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雄花
2024年6月17日 12:58
誰かが言ってくれること頭では理解しているでも心はずっと逆に行きたがるそれじゃダメだって分かっているのになんでも笑って受け止めてるアイツがどうにもいけ好かない自分より大人な人を見る度に惨めな気持ちになりながらここじゃない場所を探してしまうでも頭ではずっと理解しているここじゃない「どこか」なんてどこにも存在しないこの現実に僕がどう色を湛えるかだけでも、だんだん絵の具も
2024年6月14日 19:47
叶いそうで叶わないずっと浅煎りのコーヒーみたいな夢を見続けてきた苦しくも無いけどどこにも行けないここが夢だってなんとく居座り続けてしまう抜け出せないそんな明け方の夢を見続けるだけど本当は朝日を浴びてまっすぐ君と見つめ合いたい誰かの苦しみも、喜びも一緒に分け合って笑えるくらいの現実にいたいまだ僕は明け方の夢を見続けているだけどあと少しで朝になる薄暗い部屋の中
2024年6月10日 00:37
眠りに就こうとしても疲れた身体は眠ることすら拒んでしまう時があるそんな時不思議な感覚に陥った多分僕の中に本当の自分が別にいる今外側にいる僕が蓋になってしまっているのだ文字すら書きたくない自分もいるだけど本当の気持ちをどこまでもくっきりと形にしたい自分もいる全て自由な筈なのに僕は勝手に内臓の中に自分を押し込めている出てきていいよもうぼくに輪郭はありません早く出ておい
2024年6月4日 23:51
僕たちはどんどん凹凸のない世界に向かっている摩擦がなくて 出っ張りもなくてみんなが丸い形をしている少しの凹みと凸みがあれば誰も彼もでそのムラを均そうとする誰もが生まれた意味すら考えなくなる自分である必要がないとてもツルツルな世界にいるだから僕は尖らないといけないどっかにぶつかってしっかり凹みが残るように凸みが引っ掛かりになって誰かがどっかに落ちて行かないように川
2024年5月26日 09:54
雨が降る風が吹く空はずっと灰色お日様にはしばらく会えてない会いたいと願うばかりでは憂鬱な想いが募って行くだけだったそんな僕を見つめる花まるで僕の想いが分かるかのよう風にその可憐さを奪われてしまいそうな花花が揺れるのを綺麗だと思うのは今にも折れてしまいそうだから可憐さの中にその抵抗を感じるから花と見つめ合いながら涙を誘う空を仰ぐでも花が教えてくれた''風が私を
2024年5月15日 00:04
一人で麦わら帽子を編む太陽は空の一番高いところ辺りには木の一本も生えていないだたっ広い草原の真ん中切り株の上時折拭く風すら生ぬるい火照った肌はそれすら喜んでいた何時間も何時間も何時間も一人で麦わら帽子を編むいつもだったらすぐに投げ出してしまうだけど太陽が動いてくれない時間が世界を引きずり回すのをやめてしまった水を飲もうとしても喉の手前ですぐになくなってしまう
2024年5月13日 20:03
不安な気持ちから心を掘り続けるこれでいいのかと僕が僕に問い続ける頑固な僕は穴の前から動かないそんな時に深く掘った穴の外をみる小さくなった穴の先には思い描いていた空が広がるふと気づく僕が目指すのはあの空だったんではないか不安の穴を掘り続けて周りには言葉が増えていくだけど空からはどんどん離れていくこれでいいのだろうかそしてまた気づく言葉は形をかえる掘り当てた言葉
2024年5月1日 18:33
傷口から全身を塗りつぶす様に鈍く青く広がる痛みは うっすらと身体の奥に溶けていった慣れてしまった身体にはどろりとした泥の様な痛みがむしろ快感にも似た高揚感を与えてくれる次第に浸っていく心の奥でやり過ごしてしまった日々を何故か思い出す荒れ立つ水面のような焦燥感その暗い奥底に沈みながらいつか感じた痛みが乱反射し続ける時間は麻酔のようだ流れ続ける水の流れが岩の先端を
2024年4月23日 10:34
どうせ 盲目的な花だ散ったことにも 気付かないで風に揶揄われながら 揺れてるでもそんな君を 痛い程愛おしく思うずっと歩き続けて 出会ったから疲労が脳を 麻痺させたんだろうかでも僕が何を 考えようと気にせずに 咲き続ける君の散るさまを 僕だけが見つめていたい
2024年4月22日 12:29
辛くても耐えないといけない時がある。でもいつか晴れると信じている。曇りの空の上では お日様がずっと僕に会いたがっているんだ。だから会いにいくんだ
2024年4月21日 09:43
もう一度笑って瞼の裏によく馴染んだ笑顔は眼を開いた時にはもう見えなかったもっと見つめれば良かったどこにも居なくならないようにもう一度笑って夢のように生活の中でたまに香るその記憶忘れぬくらいに抱きしめれば良かった今でも思い出せるその手の形を忙しない日々の中で少しづつ削れていく心が帰る場所そんな言葉を紡ぐ資格もないけれどもう一度笑って
2024年4月20日 02:01
このまま何処にも辿りかなくていい目的なんかないこの時間の為だけに走り続けて音楽を掛けて貴方の隣で揺られて少しの眠気に誘われて今この瞬間に全てが無くなってもいい到着の瞬間に全てを思い出すこの道の終わりは夢の終わりだ
2024年4月16日 22:00
君の涙にも似た晴れの日の欠片。風に攫われる音と共に、足元に散らばった涙の欠片。不甲斐なさを感じさせる景色の中、でもまた新たな希望を探してしまう。君の頬にも似たその枝の色に、何度心動かされたことか。いつか巡り続けるこの季節の中、君を重ねたこの幹の前。手に残った温もりと共にひとひら、過ぎ行く時間に散りゆく。