはじめました。およそ時速7~8km/hで20〜25分を平日のトレーニングにプラスしました。実際に足を攣ってしまった回数は熊本戦の1試合のみに減り、主観的にも後半になってまだまだ走れるなと感じることが増えました。

1年間継続したあと、シーズン終了後に測った呼吸代謝テストの数値が思いのほかよかったみたいで、まあまあちゃんと取り組んだ人というお褒めの言葉もいただいたので、来年もできる限り続けていきたいなと考えています。また、AT値を実際の値として知れたことも大きくてこれからの指標にもできそうです。

糖質を節約して脂肪を使いたいんじゃ

筋力トレーニング
今年も昨年から継続して週1または週2の筋力トレーニングをシーズンを通して行いました。1年間通して継続的に取り組めはしたけれど、もう少し専門的な知識を入れて来年は望みたいなと思っています。特に来年は体幹的なコアの部分に力を入れていきたいと考えてます。

下の表はフィジカルトレーナーがこれぐらいは最低やってね〜みたいな感じで提示してくれているメニューなのでこれ以外もちょこちょこやっていたけれど、何より記録することで第三者への信頼と継続に対する自分の自信につながるなと思いました。来年も精進。

🏋️

数字

順位:12位(全22クラブ)
出場試合:35試合(スタメン28・ベンチ出場7 / 全42試合)
出場時間:2479分(稼働率66%)
ゴール数:2(一応キャリアハイ)
アシスト数:1アシスト
リーグ最多失点(72失点)

数字は重要そうであまり重要じゃないけど、一つの指標にはなるので置いておきます。また、シーズン終了後に出されるWyscoutのサマリーレポートでもいくつかの項目でJ2のトップ10に入っていたみたいなので、須藤監督の目指すサッカーに数値的にも近づけていけている、少なくとも体現しようとしている証明にもなり、とても嬉しかったです。

僕の場合はボールが相手攻撃選手に入ってしまうとぶが悪いので、いかにそれまでの準備で勝負の下準備ができるかが大事なのでインターセプトが数値にあらわれてくれて嬉しい
求められていることややりたいことが少しずつだけど形になってきてると信じたい
前へ前へボールをつけていくのは意識はしていたけれど実際にこれだけ前につけれている感覚はなかった

その他感じたこと

ブーイング
今年からJ2で闘うようになってJ3では無かった本格的な「ブーイング」を目撃することが増えました。それは試合中に相手サポーターさんが僕らに対してストレスやプレッシャーを与えるものもあれば、僕らが相手チームに勝利したあとに不甲斐ないクラブへ対してゴール裏の挨拶のときにされるものもありました。

それらが個人それぞれで違う意味をもつことはわかります。単純に不満や憎悪の現れのときもあれば、期待の裏返しのときもあるのだろうと思います。あくまで個人的なパーソナルな性格の部分も踏まえた選手側の意見だけれど、もし本当に選手に何かを感じてほしいと思ったとき、僕の場合1番キツいのはずっと信じて待っているよというスタンスです。もしブーイングを受ければ反発するなりなんなりができるけれど、君らを信じて待っているよとされるほうが期待に応えられるまでその重みが増していくので精神的にしんどいなと思いました。特に後期に10試合近く期待に応えられない時期にはそんな感覚がありました。他の選手がどうかはわかりません。ブーイングされた方が燃える、がんばれる選手もいるだろうとは思います。

サッカー選手という尊さ
「プロサッカー選手」というのはたとえお金を払ってもやらせてもらえない職業だなと思うことが増えました。世の中にはさまざまな職業があるけれど、Jリーガーはもしかしたら1億円払うからクラブに入れてくれと言ってもなかなか入れないでしょう。もし万が一入れたとしてもレベルに達していないひとが練習に入ることは邪魔で仕方ないので長くは持たないでしょう。そう思うとやはり誰でも入れない、できない仕事はいいなと思います。

承認欲求と勝負の奴隷
今年も出れない時期があって、でも結局は承認欲求を満たすためには試合に出るしかない、出た試合で勝つことでしか満たされない欲求があるなと感じました。そうゆう意味では勝負の奴隷という言葉はふさわしいような気がします。綺麗ごとも並べたくはなるし実際に並べてもいるけれど、ピッチに入ればやっぱり勝ちたい、活躍したいという気持ちしかないかなって。それがいいことかどうかもまだ判断はつかないけど、これから先それが変わる気配もなさそうで、とりあえずここら辺は経過をみていきたいです。

2023シーズン完


来年もまたここでたくさん写真撮れたらいいな!

もっと、たくさんの、本が読みたいです!