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飛び散ったイチゴジャム 《詩》

飛び散ったイチゴジャム 《詩》

「飛び散ったイチゴジャム」

放課後、陽だまりの丘
駆け出した視線は廊下を越えてオレンジの中へと飛び込んだ 

君に逢いたい、今すぐに甘酸っぱい苺をかじるような
そんな想いが瞳を焦らせる

君の笑顔が弾けて咲いた
隣には僕じゃない誰かの想い

完熟するには足りなかった勇気
飛び散ったのは、きっと僕のなかの甘くて切ない恋心

Mg.Asano

「飛び散ったイチゴジャム」

ぼくがまだ
しあわせのか

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狂熱と愛欲 《詩》

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Kiss 《詩》

Kiss 《詩》

「Kiss」

シュワシュワっと
弾ける音

水滴が沢山ついたグラス

小さな水溜まりができた
テーブル

言葉を忘れたかのように
僕らはフリーズ

静かで張り詰めた空気

ミンミンと鳴く声が
焦る心を助けてくれた

君の首筋にキラリと光る汗

ドキドキと苦しいくらいに
自己主張する心臓

そして
僕らの唇は互いに引き寄せられた

Jun Takeichi

Photo & Poem : Jun

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