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某霞が関(数年)→某コンサル(数年)。 政治と経済、企業の戦略・組織・文化、金融・エネ…

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某霞が関(数年)→某コンサル(数年)。 政治と経済、企業の戦略・組織・文化、金融・エネルギー、クラシック音楽についてアウトプットします。

記事一覧

読書記録「amazon 世界最先端の戦略がわかる」

成毛氏の掲題書籍を読んだ。少し前 (2018年)で、amazonはその後も進化sているが、著者らしい簡潔・明快な切り口・語り口でこの帝国を分析している (著者もローマ帝国にな…

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2年前
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読書記録「[実践]ストーリーテリング」

ビジネスのみならず、すべての人間の活動はコミュニケーションを土台にする。その効果を高めるためのポイントがうまく説明された良書であり、おすすめ。 ストーリーには、…

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2年前
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読書記録「コンサルティングの極意」

ATカーニーの岸田さんの「コンサルティングの極意」を読んだ。 副題がTrusted Advisorで、これは多くのファームで目指すべきとされているコンサルタント像である。 「聞く…

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2年前

アフターコロナの生存戦略/バズる書き方/黄金のアウトプット術

成毛眞さんの著書を3冊読んだ。すべて、簡潔かつ力強い言い回しで、読者に行動の変革を迫る。 「アフターコロナの生存戦略」では、著者が「2040年の未来予測」でも説明し…

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2年前

社会人スキルの基本

4月は新社会人が入るシーズンです。新社会人のスキルについて考えることがあり、以下の本を読んでみた。全体的に端的にまとめられており、良い本で、これを実践することが…

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3年前
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どう伝えるか (世界最高の話し方)

効果的なコミュニケーションは何かについて最近考えることがあり、「世界最高の話し方」という本を読んだ。良い本だった。 印象を残す ・会話の内容は忘れても、「印象・…

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3年前
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道を究めること(芸術とコンサル)

最近、とある劇を見た。昔、よくテレビで見かけていた女優さん(今では相当ご高齢)が主演の、生と死を考えさせる劇だった。観劇は久しぶりで、そもそもコロナ禍になってか…

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3年前
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すごい心理学/もっとすごい心理学

「世界最先端の研究が教えるすごい心理学」、「世界最先端の研究が教えるもっとすごい心理学」を読んだ。ネタ帳であり、ビジネス向けに何らか体系立てて説明したもの、では…

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3年前

起業の天才、リクルートのDNAと昭和・平成史

大西康之の「起業の天才」を読んだ。長いが一気に読ませる。昭和・平成史を語る上では必読だ。 リクルートを創業した江副浩正は、リクルート事件で最も知られる。リクルー…

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3年前

Lifehack:カレールーもダイバーシティ

以下のサイトに触発されて、家カレーを極めようと思った。 https://rocketnews24.com/2021/01/30/1455355/ さすがに43種類は集めるのは難しいので、家の近くのスーパーで…

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3年前
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自分の潜在力の活用の仕方

「降りてくる思考法」を読んだ。 テクニック自体は他でもよく言われていることだが、「無意識を大事にする」、「そのために意識する際は狭く・小さく考える」という全体の…

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3年前
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読書記録「2040年の未来予測」

成毛眞氏の「2040年の未来予測」を読んだ。良い本だった。 著者の博識、というか情報収集能力と整理力は卓越している。大きく、技術・経済・衣食住・天災に分けて解説して…

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3年前
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「新しいNHK」への改革

土曜日はチコちゃんに叱られている。そのままテレビをつけていると、掲題のような番組が始まった。 会長が女性アナウンサーと30分、NHKがどうなっていくか話していく、と…

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3年前

KPIマネジメントと、コロナ政策が空気で決まること

戦略は、立案も難しいが、実行し、結果を出していくのも難しい。中尾隆一郎氏の「最高の結果を出すKPIマネジメント」を読んだ。良い本でした。 ・KPIとは、「事業成功の鍵…

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3年前
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企業の戦略、日本の戦略、個人の戦略

BCGの元パートナーの菅野寛氏が書いた「全社戦略がわかる」という本を読んだ。理論と実践がわかりやすくブレンドされた大変良い本だった。 全社戦略と個別事業の戦略は違…

