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フランスで大学2年目を終えたときに見えてくる現実と、それでも落ちてくる希望の欠片
渡仏してしばらくは人生がガラッと変わって(当然です。社会人から学生になったわけだから。しかも外国で)、物事がめまぐるしく動いていくから「なんとか生きてく!」って感じなんだけど、大学2年生の全てのテストと課題を終えた今は「さて、あと1年で卒業だし現実も見えてきたな…」ってちょっと落ち着く。そして、フランス語の超えられない壁が分かってくる。ネイティブが複数いる会話に本当に入れたって思える日はやって来る
もっとみる30代の留学で一番腰が引けること
30代の留学で一番腰が引けるのは、年齢を友人たちの前で言う瞬間です。複数人で集まると大抵の場合、そこに一人か二人は初対面の人がいます(友達の友達は友達)。「どこから来たの?」「フランスは何年め?」「なんでフランスを選んだの?」など開始1時間ほどはみんなが気になる基本的な質問とその回答が次々に飛び交います。
場が打ち解けてくると「ところで、みんな何歳?」と誰かが言い出して「19歳」「ハタチ」「25
フランス学生生活:新学期の気持ち
2022年9月にいよいよフランスの大学1年生がスタートしたとき、私はけっこう疲れていたようで次のようなメモが残っていた。「この消耗感は、新しい環境に飛び込むときと同じ。新卒入社の初めの1カ月も、転職してからの数日間も、同じような疲れを感じてた。責任がかからないことをやっているのに、ただその場にいるだけなのに、なぜかとても疲れる。でも、何回も経験してるから、この疲れがいつか全くなくなることも知って
もっとみるフランスの健康保険、セキュリテ・ソシアルに加入する
フランスは外国人学生もセキュリテ・ソシアルという社会保障の対象になり国の医療保険(Assurance maladie)に加入することになります。保険証を病院の受付で出すのは日本と同じですが、医療費は基本的に後日、銀行口座に払い戻されます。この国の保険だけでは全額は戻ってこないので、任意加入の相互保険(ミュチュエル)で残りの医療費を補います。
では、実際に私が加入に当たって参考にしたり、今も使用し
フランス生活「ゆっくりでいいんだよ」
2022年9月からフランスの大学で学士1年生をもう1度始めた30代の人が書いています。2023年5月末、無事、2年生に進級できることが決まりました。
フランスに来てから何でもプラスに考える癖をつけてて、身についたと思ってたのに試験の結果が返ってくる前はネガティヴ思考になってて「どうしよう、2年生になれなかったら」と家族電話でこぼした。そしたら父が「ダメだったら1年生をもう1回やればいいじゃない」