#140字小説／#monogataryお題／【受験生と母】連作／母の日記念
5月14日（2023年の場合）は「母の日」でしたね。
お母さんにカーネーションやプレゼント、ケーキなどを贈ったり、
感謝の気持ちを伝えた方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな【母】をテーマにした140字小説の連作を紹介します。
【受験生と母（受験生）】連作を紹介します。
※作品の解説は時間を経てからいずれするかもしれませんが……
まず先入観などを持たずに読んでいただきたいので、あえて書きません。
※改行などは投稿時から修正しています。
両親が共働きで、経済的に困ることなく大学受験を選択できた。
私の話を1番聞いてくれたのは保育園の先生だった。
だから心理学等を含めた教育学部で学び、保育士を目指そうと。
ポストには受験票ではなく、なぜか合格通知書が。
「保育士試験受けたの。4人も育てた実績活かそうと」
母に先を越された。
2023年1月28日作 『受験生と母（受験生）』
母は何事も器用にこなす。
ピアノを習い始めた私に付き添ってすぐに綺麗な音色を奏でた。
それより話を聞いてほしかった。
「貴女が保育士になりたいって言うから興味を持って」と隠れて通信講座を受講して、筆記試験をパスした。
「実技はこれからだから一緒に受験がんばろう」
素直に頷けなかった。
2023年1月28日作 『受験生と母（受験生） その2』
以上、想田翠 の【カテゴリー：ヒューマンドラマ】monogatary.com の
お題投稿より【受験生と母（受験生）】の連作を紹介しました。
主人公の母への気持ち、ご理解いただける方はいらっしゃるでしょうか？
筆者の解説は避けますが、「ネグレクト」とか「過干渉」など……
一言では形容できない、母との関係性を描いたつもりです。
この記事を執筆しながら、「いつかもう少し長文の短編小説にしたいな」と
思いました。
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