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Kakao PayのIPOについて
前回KakaoBankのIPOについて書いてから少し時間があいてしまいました。
今回は2021年11月3日に韓国で上場したKakao Payについて書いてみます。IPOサイズは公開価格ベースで約1.2兆円というこちらも特大サイズです。
Kakao Pay IPOの概要Kakao Payとは?
事業モデル
バリュエーション
公開株価は39千ウォンでしたが、初値はこれより38%高い53.7千
約50億円のエクイティ資金調達をしたKyashシリーズDのリアル
※ こちらの記事はおかげ様で大変好評を頂いておりましたが、退職に伴い非公開とさせて頂いております。個別にご連絡頂ければ、Kyashとの守秘義務に抵触しない範囲で私の経験値は社会に還元していきたいと思っております。
Fintech系スタートアップのKyashで取締役CFOとして担当したシリーズD資金調達の振り返りを主に以下のようなトピックでまとめていました。
振り返り①:投資家層の転換
振り返
カカオバンクとカカオペイのIPO
韓国カカオの「フィンテック兄弟」が昨年、相次いで大型上場しました。
KakaoBankは2021年8月6日、Kakao Payは2021年11月3日にそれぞれ上場しています。IPOサイズは公開価格ベースでそれぞれ約1.8兆円、約1.2兆円。人口が日本の半分くらいしかいない韓国で、一つの企業グループからこれだけの規模のIPOが相次いで出てくるというのは驚異的だと思います。
韓国のAmazonと言
ブラジルNubankのForm F-1(目論見書)より
今日は南米最大のFintechであり、世界でもデジタルバンク界隈の先端を走るNubankの米国IPOについて書いてみます。
なぜNubankのIPOが注目を集めているか?報道によれば、Nubankは2021年10月末に米国でIPO申請しました。(SECへのForm F-1提出日は11月1日。)
上場のサイズはなんと500億ドル(5兆円)規模。これは日本の金融機関でいえばみずほフィナンシャルグル
10年前に知りたかったお金の話
MBA留学をきっかけに、商社から金融業界に転じてもうすぐ6年。お金まわりのリテラシーは飛躍的に高まったと思います。
思い返せば20代の頃は、貯めたお金はただ銀行口座に寝かしておく以外にアイディアがありませんでした。
そんな自分がお金のリテラシーに目覚めるきっかけはMBA留学でした。ファイナンスの授業での学びはもちろんですが、それより何より、自分自身が巨額の借金を抱えたことが大きな原因です。