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#郷土玩具
津屋崎人形のごん太が本の表紙です
津屋崎人形のごん太が表紙の「郷土玩具ざんまい」が淡交社より出版されました。
著者は福岡にある郷土玩具店「山響屋」店主の瀬川さんです。
歴史のある郷土玩具から新進気鋭の作家の作品まで、現代の文化にも親しむ瀬川さんの視点から紹介する本となっております。
年末年始に穏やかな郷土玩具の世界にゆっくりと浸かっていただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
教育現場における、伝統工芸や郷土玩具の可能性
当初感じた違和感私は、毎年1回、地元の中学校に出向き、3年生に人形の絵付け体験授業をしている。
最初に絵付けの方法を教えて、後は自由にやってもらうというもの。
ベーシックな塗り方は説明するものの、自由を大前提にしているため、出来上がる作品は様々だ。私も美術の先生も生徒の手助けはしないため、自力で塗ることになる。
数年前、初めて授業に出た際、すごく違和感を感じた。
ちょっとでも塗りが難しいと感
古民家の可能性は測りしれない。
最近は古民家が改築されたカフェやレストランが増えたなぁという印象を受ける。
新品なおしゃれなカフェがたくさんあるのに、なぜ古民家のカフェが流行るのか。
それは古民家カフェがおしゃれと安心感という、相反しそうな2点をうまく両立させているからだ。
個人的にこの2点の両立はすごくいいと思う。
まず、これからの少子高齢化の中で、古民家カフェは、高齢層も若年層も取り込む可能性がある。さらに外国人観光
エルメスに学ぶ、価格の考え方#2
前回では、私がエルメスの職人に直接質問したことと、いただいた返答について説明した。
ここでは、それを自分の仕事に置き換えて、考えたことをお話しする。
その後、ジワジワと私が考えたことは
「ウチの人形、もう少し値上げすべきかもなぁ」ということだ。
一例として、トップの写真にしている、鳥の笛の人形を見ていだきたい。
モマ笛という、ふくろうの笛で、後ろに吹き口があり、吹くとホーと音がする。
当然しっ
エルメスに学ぶ、価格の考え方#1
平成29年に「エルメスのてしごと」展というイベントが博多駅で行われた。
これはエルメスの様々なジャンルの職人の手仕事を目の前で見学しつつ、職人に質問などもできるというイベントだ。
もちろん私は、超高級エルメス一味など保有したことないし、今後も保有する予定(予算)はない。
しかし、世界有数の高付加価値ブランドのものづくりが直接見れて、質問もできるという機会は、滅多とない。
実際見に行って数年