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結局「はじめての歌舞伎」は何を選んだらいいのか問題~歌舞伎初心者におすすめの演目~
「結局、歌舞伎初心者はどの作品から入ればいいんですか!」
永遠の問題です
これがミュージカルだったら「劇団四季のディズニー作品とかは?『アラジン』は舞台もスゴイよ!」て勧められるし、劇団☆新感線だったら「まずは『髑髏城の七人』!!好きな役者が出てるバージョンで!」と、DVD渡しながら言うし、女王蜂だったら「『金星』とか『火炎』かな!」て胸張って言える、けど
正直上記3つは、ネットでキーワード検
女王蜂15周年記念単独公演「正正正」~15年のその先へ
4月20日、女王蜂のデビュー15周年を記念した単独公演が開催された。
場所は国立代々木競技場 第一体育館。
私が初めて行ったライブが4年前のNHKホール(3,600席)なので、「12,000席完売」という成長ぶりには恐ろしさすら感じさせる。
もちろん私を含めた観客の熱気は、夏を感じさせる強い日差しに負けないくらい熱い。
そんな気合の入ったライブを、私は前から1桁列目のドセンから見届けてしまった。
イマジネーションを信じているか〜ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」
先日、ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」を観劇しました。
この作品と言えば、ティム・バートンによる映画ですが、こちらはあのキッチュな世界観ではなく、子どもも楽しめるポップなファンタジーでした。それに一役買っているのが、ビジュアル公開時から話題になっていた、増田セバスチャンさんのアートディレクション。カラフルでキュートなデザインが本当に素敵!夢と不思議が詰まったウォンカの工場にぴったりで
傾聴を望んだ子どもたちとそれを拒否した大人たち〜スクール・オブ・ロック/桜の園
今月心に残ったのは新作2本、ミュージカ「スクール・オブ・ロック」とPARCOの「桜の園」でした。
ミュージカル「スクール・オブ・ロック」
2020年の公演中止から3年を経て、ようやく上演できた作品。もとは同名の映画で、音楽は(実は)アンドリュー・ロイド=ウェバー。私立の子どもたちが、元バンドメンバーでロックを愛するダメ男・デューイにより、ロックバンドを結成するお話。
ブリリアということで音響
歌舞伎の世界を支えるエロス〜2月観劇記録
2月は歌舞伎座で「三人吉三」、木ノ下歌舞伎で「桜姫東文章」と、歌舞伎を代表する二大劇作家、河竹黙阿弥と鶴屋南北、それぞれの代表作を観劇できました。
片方はあまり上演されない幕を上演、もう片方は古典作品の再構築と、舞台の趣向は異なりましたが、2作続けて観た(マチソワ)ことで、歌舞伎の世界を支える”エロス”の奥深さに気づけました。
「桜姫〜」は、桜姫の没落と恋模様を描いた破天荒な作品。2年前の歌舞