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【詩】アオイヒビ

誰かが言ってくれること
頭では理解している
でも心はずっと逆に行きたがる

それじゃダメだって分かっているのに
なんでも笑って受け止めてる
アイツがどうにもいけ好かない

自分より大人な人を見る度に
惨めな気持ちになりながら
ここじゃない場所を探してしまう

でも頭ではずっと理解している
ここじゃない「どこか」なんて
どこにも存在しない

この現実に僕がどう色を湛えるかだけ
でも、だんだん絵の具も減ってきた
子供みたい絵の具を買ってもらえない

夢の価値は自分で決めるしかないみたいだ
だから夢に絵の具いっぱいに
自分で色を刻み付ける

キャンパスも絵の具も最初から数は変わらない
むしろ増えてたのかもしれない
減らしたのは僕の頭の中の声だ

誰も形は教えてくれないんだから
泣いてしまうくらいの自由の羽を
夢の形に思いっきり叩きつけてあげる

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