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【映画感想】『マッシブ・タレント』 なんでか愛しちゃう、馬面のヒーロー
『マッシブ・タレント』
ニコラス・ケイジニキの新作。楽しみにしておりました。
落ちぶれたという設定のニコラス・ケイジが役を得るために東奔西走、上を下への大騒ぎなアクションコメディ。ニコラス・ケイジが本人役で落ちぶれたニコラス・ケイジを演じる、なんてもう僕の大好物じゃない、ということなんですね。
結果として、笑えるB級映画に仕上がっていました。特に語るべきことも、考察すべきことも見当たりません
【映画感想】その漢、スティーブン・セガール
よく聞かれるのが「1番好きな映画は何ですか?」という質問ですが、1番好きってのはなかなか困るんです。そのうえ、聞いておきながら、「なんか難しいの好きそうですよね?」なんて言われちゃうわけです。そんなことないんですよ。小難しいのも好きですが、1番好きな映画はゴダールですとか、キューブリックですとか、タルコフスキーですとか、そういう鼻につくことは言いません(好きな人すみません笑)
ということで、もち
【映画感想・解説】『殺人の追憶』の追憶
「映画の価値は開始10分で決まる」という言葉をご存知だろうか? 映画好きなら『アバン』という言い方も聞いたことがあるでしょう。メインタイトル前、その開始10分くらいの間に何を見せることが出来るか、監督も脚本家もそこにかなりの力を使うわけです。使わないなんて監督、脚本家がいたら、そんな人たちの作品は観ないことをオススメします笑。
さて、そんな最高のアバンを持つ映画。例えば『パルプ・フィクション』の
【映画感想/ドラマ感想】『一流シェフのファミリーレストラン』好きなものは最後に食べる派
Hulu/Disney+
ジェレミー・アレン・ホワイト主演
Hulu、Disney+、この並びで期待半分不安半分だったのだが。
僕の人生の中でも間違いなくトップ3に入る、最高のドラマである。
今後これを超えるものをドラマ、映画で観ることがあるだろうかと、歓喜に震えた。
世界的に有名なレストランの若きシェフであるカーミーが、故郷のシカゴに戻り、自殺した兄マイケルの経営していたサンドイッチ店を継
自己紹介|はじめてのnote
■アイム ケン・コダマ
映画監督のケン・コダマ(小玉憲一)です。
2020年に、師匠である東陽一監督のドキュメンタリー映画『現在地はいづくなりや 映画監督東陽一』で商業デビューしました。
生業は、映画、CM、テレビ、脚本、コピーライティングなどになります。自治体のPR動画なども多く手がけ、いくつかの賞などもいただいています。企画を1から作る、ゼロイチのスタートアップを得意としています。
要は何でも
【映画感想】『バッドボーイズ RIDE OR DIE』ひたすら楽しむワチャゴナドゥ
誰に何を言われようと、大好きなシリーズ『BAD BOYS』。
ポリスバディものなんて、もうその時点で面白いわけですが、バディの相性ということだけで言えば、もうダントツにこの『BAD BOYS』のマイク・ラーリとマーカス・バーネットなのだ。
会話の軽妙さ、かっこよさ、やはり群を抜いている。
(他にも、『リーサル・ウェポン』『トゥルー・ディテクティブ』『セブン』『殺人の追憶』『あぶない刑事』『刑事貴族
【映画感想】『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
『アレクサンダー・ペインとポール・ジアマッティのコンビが再び。それは間違いなど起きるはずもないだろう、ということで日比谷シャンテへ。
しかしあの傑作『サイドウェイ』から20年経ってるらしい。そのことに驚きと恐怖を感じつつ座席についた。
公開最初の日曜日ということもあり、ほぼ満席。素晴らしいけど、隣にでっかい人(私もデッカめだけど)が来ちゃってちょっとせまい笑。
ストーリーの舞台は1970年の
【映画感想】『WALK UP』 メビウスの輪を登る
韓国映画、ドラマも好きで、名前もずっと知っていたのに何故かご縁がなかったホン・サンス監督作品。今回はタイミングが合い、アップリンクにて。
映画監督のビョンスは、インテリア関係の仕事を目指す娘と、インテリアデザイナーの知り合いが所有するアパートを訪れる。ワインを酌みながら、和やかに語り合う3人。そんな中、ビョンスに仕事の連絡が入る。「すぐに戻る」と、その場を離れるのだか…。
なんとも不思議な映画