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息子二人の子育て日記

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約十数年に渡る子育ての記録の中から、息子たちの発したおもしろい言葉や、気になったことを抜粋しています。 まだアップしていない記事も今後加えていく予定です。
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2022年3月の記事一覧

「お母さんが好きな男性ってお父さんだけじゃないの!?」

「お母さんが好きな男性ってお父さんだけじゃないの!?」

子どもというのは、親が異性を気にするのって、その対象がどんなに有名人でも嫌なものなのだろうか?

息子たちがまだ小学生の頃、当時韓国ドラマ『冬のソナタ』が流行り、私も世の奥様方同様、ヨン様にもちょっぴりはまっていたのだが、
長男が「お母さん。お父さんとヨン様と選ぶとしたらどっち?」とよく聞いてきた。

子ども心に気になるのかな?

私が「う~ん…どっち…かなあ…」と悩んでいるとすかさず、
「お父さ

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「“ノミ”の心臓」

「“ノミ”の心臓」

息子たちの小学校で、不審者対策の避難訓練があるという日の数日前のこと。
「避難訓練」といえば私たちの頃は火事もしくは地震くらいだったから、不審者侵入のためだなんて世も末だと悲しくなるが、今の学校の常識なんだろうね。
万が一を考えたら、やっておくに越したことはない。

“地震・雷・火事・親父より不審者”
この世で怖いもの…。

数日前から次男が、
「水曜日…何となくイヤだなあ…(-_-;)」
とやけ

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「伝統が途絶えた…?」

「伝統が途絶えた…?」

以前書いた長男のある競技に参加する前にじいちゃんと反則技についての攻防があった話。
次の年もまた長男が同じ競技大会に出た。前の年の話はコチラ。

https://note.com/soware/n/nad934ea4abf9

結局以前書いているような、このスポーツにおける反則技(実際には試合でこの技をやって、それで反則負けにはならないそうだ。いわばちょいズルい技)は、長男が通う小学校ではこれまで

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「両性具有~ジェンダーについて」

「両性具有~ジェンダーについて」

ある朝、次男が突然言い出した言葉…。

「俺、大人になったら男になろうかなあ?女になろうかなあ?」

え!?
それって…まさか…!?
一瞬、私は息子の言っていることがよく飲み込めなかった。

「どっちがいいかなあ…?」と真剣に悩んでいる様子なので聞いてみた。

「あんたはどっちになりたいの?」

「男がいいよ~。だってもし女になったら、赤ちゃん産むときすっごく痛そうだもん!」

がはははは…

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「一所懸命さと気合と礼儀だけでも良しとしよう」

「一所懸命さと気合と礼儀だけでも良しとしよう」

我が家が住む地域は田舎で、小学校も児童数が少なくて参加する様々な競技も、ほとんど児童を総動員しないと試合が成立しないほどだった。

なので運動神経があまりない長男も否が応でもサッカーのメンバー登録をさせられた。
(前記事の“部活”というのは、サッカー練習のことだったのだ)
いや、一応任意なので決して強制ではなかったのだが、周りからの同調圧力をまったく感じないほど私は鈍感ではなかったので、多少嫌がる

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「名月や うさぎのもちつき 夢のあと」

「名月や うさぎのもちつき 夢のあと」

前記事の前年のことである。
まだまだ幼い感じの次男には、子どもらしいかわいいことを求めてしまうことを書いたのだが、そうそう!そういえばこんなこともあったなあと、以前の日記を発掘!