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3年前

図体の大きさと身軽さ

オリエンタルラジオ(中田・藤森)が昨年末で吉本を「卒業」したことが話題になっていた。 中田敦彦のyoutube大学は最近まで見たことがなかったが、その圧倒的なレベルの…

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3年前

読書記録「amazon 世界最先端の戦略がわかる」

成毛氏の掲題書籍を読んだ。少し前 (2018年)で、amazonはその後も進化sているが、著者らしい簡潔・明快な切り口・語り口でこの帝国を分析している (著者もローマ帝国になぞらえている)。10年後 (いや10年をまたずとも) 経営戦略の教科書に載るだろう、と言っている。このような戦略を取れる会社はごく限られていると思うが。

amazonの特色は、CCC (Cash Conversion Cyc

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読書記録「[実践]ストーリーテリング」

ビジネスのみならず、すべての人間の活動はコミュニケーションを土台にする。その効果を高めるためのポイントがうまく説明された良書であり、おすすめ。

ストーリーには、「心」がある。感情と想いがある
ストーリーには、「リズム」がある。テンポと抑揚がある
ストーリーには、「イメージ」がある。景色と意味がある
ストーリーには、「世界観」がある。価値と特徴がある。

超級は、「説得」でもなく「納得」でもなく、

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読書記録「コンサルティングの極意」

ATカーニーの岸田さんの「コンサルティングの極意」を読んだ。
副題がTrusted Advisorで、これは多くのファームで目指すべきとされているコンサルタント像である。

「聞く力」、「献身力」、「先見力」、「突破力」、「巻き込み力」、「共創力」、「好奇心」、「歴史観」、「忘れる力」、「恋愛力」がコンサルタントとして重要な力、と言っている。MECE感や構造化的にコンサルタント的には突っ込みが入り

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アフターコロナの生存戦略/バズる書き方/黄金のアウトプット術

成毛眞さんの著書を3冊読んだ。すべて、簡潔かつ力強い言い回しで、読者に行動の変革を迫る。

「アフターコロナの生存戦略」では、著者が「2040年の未来予測」でも説明していた、危機があるところにはチャンスがある、ということが強調されている。著者の筆の走るままに徒然に書かれている印象だが、書いてある内容はパンチがある。
・第1章では、今後の経済を考える視点として、日本全体・東京で考えてもしかたがなく、

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社会人スキルの基本

4月は新社会人が入るシーズンです。新社会人のスキルについて考えることがあり、以下の本を読んでみた。全体的に端的にまとめられており、良い本で、これを実践することが、新社会人(いや、社会人全体)は良いのでは、と思った。なかなか血肉化できていないし、また血肉化したとしても、高みを目指していくことは永遠のプロセスだと思う。

まず、以下の枠組みはバリューチェーン的にきれいにまとまっていてよい。
・マインド

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どう伝えるか (世界最高の話し方)

効果的なコミュニケーションは何かについて最近考えることがあり、「世界最高の話し方」という本を読んだ。良い本だった。

印象を残す
・会話の内容は忘れても、「印象・気持ち」はずっと残る
・話すときは相手の目を見る
・目と耳を動かす
・五感に訴えかける

そのためにオーラを手に入れることを目指す、そのためには自信があるよう演じる
・自信があるフリをする → 伝わることにより自信が出る、の好循環を回せる

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道を究めること(芸術とコンサル)

最近、とある劇を見た。昔、よくテレビで見かけていた女優さん(今では相当ご高齢)が主演の、生と死を考えさせる劇だった。観劇は久しぶりで、そもそもコロナ禍になってから、生の人間のパフォーマンスを観る・聞くこともなかったが、役者さんたちを見て、この人たちはプロであり、演劇が好きなんだな、だと思った。
演劇と言えば、この方のNoteが注目されている。この方も、若い時に演劇を見てそれに命を救われ、制作という

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すごい心理学/もっとすごい心理学

「世界最先端の研究が教えるすごい心理学」、「世界最先端の研究が教えるもっとすごい心理学」を読んだ。ネタ帳であり、ビジネス向けに何らか体系立てて説明したもの、ではなく、どこかで聞いた話も多かったが、興味深かった点は以下のとおり。

人のパフォーマンスや認識は、主観・環境に大きく左右される
・自分が払った料金により、料理・飲み物のおいしさは変わって感じる
・思い込みで頭もよくなる(高いドリンクを飲めば

