徒然ならぬ

"勝手に書く" を念頭に、気づいたことを日々のセーブポイントとして書いています。

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記事一覧

『くっせぇわ』

くんくん、くんくん。 嗅ぎ回る猫さんが話します。 「あー。あー、くっせぇわ。 あー、これ、くっせぇ。 人のため、人のため、とぶっこいてる奴は、 人のためになんかや…

温室育ちで、ごめんあそばせ。

ある、お嬢の言葉。 『箱入り娘?温室育ち? そう言われたって仕方がございません。 あまりにも澄んだ空気の中で、 育ってしまったものですから。 てっきり、 大きく立…

徒然ならぬ
2週間前
1

不服な面持ち_2

コーヒーは、温かかった。 座っているソファも座り心地がよく、 そこはとても快適な空間だった。 だが、自分の心は全く 晴れていないことに気づいた。 依然悔しい面持ちを…

徒然ならぬ
2週間前
1

不服な面持ち

事件を見た。 ある人が、一生懸命がんばった仕事の手柄を そいつは横取りした。 彼女の仕事は、丁寧で早い。 その早さは、仕事をし始めると集中力を発揮する 彼女が、こ…

徒然ならぬ
2週間前
1

創作中..

何かを生み出す人 何かを作ってる最中の人って 瑞々しい それを見てどう思ったか それを見てどう感じたか 自分だけの言葉で語ってる 溢れ出す泉の水しぶきのよう 夜空に…

徒然ならぬ
1か月前
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「まだまだ、だね。」

「まだまだ、だね。」 駆け出しの私。 駆け出しで、初心者で、 ちょっとした一歩で喜んでしまう私に 言ってくれた、あの人のこの一言は、 なんでこう温かいんだろう。 真…

徒然ならぬ
1か月前
1

公園の前で

帰るべきところがある。 帰る方向が違う人と、向かい合ってる時間ほど 無駄なことはない。 あちらはあちらの行く先がある。 いや、ないのかもしれない。 どちらにしても…

徒然ならぬ
1か月前
1

今が旬

「このお魚、今が旬だよ〜!」 と言う魚屋店主の明るい声。 仕入れてきたお魚を、 ここの店主らしく陳列し、 手書きの値札も商人らしい。 1番活きがいいのは、おそらくこ…

徒然ならぬ
1か月前
1

泥棒は、死ぬまで泥棒

『泥棒は死ぬまで泥棒 そして、泥棒は死を知らない』 良からぬ輩の所業について ある警官が、教壇に立ち話した。 たくさんの警官がそこに集っていた。 世界各国から集ま…

徒然ならぬ
1か月前
2

猫たちの感覚

猫たちってすごいな 色んなことが感覚で分かる "あいつは危ない" とか "ご飯をもらうにはどうしたらいいか" とか 考えが、目に見えないスピードで巡り 感覚という領域で…

徒然ならぬ
1か月前
1

誰の声 聞いてんの?

誰の声聞いてんの? 人の声を聞いてあげて 自分の声を聞いてあげないなんて最低だ 人の声を聞いていて、何も問題ないならいいけど 人の声聞いてて、問題があるじゃないか…

徒然ならぬ
1か月前
1

後悔ダンジョン

後悔の時を 哀れで虚しい時だなんて言わないで 後悔の時って まるでスペシャルダンジョン そこに行けば手に入るアイテムがある それがないと次の敵を倒せない どんどん潜…

徒然ならぬ
1か月前
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自分のことしか考えていない

「自分のことしか考えてない」 よく耳にするこの言葉。 人を揶揄する時によく聞く気がする。 自分も含め、その人の本当のところを ちゃんと見れるように、 この言葉の意…

徒然ならぬ
1か月前
1

子育て千本ノック

ここに、あるとてもスポーティーなママさんがいる。 絶賛子育て中。 実際に何かのスポーツをやってるとか、そういう話ではない。 彼女の子育ては、まるで千本ノックなのだ…

徒然ならぬ
1か月前
1

人の前に立つ

"人の前に立つ" を勘違いしてる人がいる。 立とうとする人も、 立っている人を目の前にしている人も、 勘違いしてはいけない。 さも、人の前に立って指導・先導している …

徒然ならぬ
1か月前
1

その自殺って、本当に自分の為にやってるのか

「あなたがやったことでしょう?」 そうやって叱られた。 壁も天井もない真っ白な部屋で 泣いて、どうしようもなくて泣いて うなだれる私に ある人が、そう言って叱ってく…

