僕がフリーランス作曲家になるに至ったきっかけ
僕は現在フリーランス作曲家として生計を立てていますが、フリーランスになる前は普通の会社員でしたし、フリーランスになるまでに沢山の壁にぶち当たり悩んだものです。
この記事では、そんな僕がフリーランスになるに至った経緯を紹介します。
①いつかは起業したいと漠然と思っていた
子供の頃から、会社でもフリーランスでも何でもいいけど、一般的な会社員じゃなくて自分で事業を立ち上げたい、というより自分ならそうしているだろうなと漠然と思っていました。
親からそういう教育を受けていたとか周りにそういう人がいたからというわけではなく、何故かそう思っていました。
大学生の頃にはアルバイトをしていましたが、個人事業としての家庭教師と、個人経営の小さな自転車屋さんのお手伝いをしていましたので、飲食店等の一般的なアルバイトとは違っていたと思います。
それが本当に面白くて4年間どハマりしましたし、
やっぱり自分は一般的な雇われではなく、個人事業主みたいな働き方が合っていそうだと再確認していました。
しかし大学卒業までに起業の目途は立たず、普通に就職しました。
②会社員が向いてないと思っていた
情けないことに僕は新卒で就職後3ヶ月で退職し、その年度の間に3回転職しました。
当時は理由をごたごた並べていましたが、今考えてみると、会社員としての自分に違和感があったのかもしれません。
3回目の転職でようやくやりたいと思える仕事に出会えて、それは3年続きました。
とても楽しく良い思い出ばかりで会社自体に嫌なことは全くと言っていいほど無いのですが、やはり自分は会社員に向いていないと思うことが多く、そういった意味では苦しい3年間でした。
▼詳しい内容はこちらの記事で紹介しています
③人生の目標を考えるようになった
会社員をしながら20代後半に差し掛かった頃、こんなことを考えるようになりました。
向いてもいない会社員をこのままだらだら続けていいのだろうか
周りと比べて自分は何も成していないのではないだろうか
自分が死ぬ直前に、自分の生き方に満足できるのだろうか
所謂クオーターライフ・クライシスというやつです。
自分は何のために生まれたんだろう、何で生きているんだろうと考えることは誰しもあることだとは思いますが、この頃の僕も深刻に考えていました。
考え続けた結果、
自分が生まれた理由や生きる理由は、自分にしか出来ないことや、一番やりたい(積極的に動ける)ことで世の中に貢献するため
と結論付きました。
だったら、適性が無いことが分かり切っている会社員ではなく、自分が最大のパフォーマンスを発揮できる立場で働いた方が、自分が生きる理由、即ち人生の目標の達成に近づくと思うようになりました。
④試しに副業で始めたところ、どハマりした
僕は子供の頃から曲が自然と頭に浮かんでくるので、これを作曲ソフトに打ち込んで自分で聴くのが趣味でした。
これって誰にでも出来ることじゃないよな?と思い、試しにSNSやクラウドソーシングサービスで作曲依頼を募集してみました。
最初の1件は無料でしたが、それ以降は5000円~の有料でした。
すると有難いことに募集開始1週間で5件ほどご依頼を頂くことができ、次第に副業と呼べるほどの規模になっていきました。
ちょうどコロナ渦でしたのでタイミングや運が良かったのだとは思いますが、途切れることなくご依頼を頂けて、曲を納品する度に感謝のお言葉を頂けていたので、自分の特技や好きなことで人に貢献でき、その対価としてお金を頂けることの喜びを噛みしめていました。
⑤作曲だけで生活できるようになった
数をこなすうちに技術も経験も実績も積み重なってきたので、それに伴い少しずつ値上げを行っていました。
時給換算したときに副業が本業の給料を超えた頃、思い切って会社を辞めました。
会社を辞めるまでは毎晩のようにリスク/ベネフィットを天秤にかけながら悩んでいましたが、何度考えても「やってみないと分からない!」が結論でした。
周りにも反対する人はいましたが、最後には「やってみたら?」と言ってくれたことが後押しになりました。
フリーランス作曲家2年目の今でも悩みや不安は尽きませんが、会社を辞めたことに対して全く後悔はしていませんし、「人生の目標」なんてものを考える暇もなく毎日楽しく過ごしています。
クオーターライフ・クライシスはどこか遠くに行きました。
▼こんな感じで最高な気持ちで過ごしています
いかがでしたでしょうか。
参考になりましたら幸いです。
また次の記事でお会いしましょう。
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