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「言語化の魔力」を読んで…再び。

完読2回目。
およそ一ヶ月ほど、寝る前に少しずつ読み進めた。

やはり2回以上読むことは良いことだと思う。
1回目は、まだ色々なYou Tube動画などの内容と重なって、こちらの本で言われていることだけに集中できなかったのだ。

自分なりの解釈ができた気がする。

言語化をすれば、魔法のように「悩みが消える」わけではない。

タイトル通り、魔法ではなく「魔力」。
要するに、頭の中で何度もグルグル繰り返しつかめずにいた「悩み」が「言葉になる」のだ。

つまり、「悩み」だったものが「自分だけの問題集」になる。

ただ、思うことをノートなどにひたすら書き出してみる。
問題集の完成だ。

あとは、学校の課題などと同じで解くだけで良い。

試験などではないのだから、カンニングし放題だ。
今はネットで検索すれば、いくらでも答えが出てくるだろう。

そこで自分に合った答えがあればその問題は解決。
もし無ければ、一旦保留にして、誰かに回答を求めても良い。
ネット上の「質問箱」のようなところで広く意見を求めるのも良いだろうし、樺沢先生ご本人に質問を送ってみるのも良いだろう。

それに、採点するのも期限を決めるのも自分自身。
誰かに監視されているわけではない。
ただ問題集を作ってしまえば、解くか解かないかも自由なのだ。

採点も期限もどんなに甘くしたって良い。
そもそも採点も期限も必要ないかもしれない。
学校などとは違ってこれほど簡単な課題はないだろう。

それでも難しいと思う人も居るかもしれない。
「多すぎて無理」
「どうしても解けない問題がある」
「そもそも言語化できない」

他にも色々あるかもしれないが、とりあえずはこの3つについて考えてみる。

・「多すぎて無理」

例えば、書き出してみると100問あったとする。
そのうち簡単な問題から解いていけばいい。
問題に順番などないのだから。

もし簡単な問題がなければもっと細分化できるはずだ。
更に多くなってしまうが、一つでも解くことができれば大きな一歩だと思う。
今まで悩みだったものが、1%、いや、0.1%でも解決できるのだ。

あまりに小さいと思ってしまうかもしれないが、少なくとも、小さすぎてつかめなかった頭の中のモヤモヤの一つはなくなるはずだ。
あとはこれを繰り返していけばいいだけ。

もしこの100問を、一日一問解いていけたら3〜4ヵ月、一週間に一問でも2年弱でほとんど全ての問題が解決できるのだ。
そのうち解くことも上手くなっていくだろう。
中には解く必要のない問題も見付かるだろう。

たとえ一生のうちに全部解けなかったとしても、最初の数%よりかははるかに多くの問題が解けるようになっているはずだ。


・「どうしても解けない問題がある」

この場合は、更に細分化できる問題か、そもそも解く必要のない問題の可能性もある。

「そもそも解く必要のない問題」とは、「過去」や「他人」に関することだ。

「過去と他人は変えられない。」
それでも、場合によっては解決しなければいけないこともあるかもしれない。

自分の場合は、「過去」に自分が「他人」に対して行ってしまった発言や行動で、どうやら多くの人に嫌な思いをさせてしまったようだ。
中には身内もいて、本当に苦しく感じることもある。
ただ、これは自分が悪いのは明らか。
今のところ、自分の中での解決策は、「他人からは距離をとって、身内のことは諦める。」
時間が経つにつれ、少しは楽になれた気がする。
自分としてはこれで解決と思っている。
もちろん、他の人からその代償について何か言われることがあれば、自分の問題集の中に新たに加わるだけのこと。

ちなみに、「自分と未来は変えられる」という言葉もあるが、こちらには少し異論がある。

まだ来てない未来を変えられるかなんて誰に分かるのだろうか…
自分としては、変えられるのは「今の自分」だけだ。

そもそも未来があるのかすら分からないのだから。
そんなひねくれた考えだ。

・「そもそも言語化できない」

こちらは、おそらく難しく考えすぎなのだと思う。

苦しければ、「苦しい」。
つらければ、「つらい」。
最初はその時の感情だけでも書ければ良いと思う。
無理に問題集などにする必要はない。

そして、それに対して、「なぜ?」をつける。
まず原因を探すのだ。
「仕事」、「家庭」、「人間関係」…
きっとたくさん出てくるだろう。

その中の一つの「仕事」であれば、仕事の中で何がつらいのか、苦しいのか…
仕事内容か、上司や同僚や部下との関係か、クライアントとの関係か…
とにかく思いつくものを全て書き出してみると良いと思う。
そして、それがそのまま問題集になる。