徒然ならぬ
1か月前
2
『くっせぇわ』

『くっせぇわ』

くんくん、くんくん。
嗅ぎ回る猫さんが話します。

「あー。あー、くっせぇわ。
あー、これ、くっせぇ。

人のため、人のため、とぶっこいてる奴は、
人のためになんかやっちゃいない。
これっぽっちもな。

ぶっこきやがって、本当にくせぇんだよ。
お通じ悪過ぎで塊出ないもんで、
ぷっぷくぷっぷくぶっこいてやがる。
あぁー臭いったらありゃしねぇ。

健康な快便野郎は、
人のためとかぶっこかない。

あま

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温室育ちで、ごめんあそばせ。

温室育ちで、ごめんあそばせ。

ある、お嬢の言葉。

『箱入り娘?温室育ち?

そう言われたって仕方がございません。
あまりにも澄んだ空気の中で、
育ってしまったものですから。

てっきり、
大きく立派な豪邸や、品のよいお食事、
お膳立て抜かりない教育..そうしたものが、
綺麗な空気を作ると思っていました。

ちょっと、違っていたようでございます。

私は苦手なんです、汚いものが。
私は苦手なんです、汚いウソが。
汚いもので、永

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不服な面持ち_2

不服な面持ち_2

コーヒーは、温かかった。
座っているソファも座り心地がよく、
そこはとても快適な空間だった。

だが、自分の心は全く
晴れていないことに気づいた。
依然悔しい面持ちをしている私に、
その人は話し始めた。

「 請け負い過ぎると、吐くぜ。」

私は、何だか少し気持ち悪くなってる
自分に気づいた。

「お前の胃が消化しないんだよ、
お前の食べるべきものじゃないからな、それは。」

この人の口調はどれも

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不服な面持ち

不服な面持ち

事件を見た。

ある人が、一生懸命がんばった仕事の手柄を
そいつは横取りした。

彼女の仕事は、丁寧で早い。
その早さは、仕事をし始めると集中力を発揮する
彼女が、これまでの様々な仕事の中で、
自然培ってきた技術なのだ。

今回の仕事は小さいものだったかもしれない。
でも、その仕事は、
彼女のこれまでの頑張りもたくさん含まれて
完成したものだったのだ。

横取りした奴は、最初笑っていた。
納期が迫

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創作中..

創作中..

