【祝・YouTube1億回再生突破】 なぜ僕たちは、スピッツの”ロビンソン”を求め続けるのか
《誰も触われない 二人だけの国 君の手を離さぬように/大きな力で 空に浮かべたら ルララ 宇宙の風に乗る》
スピッツの最大のヒット曲にして、エバーグリーンな輝きを放ち続けるの至上のロックナンバー。
スピッツの楽曲には、音楽の教科書に掲載されるほどにポップでキャッチーなメロディが光っている。しかし、そこで歌われる主題は、必ずしも、ささやかな日常だけではない。
国民的ロックバンドとしての地位と名声を得ながらも、彼らは、根源的な「死」や、生々しい「性」といったテーマから目を逸らすことはしなかった。
そして、巷に溢れているような生温い綺麗事や身勝手なフィクションを、「現実」と「ファンタジー」という二重のフィルターを通して、鋭く批評し続けてきた。
そう、スピッツは、J-POPシーンを主戦場としながらも、「ロック」の生き様、その正当性を果敢に証明し続けてきてくれたバンドなのだ。
彼らの存在、楽曲が、後進のロックバンドに、そして僕たちに、どれだけの希望を与えたか。その影響の大きさは、もはや計り知ることはできない。
※本テキストは、「【永久保存版】 僕たちを「次の時代」に導いた平成の邦楽30曲」の一部を抜粋・再編集したものです。
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