記事一覧
男が好きで、男が嫌いで。#11 ーセクハラする力ー
「セクハラする力(りょく)」なんて、さも炎上商法みたいなタイトルをつけてみたけれど、自分の拙い語彙で、どう言っていいものかわからなかったので、とりあえずこれで書き進めていこうと思う。
セクシャルハラスメントなんて、言語道断の話だし、20代半ば、自分がヒゲを生やして生活し始めたくらいからだろうか、特に女の子たちとは物理的に一定の距離を保つようになっていた。ゲイだろうがなんだろうが、ヒゲ面の男が距離
男が好きで、男が嫌いで #10 ーエロのモラトリアムー
乱交モノのAVのサンプルがTLに流れてきて、ふと自分がこの状況を楽しめるのか? と考えてしまった。
床下手を自負する身としては、自分のエロい姿を不特定多数に見られるなんて、少し恐ろしい。
まあ、AVを見ていて「こいつセックス下手だなあ」なんて思う前に、とにかく射精したい一心で目の前のエロを貪ろうとするのがほとんどだと思う。
もしもそういう審査員的な目を持てたとしても、それは賢者タイムというほ
男が好きで、男が嫌いで。#9-ホモのホモフォビアー
男って疲れる。
男社会にずっと身を置いていると、定期的に「男疲れ」(私が勝手にそう言っているだけだが)なるものに襲われる。
野郎だけでいるの最高! な時期と、男ってほんとバカばっかだな…… と辟易する周期を延々と繰り返しながら30年以上生きてきた気がする。
このサウナ→水風呂のような激しいアップダウンがあるワンセットのお陰で、このホモソーシャル沼で”整って”しまい、ズブズブと何十年も浸かってし
mixiみたいな駄文 #2
19歳のとき、ロンドンに住んでいる叔母のもとで数ヶ月だけ暮らしたことがあります。
高校をドロップアウトし、大学進学も考えていなかった当時の僕に母が提示してきた唯一の条件でした。
留学、と呼べるほどたいそうなものではなく、日本人の少ない語学学校を叔母が選んでくれたはいいものの、午後からのクラスを2つ受けるだけのゆるいスケジュールで、残りの時間は一人でバスとメトロを駆使してロンドン中を散歩しているだ
mixiみたいな駄文 #1
こんばんは。
ツイートするほどでもないことをつらつら書きたくなりました。
深夜にラブレターを書いたり、日記を書いたりするようなテンションなんです。今。
僕は大きな川のそばで育ったので、水辺に行くととてもとても元気になります。川でも海でもとにかく水辺が好きで、少しでも水の匂いがするととても癒されるんです。
でも、これは生まれてこのかた怖い思いをしたことがないからなんだなとも思うんです。
川が氾濫
男が好きで、男が嫌いで。 #8ー傷はオトコの勲章なのか?ー
30代の男たちについてよく考える。そりゃ当たり前だ、それがこのnoteの主題なのだから。
僕の人間関係はこのコロナ禍を経て大きく変わった。新しいコミュニティで新しい友人たちに恵まれたのだ。
新しい出会いだけでなく、友人関係の男女の比率も大きく変わった。あんなに嫌だった男だらけの集まりの渦中にいるのだから。
集団の男には相変わらず苦手意識を拭いきれずにいるが(詳しくはこちらのnoteを)男の子観
男が好きで、男が嫌いで。#7ー俺たちに彼氏ができないのには、101の理由があってだなー
久しぶりにnoteを更新。
これはジェーン・スー著『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』のパロディです。
SNSで「彼氏ができない」「彼氏が欲しい」と日々呟いているゲイの皆さん。可愛く、聡明で、アラサーの色気もある皆さん(自分を含む)になぜ彼氏ができないのか。思いつくまま書き散らしてみました。
ー101の理由
1.何もかもさらけ出すのが「彼氏」だと思ってる。
2.何
男が好きで、男が嫌いで。 #6ーあなたになりたかったー
ー175/63/19 タクミエロくイチャイチャできる人募集してます。年上のお兄さんからのエロいメール待ってます! 画像交換できます。足、場所なしです。
こういう投稿文を出会い掲示板によく書き込んでいた。出会い掲示板ではよく見かけた、誰もが書いてる定型文だったと思う。
体も細く、髪も長かった。この頃は女の子と付き合っていたし、恋愛においてのターゲットはあくまで「異性」であったので、美醜の基準はそ
男が好きで、男が嫌いで。#5ー脱・童貞メンタル2「白馬に乗った童貞さま」ー
ー「守ってあげたい」という王子様メンタル前回のnote(ー脱・童貞メンタル「セックスは男の自信」ー)の中で、第二期童貞時代が始まった、と記した。これはセックスに限った話ではなく恋愛においても童貞に逆戻りしてしまうようなアイデンティティクライシスを三十路を越えて味わっている。
そこで今回改めてこの第二期童貞期における「童貞メンタル」について考えてみた。
僕が愛してやまない仲のいいゲイのお兄ちゃん
男が好きで、男が嫌いで。#4ー脱・童貞メンタル「セックスは男の自信」ー
ー僕はセックスが”うまく”できない
ところで私は、セックスに自信がない。恋愛感情を人に抱き、性欲もある人間なので、この「セックス」というのはいつ何時だろうと私の人生にエッセンスとして散りばめられている。
セックスに自信がないと思うようになったのはいつ頃からだろうか。恋愛の対象に年下が増えてきてから? アラサーという妙齢を実感するようになってから?
とにかく男たるもの「床上手」でないといけない
ヤンキーたちは今どこで生きているのか〜インターネット上におけるヤンキーとはおとぎ話なのか?〜 『ヤンキーは絶滅してしまったのかーさとり世代に現れたヤンキーたちー』
DQN(ドキュン)というネットスラングをご存知でしょうか? 簡潔に言ってしまえば非常識で頭の悪い行いをする人たちを意味し、”ヤンキー風”で、見ているこちらが不快になる人たちのことを指して用いられる言葉です。
この言葉が生まれた背景に、テレビ朝日で放送されていた『目撃! ドキュン』(94-02)という番組があり、この番組があり、この番組内に登場するような「15歳で結婚して子供が生まれて、20歳になっ
ヤンキーたちは今どこで生きているのか〜バッドセンスとEXILE〜 『ヤンキーは絶滅してしまったのかーさとり世代に現れたヤンキーたちー』
さとり世代にヤンキー思想を受け継ぐ一定の層があると説明しましたが、人にだけではなく、ヤンキー思想は私たちが日々消費しているエンターテイメントの中にも姿形を変えて存在し続けています。それは、ヤンキーという思想が一般的な感覚まで浸透し、私たちの中に生き続けている証拠でもあるのです。
これから挙げるエンターテイメントの例は、冒頭で説明したヤンキー思想が「マイルドヤンキー」や「意識高い系」の彼らとどういっ