何かを生み出す人
何かを作ってる最中の人って
瑞々しい

それを見てどう思ったか
それを見てどう感じたか
自分だけの言葉で語ってる

溢れ出す泉の水しぶきのよう
夜空に流れる流星群のよう
キラキラ瞬いてる
キラキラ光を反射してる

とってもみずみずしくって
ずっと眺めていれる

それが貴重な水源と
分かってか、分からずか
ぐしゃっと潰す奴がいる
潰したり壊したり盗んでいったり
こんな輩がごまんとい

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「まだまだ、だね。」

「まだまだ、だね。」

「まだまだ、だね。」

駆け出しの私。
駆け出しで、初心者で、
ちょっとした一歩で喜んでしまう私に
言ってくれた、あの人のこの一言は、
なんでこう温かいんだろう。

真夏の涼しさのようでも、
冷水のようでもある。

どうしてこう、生きれる言葉なんだろう。

一方で、橋の向こう側で聞こえてくる
「まだまだ、だね。」は、
どうしてこうも見苦しいのだろう。

色も、形も、響きも、においも、
全然違う。

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公園の前で

公園の前で

帰るべきところがある。

帰る方向が違う人と、向かい合ってる時間ほど
無駄なことはない。

あちらはあちらの行く先がある。
いや、ないのかもしれない。
どちらにしても、私にはどうでもよいこと。

私には私の帰るところがある。
私にとってとても重要なこと。

なのになぜ、また目の前に現れるあちらの人に
いちいち対応しようとするのか。

何かまだ分かってないことがある。

そう思っていたら、
遠くの家

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今が旬

今が旬

「このお魚、今が旬だよ〜!」
と言う魚屋店主の明るい声。

仕入れてきたお魚を、
ここの店主らしく陳列し、
手書きの値札も商人らしい。

1番活きがいいのは、おそらくこの店主だ。
もうどれくらいの年月、
この店頭に立っているのだろう。
なのにどうしてか、フレッシュなんだよな。

なるほどこの店主は、"今が旬"。
この店主はきっと、毎日が旬なんだ。

「私は今が旬なの。」
と言う女がいる。
人には旬

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泥棒は、死ぬまで泥棒

『泥棒は死ぬまで泥棒
そして、泥棒は死を知らない』

良からぬ輩の所業について
ある警官が、教壇に立ち話した。

たくさんの警官がそこに集っていた。
世界各国から集まり、その警官先生の教えを
乞いに来たのだ。

とある国の悩める警官は、自国の水面下の犯罪にとても頭を抱えていた。この集いに行った理由は、その解決の糸口となるものを見つけたかったからだ。

そこで警官先生が教えてくれた真実は、
悩める警

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猫たちの感覚

猫たちの感覚

猫たちってすごいな

色んなことが感覚で分かる
"あいつは危ない" とか
"ご飯をもらうにはどうしたらいいか" とか

考えが、目に見えないスピードで巡り
感覚という領域で処理している

私は馬鹿だから
一つ一ついちいち理由を教えてあげないといけない

前はそうじゃなくても良かった
"やらないといけないから" で生きていけた
でも今は違う
"中身の伴ってないのはいかん!"
と古臭い師匠に詰められて

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誰の声 聞いてんの?

誰の声聞いてんの?

人の声を聞いてあげて
自分の声を聞いてあげないなんて最低だ

人の声を聞いていて、何も問題ないならいいけど
人の声聞いてて、問題があるじゃないか
問題があるのに、すごく苦しいのに、
それがどうしてか見ようとしないのが最低だ。

何で苦しいのかって、
その人の声が自分を苦しめる声だからだよ。
お前を殺す言葉を言ってんだよ、そいつは。
もし自分を生かす言葉言ってくれてんなら
何も

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後悔ダンジョン

後悔ダンジョン

後悔の時を
哀れで虚しい時だなんて言わないで

後悔の時って
まるでスペシャルダンジョン
そこに行けば手に入るアイテムがある
それがないと次の敵を倒せない

どんどん潜っていく
暗すぎるから必ずランプを持って行って
帰ってこれるように

体力も使うし、時間も使う
これまでの戦いのおさらいをしていく
とうとう見えてきたあの岩を
砕いたら通れる洞窟の先に
魔法のアイテムがあるらしい

後悔というスペシ

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自分のことしか考えていない

自分のことしか考えていない

「自分のことしか考えてない」

よく耳にするこの言葉。
人を揶揄する時によく聞く気がする。

自分も含め、その人の本当のところを
ちゃんと見れるように、
この言葉の意味するところを分かっておきたい。
嘘つきは、あまりにしれっと嘘をつくから。

自分のことしか考えてない人には、2通りある。
この人達って、どちらも人前に立つことを嫌がる。

一方は、自分のことは自分で責任持ってやってくんだ
という気概

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子育て千本ノック

子育て千本ノック

ここに、あるとてもスポーティーなママさんがいる。
絶賛子育て中。
実際に何かのスポーツをやってるとか、そういう話ではない。

彼女の子育ては、まるで千本ノックなのだ。
バドミントン、テニス、バレー、バスケ...
何だっていいけれど、
「とにかく今日も千本やるよ!」
そんな号令から始まり、バシバシと前から
あんなボール、こんなボールが飛んでくる。

彼女のお陰で、強豪校と名を馳せることになる
一家の

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人の前に立つ

人の前に立つ

"人の前に立つ" を勘違いしてる人がいる。

立とうとする人も、
立っている人を目の前にしている人も、
勘違いしてはいけない。

さも、人の前に立って指導・先導している
かのように見せかせて、
ただ人を使っているだけの人がいる。
協力を仰いでるんじゃなく、使役しているのだ。

その為に前に立ってる。
人を使う為に、前に立ってる。
その人を飼ってる気にでもなっているのだろう。

「引っ張っていってあ

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その自殺って、本当に自分の為にやってるのか

その自殺って、本当に自分の為にやってるのか

「あなたがやったことでしょう?」

そうやって叱られた。
壁も天井もない真っ白な部屋で
泣いて、どうしようもなくて泣いて
うなだれる私に
ある人が、そう言って叱ってくれた。

ゆっくりじっくり見てみた。
何が起こっていたのか。
何を私はしていて、
何を私はされていたのかを。
細かく見てみた。

まだまだ見落としがあるかも知れない。
でも、確かに全て
私のやったことだった。

白い部屋を出て、私は決

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