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こころ

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ひとのこころ、見つめてみます。自分のこころから、誰かのこころへ。こころからこころへ伝わるものがあり、こころにあるものが、その人をつくり、世界をつくる。そんな素朴な思いに胸を躍らせ…
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2022年3月の記事一覧

理論と実践と地域猫

理論と実践と地域猫

地域猫という問題に関心をもつようになった。猫を保護し、公園などに住まわせるということについては、近隣住民の理解が必要である。猫が来て土地を汚したり、うるさかったりすると、やはり近くの人には迷惑である。
 
だからといって、無闇に殺すようなことはできなくなっているから、地域で猫を保護するということは、近くの人々に申し訳ないことでもあるのだ。
 
「殺処分」という言葉を私は好まない。野生の動物が「処分

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平家物語にハマっている

平家物語にハマっている

アニメーションが、今年1月から放映されている。幸い福岡の地上波テレビでも放送され、欠かさず見ている。もちろん、日本の古典文学と言えるあの『平家物語』であるが、語り手たる架空のキャラクターを入れて、巧妙なアレンジを呈している。
 
語り手は「びわ」と呼ばれるようになった、琵琶弾きの少女。平家の武士に父を殺されるが、清盛の長男の平重盛に拾われて平氏と共に暮らすようになる。母を探す目的もあったが、平家の

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『神様2011』(川上弘美・講談社)

『神様2011』(川上弘美・講談社)

小川洋子さんが、毎週1冊の本を紹介する、FMラジオの「パナソニック メロディアス ライブラリー」で、次週扱うという予告を聞いて注文したのが日曜日。月曜日に届き、火曜日に読み始め、読み終わった。なんといい時代なのだろう。
 
番組で取り上げることになるのは、3月11日直前の放送日だからだというが、このタイトルに付く「2011」は、もちろんその東日本大震災のことを意味している。しかも、福島の放射能漏れ

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「私たちと一緒に その先の光を見に行こう。」

「私たちと一緒に その先の光を見に行こう。」

コロナ禍での受験は、まことに歯を食いしばるような営みだった。もともと受験勉強というものはストイックなイメージがあるが、束縛の大きさから考えても、全くゆとりのない生活を強いられていた受験生である。
 
兵庫県立大学の広報チームが教えてくれた。受験生へのエールである。最初の言葉は、そこで呼びかけられたものである。

https://www.u-hyogo.ac.jp/message2021/index

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『遺体』(石井光太/新潮文庫)

『遺体』(石井光太/新潮文庫)

2011年10月に発行されたものの文庫版が、2014年に発行されている。
 
東日本大震災の後間もなく取材に入り、関係者と接触する。東北に特に関係があるのでもない。著者は、いわばルポライターである。現場での取材をモットーとして、報道されない人間の真実に近づいて描こうとする。東日本大震災は大きな課題となった。だがもちろん、それは自分の仕事のためだということで素材にしているというわけではないだろう。こ

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正義と芸術

正義と芸術

ロシア軍によるウクライナへの侵攻は深刻だ。傍らから眺めるようで申し訳ないが、ここからは祈るしかない。
 
だが、それに関して、「私たち」にとり、意識すべきことがある。それは、ひとつの意見や考えだけが正義のように見えてくるという危険である。緊迫した事態は、白か黒かの選択を自らしがちであり、また、他人にもそれを強いることになる。反対意見を言えない情況をつくりだす可能性が高い。いわゆる同調圧力と呼ぶべき

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