【詩】明け方の夢
叶いそうで叶わない
ずっと浅煎りのコーヒーみたいな夢を見続けてきた
苦しくも無いけど
どこにも行けない
ここが夢だってなんとく居座り続けてしまう
抜け出せないそんな明け方の夢を見続ける
だけど本当は
朝日を浴びて
まっすぐ君と見つめ合いたい
誰かの苦しみも、喜びも
一緒に分け合って笑えるくらいの現実にいたい
まだ僕は明け方の夢を見続けている
だけどあと少しで朝になる
薄暗い部屋の中に少しだけ
カーテンから柔らかな時間の流れが注ぎこまれた
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