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起業の天才、リクルートのDNAと昭和・平成史

大西康之の「起業の天才」を読んだ。長いが一気に読ませる。昭和・平成史を語る上では必読だ。

リクルートを創業した江副浩正は、リクルート事件で最も知られる。リクルート社のHPにも、名前が掲載されていない、黒歴史扱いだ。
一方で、日本株式会社の人事部として戦後の硬直した採用制度・人事制度に風穴を開けるとともに、製造業中心の日本社会の中、土光敏夫に「虚業」と揶揄されながら、情報・データの重要性に目を付け

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Lifehack:カレールーもダイバーシティ

以下のサイトに触発されて、家カレーを極めようと思った。

https://rocketnews24.com/2021/01/30/1455355/

さすがに43種類は集めるのは難しいので、家の近くのスーパーで集めた9種類を使用。

<大まかなレシピ>
・ヘルシオ・ホットクックの「無水カレー」レシピを使用
 -トマトの替わりにトマト缶×2
  -規定レシピの2倍の分量(セロリ2個、玉ねぎ4個、鶏

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自分の潜在力の活用の仕方

「降りてくる思考法」を読んだ。

テクニック自体は他でもよく言われていることだが、「無意識を大事にする」、「そのために意識する際は狭く・小さく考える」という全体の大きな考え方は有用だと思った。また、さすがクリエイティブの世界に長くいらっしゃるだけあり、例は面白い。

以下は実際のテクニックの主なもの。
1.変える =>通常ではあり得ない組み合わせの視点
・場所 => スキードバイ、南船橋のザウス、

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読書記録「2040年の未来予測」

成毛眞氏の「2040年の未来予測」を読んだ。良い本だった。

著者の博識、というか情報収集能力と整理力は卓越している。大きく、技術・経済・衣食住・天災に分けて解説している。

技術は世界を変える。100年前、アインシュタインは船旅でフランスから40日かけて来日、船旅の途中で体調を崩すもたまたま乗り合わせた医師の診療を受けて回復、京都から東京まで12時間かけて移動、数千人に対して講演をした。100年

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「新しいNHK」への改革

土曜日はチコちゃんに叱られている。そのままテレビをつけていると、掲題のような番組が始まった。

会長が女性アナウンサーと30分、NHKがどうなっていくか話していく、という極めてNHKらしい内容。まったく面白くない。「xxxにxxx億円投資します」、「xxxでxxx億円の経費削減をします」、「事業収入をxxx億円増やしました」とかって、誰への訴求ですか。会長が自分の机の上に「No Excuse」とい

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KPIマネジメントと、コロナ政策が空気で決まること

戦略は、立案も難しいが、実行し、結果を出していくのも難しい。中尾隆一郎氏の「最高の結果を出すKPIマネジメント」を読んだ。良い本でした。

・KPIとは、「事業成功の鍵」となる「数値目標」
 - KGIをサポートするもの
 - 信号に例えられる(先行指標、シンプル、行動が変わる、みんなが理解している)
 - ボトルネック、一番弱いところ (KSF) に効くべき (ザ・ゴールの「制約条件理論」)
 

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企業の戦略、日本の戦略、個人の戦略

BCGの元パートナーの菅野寛氏が書いた「全社戦略がわかる」という本を読んだ。理論と実践がわかりやすくブレンドされた大変良い本だった。

全社戦略と個別事業の戦略は違う。求められるスキルもまったく違う。個別事業をうまく動かせた人が全社をうまく動かせるとは全く限らない。CEOが事業部長の仕事をするのは例外時以外は全体最適ではない。

PPMが一世を風靡したのは、事業を「シェア」と「市場成長性」という切

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図体の大きさと身軽さ

オリエンタルラジオ(中田・藤森)が昨年末で吉本を「卒業」したことが話題になっていた。

中田敦彦のyoutube大学は最近まで見たことがなかったが、その圧倒的なレベルの高さに驚いた。アウトプットの教科書だ。ホワイトボードに要点が簡潔に書いてあり、45分、ノンストップで話続ける。無駄がない。
「公明党・創価学会」を見て、衝撃を受けた。あふれんばかりの伝えたい内容、的確な比喩・ワーディング (南無阿弥

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