仕事のパートナーが無能でイライラする どうすればいい? 後編
こんにちは、アドバイザーのこうたです。
今回は解決編になります。
簡単に要約すると、同僚のパートナーが何度言っても改善しない。
改善を促すといじけてしまい、上司からは言葉が冷たいと指摘される。
1.まずはクライアントのことを第一に考える
私が代表として以前行ったことは、あえて失敗させて痛い目を見させるというものでした。
ただこれは、Bくんのミスは友人のミスにも繋がってしまうのと、今回の件だとクライアントに迷惑がかかってしまっています。
本件の大きな問題は、クライアントに迷惑がかかっていること。
どれだけBくんが悪くとも、会社の一員として友人もなんとかしなければいけない立場にあります。
だから自分が我慢して尻拭いをすればいいなんて考えも、担当営業としてあってはならない判断です。
私は恩をとても大切にしているので、おそらく友人の立場であればクライアントに申し訳ない気持ちで怒っていることでしょう。
とはいえ、クライアントが関わらない場面で同様に困っている人もいると思いますので、あくまで本件のような場合はでご認識ください。
2.Bくんが無能だと周りは知っていますか?
私は様々な職場を転々としていましたが、どうしようもない人というのは、全スタッフにどうしようもない認識を持たれています。
「あいつに頼るのはやめときな」
「あいつは口だけだよね」
「いなくなってほしい」
本人に言わないだけで、だいぶ辛辣でした。
良い評価は一つもありません。
本当に無能な人は、全員が共通認識を持っているものです。
逆に自分だけが無能だと思っていた場合は、相性が悪いのか、あなたに問題があるのかもしれません。
いつも部下を「無能だ無能だ」と言っている上司が無能だ、みたいな感じですね。
無能をどうにかするのは上司の役目です。
同僚ではありません。
今回の件で言うのであれば、いじけてしまったBくんを見て言葉が冷たいと指摘した上司に問題があります。
結局それは、Bくんのモチベーションが下がることを恐れているだけで、問題を友人に丸投げしているようなものだからです。
全員がBくんに対して困っているのであれば、チームの足を引っ張っているわけです。
上司が不和の解消に努めなければなりませんよね。
同僚が不和の解消を実行すると、無視や嫌がらせといったイジメに発展してしまいますから。
3.結局は報告と相談
まず前提として、会社はきちんと評価を下しています。
あなたが有能であればそれなりの評価をしていますし、パートナーが無能なら低い評価を与えています。
自分以外に迷惑がかかっていないのであれば、そういう割り切り方をするのも一つの方法です。
とはいえそれは、直接見ている上司が有能であればという前提もありますが。
では具体的にどうすればいいのかというと、やはりホウ・レン・ソウです。
Bくんが業務を怠ったことで、クライアントからご指摘を受けた。
直近で3回もしており、同僚の私から言っても聞く耳を持たない。
このままではクライアントに迷惑をかけ続けることになり、会社としても関係悪化に繋がりかねない。
重要なのはチクるのではなく、どうすればいいか? という相談ベースで上司に報告すること。
もし直属の上司が聞く耳を持たなければ、さらにその上に直接進言してもいいと思います。
同僚が相手であっても、部下であれば業務上の相談の権利を持っているのですから。
仕事では感情的になった時点で負けますので、冷静に相談をするというスタンスを意識してください。
4.本当の無能は存外少ない
お世話になった職場の上司が、「あいつは仕事が遅い(できない)」と怒っているのを頻繁に耳にしていました。
しかし私からすると、ちょっとしたボタンの掛け違いで効率が悪くなっているように見えることも多々ありました。
本人と話しても、なんとかしたいという気持ちは強いのにどうにもならないと悩んでいるのです。
上司に悩みを打ち明けられず、よくないと理解しながらも現状維持にならざるを得ないんですね。
トップになれるかどうかは本人の行動や思考が全てでも、スタート地点に立てるかどうかは上司の存在が大きいと思っています。
誰だって最初は何も知らないわけで、コツに気づけるか気づけないかは本人の力量になってしまいますから。
気づけるか気づけないかだけで差がつくなんて、もったいないと思いませんか?
今回のBくんや、自分は仕事ができると勘違いしている人はともかく、本当は悩んでいて相談したいと思っているのかもしれません。
イライラする前に、相手がどういう状況なのかを把握してから考えてみることをお勧めします。
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