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作品と過程と

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創作者としての 作品とできるまでの過程のまとめ
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#脚本

本性が出るのは悪か

本性が出るのは悪か

よく車を運転すると人が変わる 人がいますよね
普段は大人しいのに ハンドルを持つと
ブンブンドケドケーージャマダージャマダーと
雄叫びを上げる彼ら
私も
これが素顔なの??と目を疑ってしまいますが
その素顔が見える事を悪く感じてしまう
悪く言われてしまう
そんな風潮の中で生きている気がしますが
改めて考えてら本当にそれって悪い事なの??
と疑問に思ったのでちょっと調べてみました

車に乗ると性格が

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自分の影と向き合う

自分の影と向き合う

最近ペルソナという言葉を意識するようになった
ユング哲学に出てくる「仮面」の意味
状況によって周囲へ適応するために
内面を一部を抑圧し、見せたい自分を表に出すこと

それに並ぶように
「シャドウ」という言葉もユング哲学では重要だそうだ

シャドウとは文字通り影
人はペルソナを形成するときに
一部の自分の可能性を切り捨てる
その切り捨てた可能性が「影」となって
自分の背後を付きまとうそうだ

言葉だ

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「偽善者」て使うことある??

「偽善者」て使うことある??

“偽善者“という言葉を目にすることがあります
「私こんな良い事をしました」というネットの書き込みに対して
「それは偽善だ!」という指摘の文脈で見ることが多いのですが
そもそも、これは何を指摘している言葉なのかが
わからない時がある 

ドラマやアニメなどでも
「この偽善者め!!」なんてセリフが飛び交ったりしている
私自身もよく言われる
家族や友人から、もちろん冗談でだが
それもあってか「偽善てなん

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「叱る」をする為の発電所

「叱る」をする為の発電所

社会人になって6年目に差し掛かっています
わかっているけどもう新人ではない
後輩が沢山できて、
なんなら人事として新入社員のお手本になり指導をしていかないと立場に

後輩たちと接する中で
一番頭を悩ませるのは後輩に注意をするとき
小さなミスを指摘するぐらいならいいのだが
大きな問題が起こった時、彼らにどんな言葉を伝えるか、、、
とても、、、、悩む

あまり感情的にならない性格なので
怒鳴ったり、声

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「狂える神、狂う人」④

「狂える神、狂う人」④

誠はまた、その時に起こった事を淡々と話し出した

女性はフラついた足取りで帰路についていた
誠は女性に気づかれないように距離をとって“ストーキング“を続けた
ただ、その女性は歩くのに精一杯で周囲に気を配る余裕はなさそうだ
「家まで送りますよ」そんな一言を掛けられればいいのだけど
断られたら自分は、自分の家の方へ踵を返すしかなくなる
そんないらない思案が次々と頭の中を通り過ぎていく
バタン
余計なこ

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さよならジョーンズ

さよならジョーンズ

幼い頃から冒険物が好きだった
絵本でも、アニメでも
主人公が広い世界を旅し強大な敵と戦う
でも、私の好きな主人公像は決して強くなくてもいい
小粋に敵の攻撃をかわし、時々かわしきれずに顔面で受ける
幸運に見舞われコミカルに敵を倒すそんな主人公が好きだった
いや進行形で、今でも好きになるのはそんな主人公像だ

小学校1、2年生ぐらいの時から断片的に記憶に残っている作品があった
めちゃくちゃに怖くてでも

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「狂える神、狂う人」③

「狂える神、狂う人」③

誠が犯した過ちを聞き出し
それをネタに、毎日の押しかけ居座り訪問を辞めさせられるかもしれない
「ほら、神様ですらこんな事してるんだから、お前が何かをしでかすなんて
大した事じゃなんだよ」
誠は何か考え事をしているようだった
「確かにそうだよなー。俺は星座にはならないもんなー」
そこかよ
引き続き悩んでいる様子の誠
ここまで話してまだボロを出さない
なんだコイツは何をそんなに考えている
もしかして、

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就活 演劇か仕事か

就活 演劇か仕事か

ベルメモアの活動のきっかけにもなりました
今でも年に一度、胸が痛くなることがあります

大学生、高校生が卒業のタイミングで「仕事か演劇か」を迫られる事です

自分の帰属ジャンルとして演劇をあげているけれど
それは、他のジャンルでも、音楽、絵画、ダンスなどでも言えることで
もしかしたらスポーツでも同じなのかもしれなくて

なぜ、どちらかを選ばないといけないのか

自分で踏ん切りをつけているのならいい

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[エッセイ]無限のカフェを一人歩き

[エッセイ]無限のカフェを一人歩き

よく勉強や執筆のために近くのカフェに行く
ただ、昔から注意力が散漫な方で、すぐ集中力が切れ別の事を考えてしまう

よく、やってしまうのが
今この場所にいる人たちは何を目的に来ているかを考えてしまうことだ

待ち合わせ、息抜き、時間潰し、雑談、デート、仕事に勉強
このカフェにる30〜40人は何をしにきているのか
ざっくりとした妄想をすることだ

例えば、目の前にいるの男女は、大学2.3年生のカップル

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穴の空いた靴下とあなたは

穴の空いた靴下とあなたは

この子に別れを告げる時がきた。
くるぶし丈の白い靴下。
真っ赤なハートの刺繍がワンポイントで入っている。
大学4年生の時に到来したスニーカーブームがきっかけで買ったものだ。
スニーカーの上からのぞくハートが可愛いらしく、
ファッションにあまりお金をかけられなかった
当時の私にとってのささやかなオシャレだった。

でも、社会人になると履く機会が少なくなる。
平日は仕事ではパンプスにストッキングだし、

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[短編]テーマ課題「狂わす神、狂う人」①

[短編]テーマ課題「狂わす神、狂う人」①

テーマ おうし座、事務所、狂人

「なぁ、神様って信じる?」
人の部屋に上がり込みダラダラとスマホ弄っていた誠が突然の話題を
切り出す
「え?なに急に?なんか…誘われている」
誠のことだ。ありえない事ではない。知り合いに中でビジネスの話や
ツボをかわそうとしてくる人がいるとしたら、間違いなくこいつだ
気づかれない程度に警戒をする
「いや、そういうんじゃなくて」
「びっくりした。その切り出し方やめろ

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[短編]テーマ課題「狂える神、狂う人」②

[短編]テーマ課題「狂える神、狂う人」②

「女好きの神様がいるんだよ」
「女好き…?」
この数分で何回表情を変えるんだ
「神様がですか…」誠はどこから出したのか分からない声で聞き返した
「なんで敬語なんだよ」
「それは…女神様を…口説きまくる…的な?」
「それもだけど、人間を拐ったりするんだよ」
「え、やば…」あからさまに引いている
「それも方法が凄いんだよ」
「クロロホルムとか使うの?」
「刑事ドラマじゃないんだよ。それにあれって5分く

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