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学校教育に関するあれこれ

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2021年9月の記事一覧

主体的に学習に取り組む態度って?どうやって見取る?

主体的に学習に取り組む態度って?どうやって見取る?

※できるだけ簡潔になるよう、要点を絞りつつ、わかりやすく書こうと試みています。
※どちらかというと、教育関係者向きです。

 「主体的に学習に取り組む態度」…言葉としては定着してきていると思いますが、実際、評価するとなると、どのようにしたらよいか、という声を多数耳にします。

 できるだけわかりやすく、かつ正確に書いてみようと、チャレンジしてみます。

1 主体的に学習に取り組む態度って?
 小学

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児童期の経験について少し考えてみました その2 ~学校での自己選択・自己決定~

児童期の経験について少し考えてみました その2 ~学校での自己選択・自己決定~

 前回記事「児童期の経験について少し考えてみました~不登校のメリット・デメリットもふまえて~」をまとめた後、関連付いて書きたくなったことが出てきたので、思うがまま(誰かから聞いたことや書籍等から学んだことも含め)書き連ねていきます。

 不登校児童・生徒が増加傾向というのは、様々なニュース等でご存じかと思います。今回は、子どもたち一人一人の状況やどのようにすべきか、という論点ではなく、不登校が生じ

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児童期の経験について少し考えてみました~不登校のメリット・デメリットもふまえて~

児童期の経験について少し考えてみました~不登校のメリット・デメリットもふまえて~

※個人に対しての批判等はありません
※思いつき雑感です

最近考えるきっかけをくれました、「少年革命家」としてYouTuber活動をされている「ゆたぼん」さん(くん?)。
数年前からメディアで話題にされることがちらほら。小学生ですが、不登校であることを公言し、YouTube等を通して様々な発信をしています。

また、多くの人々がこのことについて言及されています。父親の姿勢等も含めて、批判的な意見も

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席を立ってうろうろしてしまう子どもへの考え方&支援@小学校

席を立ってうろうろしてしまう子どもへの考え方&支援@小学校

※いわゆるADHD傾向の子ども向けの支援です。
※忙しくて本を読んだり、研修会に出たりする時間がない、もしくは、いろいろな本を読んだり聞いたりしたけど、具体的にどうしていいか分からない…という方に、是非読んでいただければと思います。

0.はじめに発達障害の可能性があるとされる児童生徒の割合は6.5%といわれています(2012年文部科学省公表)。30人学級ならば1~2人といったところですが、約10

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