仕事内容であれば、その仕事について改めて、ネットや本などで詳しく調べてみるのも解決策の一つだろう。
人間関係であれば、ネットでも本でも山ほど出てくるはずだ。

その中から自分に合ったものを見付けるのは至難の業かもしれない。

もしそれがなかなか難しいのであれば、そもそも自分に向いていない、もしくはあまりに無理をしすぎている可能性もある。

こちらも樺沢先生の動画だ。

動画のタイトルは、
「自分に厳しくすると人生を台無しにする!?」
だ。

つい、無理して頑張ってしまいがちな人にはぜひ見てもらいたい。
…と思うのだが、そういう人に限って、きっと自分が無理をしていることに気付けなかったりもするだろう。

なので、自分を責めがちであったり、甘やかしてはいけないと思うような人に見てほしい。
きっとその「限度」が何となく分かるはずだ。

そして、自分だけの問題集を作ることにも役立つと思う。
こちらの動画では、「目標設定について」も詳しく説明して下さっている。

自分の言う問題集の回答は、「目標」でもあると思う。
例えば自分の問題集に、「運動が苦手」とあれば、その回答は、「一日10分走ろう、筋トレしよう」などになるだろう。

そんな問題集を解くことにも役に立つと思う。


本当に、繰り返し読み返してみて良かったと思う。
今の自分に「悩み」はない。
あるのは、ほとんど手つかずの「問題集」だ。

これを解いていくのはまだまだ先になるかもしれない。
まずは病気と上手く付き合っていくことが自分にとっては先決だ。

そのためにはまず、生活習慣の改善。
今は、少しずつできてきている、「早寝」を定着させたい。
他のことはあまり考えないでおきたい。

ちゃんと数えたわけではないが、細分化すると、本当に分厚い問題集が出来上がるかもしれない。

自分で勝手に解釈しておいてなんだが、そんな細かい問題集は解かなくてもいい。

「今できることをできる範囲でやっていく」

自分にとっての問題集は今は見たくもない。
なぜなら、実際本を読みながら書いたわけではなく、今まで20年近くノートに書きなぐった文章が山ほどあるのだ。

だから「過去」も「未来」も「今の自分」にとっては考えたくない。
あるのは「今」だけ。

もし、ある程度余裕ができて、気が向く時が来れば、自分だけの問題集にとりかかっても良いだろう。

そして、また頭の中で「悩み」が生まれれば、それを「問題集」に書き写すだけ。

藤野先生の昨日のツイート。

自分で言うのも違うと思うが、まさに今、こんな状態。
…いや、noteを書けているだけマシになった方だ。

最近は、一日のうちに必ずと言っていいほど、こういう時間がやってくる。
朝方目が覚めてからの時間に多い。

「早寝」はできるようになった。
そして、起きようと思えばいくらでも早く起きられるはず。

ただ、起きる理由が見付からない。
なんて贅沢な…と思われるだろう。
過去の自分だってきっとそう思う。

これを問題集に入れるならば、解決策の一つは「朝散歩」などだろうか…
そうなると今度は「外出困難」の問題に直面する。

結局、後回しにしようとしても、目の前の課題には取り組まなければならない。
自分の問題集は更に分厚くなりそうだ。
…というか、ほったらかしにしているつもりでも結局は解こうとしている。

今のところあまり解けてはいないようだが、「悩み」が言語化されて「問題集に加わる」だけでも自分にとっては大きな一歩なのかもしれない。

そして、樺沢先生のおっしゃる「3行ポジティブ日記」も一ヶ月ほど続いている。
ただ、寝る前のスマホをやめられないことで効果は激減してしまっている気はするが…

それでも少しずつ良い方向に向かっている。
それだけは自分でも分かる気がする。✨








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