長男が部活で遅くなるので、練習場まで車でお迎えに。
二年生の次男もいっしょにお迎えに行った。

この時の前日は中秋の名月。
天気予報では、近畿以北は秋雨前線により大雨だが、我が住む町はまったくのいいお天気で満月が煌々と

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「夕日がしずむとき」

「夕日がしずむとき」

次男が八歳のある日の夕方、スイミングスクールに次男を連れて行った帰り道、車のバックミラーには今にも沈もうとしている太陽が映っており真っ赤でとても綺麗だった。

「ねえ!後ろを見て!綺麗な夕日よ~」と私。
息子たち二人とも「ほんとだあ、きれい」と振り返って見ていた。

ふと長男に前の年、学校行事にあった、海に近い公共施設での研修旅行のことを聞いた。

「ねえねえ、研修のときに海に沈む夕日って見ること

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「小学校での発表会で感じたこと」

「小学校での発表会で感じたこと」

長男五年生、次男二年生の時である。年末に小学校で発表会があった。
内容を前もって知らされてなかったので、すごく楽しみにしていた。

息子が転校して初めて見る発表会である。
前年は仕事で見に行くことができなかったので、どういう雰囲気でどんな感じで進行していくのかもわからなかった。

前年ひとりで見に行った夫の話では、子どもたちはそこそこやってたけど、発表より観客の騒々しさが気になった…ということを話

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「色の作り方に翻弄される長男と母親」

「色の作り方に翻弄される長男と母親」

五年生の時学校のイラストクラブなるものに入っていた長男は、発表会に向けて展示物の絵を仕上げるのに大騒動。
一度描いていた絵を乾かすのにその辺に適当にうっちゃっていたので、つい次男が不注意で紙にしわをつけてしまった。

一応その絵を学校に持っていったのだけど、透明ビニルでパウチしてくれた先生が、
「しわがあったから、綺麗にパウチできなかった。もう一度描いてもらいたい」旨、言われた長男。
帰ってきてか

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「長男の心配が尽きない、でも取り越し苦労だった話」

「長男の心配が尽きない、でも取り越し苦労だった話」

長男が五年生の時、集団宿泊教室の参加で三日間家にいなかった。
それまで長男一人でじいちゃんちにお泊りしたことは何度もあったけど(それも生後八ヶ月くらいからすでに一人でお泊りしても平気だった奴である)、この時は初めて友だちや先生といういわば他人といっしょにお泊りするのだ。

子どもたちを宿泊させる施設というと、集団生活をきっちり教えるためにやたらと厳しい…らしい。

そこでねぼすけの長男は、早くから

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「空気を読みすぎる長男はリセットしたい」

「空気を読みすぎる長男はリセットしたい」

井上陽水の歌に「人生が二度あれば」というのがあったが、
まだ長男が十歳の頃である。彼が突然、
「あ~~、俺さあ、人生やり直しが効くならやり直してえ~!」
などと言うではないか!

彼の人生と言ったって、たかだか十年だ。
まだこれからどんなことが待ち受けているかもわからないし、これまでの過去ったってそんなたいしたことやってないだろう?
全く!何を言っているんだか!!

長男にそこまで言わしめるもの。

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「勝たなきゃダメなんだよ!そうなんだけど…」

「勝たなきゃダメなんだよ!そうなんだけど…」

長男が5年生の時の日記を紐解くと…

小学生高学年が出場する、あるスポーツ競技大会に長男が参加することになった。
(男子児童はほぼ全員、半強制参加なのである)
前にも言ったと思うけど、我が家は両親がそろって運動が得意なわけではないので、子どもたちもその血を引いて得意でもなければ好きでもない。

だから成績など全く高望みはしていないが、やるからには全力をつくすようには言っているつもりである。

その

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長男、怒る!次男も怒る!

長男、怒る!次男も怒る!

ロシアの問答無用のウクライナ侵攻、そしてここ最近は「またか」という感じの北朝鮮によるミサイル発射に、なぜにこのような暴力的で攻撃的な暴挙に出てしまうのか、その国のリーダーたちの心理状態はまったく理解できない。早くこの異常事態を止めてほしいと切に願う。

某国のミサイル発射は、かれこれ十五、六年前くらいから頻繁に行われるようになり、当初はJアラートとか、いざという時の避難方法などをメディアもしきりに

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「褒めて育てるって難しいね」

「褒めて育てるって難しいね」

十五年ほど前になるが、私の亡き母は当時病院通いが続いていた。
いつもなら父が車で病院まで連れていってくれるのだが、この父も骨折で動けず、この頃は姉妹のなかで割りと時間の融通がきいて比較的近くに住んでいた私が、もっぱら病院への送迎役になっていた。

ある日の朝から病院へ母を車に乗せて送っていく道中、我が息子たちの話になった。
やはり孫のことは、いつどんな時も気になるようで私としては有難い限りである。

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