ぴもみ

猫好き。自由な旅人。コーチングします。

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記事一覧

夫の二度目の手術

夫は腹膜炎の洗浄のため、開腹手術をした。 食道ガンの手術と違って、6時間程度で終わったが、何があるかわからないので、義母も呼んだ。 手術後、医師に呼ばれて説明を…

ぴもみ
20時間前
8

【コーチング⑧】死んでも残るもの

マリー・アントワネットは名言を残している。 「パンがなければ、ブリオッシュを食べればいいじゃない」 この言葉は、本当に言ったかどうかは分からないらしい。 しかし…

ぴもみ
1日前
15

HCUでの日々

夫が、ニ週間のICUから無事に戻ってきて、私は胸をなでおろしたのだが、 今度はナースステーションと直結の部屋に入れられた。 排液を捨てるため、看護師がものものしい…

ぴもみ
1日前
11

【コーチング⑦】自分に集中できる

あなたが今、やっていること。 あなたが今、やりたいこと。 それが、あなたの魂(潜在意識)の究極にやりたいことならば、 たとえどんな事が起きても、 気持ちが揺れるこ…

ぴもみ
2日前
6

夫のICU体験記

退院してから、夫は「ICUは地獄のようだった」と言っていた。 人工呼吸器はものすごく苦しいし、 昼夜かまわず煌々と電気がついていて、眩しくて眠れない。 人工呼吸器…

ぴもみ
3日前
6

【コーチング⑥】進化する

コーチングは学んではいるが、私のコーチングは全くやり方が違う。 まず、7つの質問に答えてもらう。そんなに簡単ではないが、「答え」が見つかったとする。 ここでいう…

ぴもみ
4日前
12

手術翌日の長い一日

手術の翌日。朝から夫に会いに行った。 夫は、車椅子に座っていたが、驚くくらいグッタリしていた。 看護師が、入れかわり立ちかわり 3分おきくらいに来たが、 誰も私…

ぴもみ
4日前
3

鬱の治しかた 2

私は母を喪くしてから 5年間鬱病だった。 あれから10年以上たったが、 ものすごく長い5年間だった。 正直辛かったこと以外は、あまり覚えていない。 メンタルクリニ…

ぴもみ
5日前
10

【雑談】タイムトラベルする

友人が鶴見に50年住んでいる。 「鶴見は住みやすいの」 とよく言っていたので、一度行ってみたかったが、これといって行く理由もなかった。 ある日、鶴見に「三崎のまぐ…

ぴもみ
5日前
11

【コーチング⑤】世界が一変する

魂という言葉を使うと、すぐにスピリチュアルだと思われる方もいらっしゃると思うが、 そうではない。何度も言うが、 魂(潜在意識)の本当にやりたかったことを知ること…

ぴもみ
5日前
8

手術当日

夫は、抗がん剤と放射線治療を受けて喉の痛みがおさまっていた。 だから、私が無理にすすめなくても、良く食べた。 手術する前日に、医師から説明を受ける。 無口な先生…

ぴもみ
5日前
5

【コーチング④】奇跡が起きる

「あなたの魂(潜在意識)の本当の願いを知り、そのように在ろうとすれば、 どんな人もエネルギーに満ちあふれてきます!」ジャーン🎉 残念ながら↑↑↑そんなに簡単なこ…

ぴもみ
6日前
5

【コーチング③】あの人は特別だから

フォローしてくださった方ありがとうございます。フォローバッグが追いつかなくてごめんなさい。必ず伺いますね。 前回のつづき 86歳三人を連れての ロンドン、ローマ…

ぴもみ
6日前
8

夫の放射線治療

こうして、夫の食道ガンの 放射線治療がはじまった。 5週目で終わった途端。 夫は、私の心配をよそに 「うすめたお酒なら大丈夫でしょ?」 「いや、いや〜ダメでしょ」…

ぴもみ
6日前
6

【コーチング②】エネルギーがすごい

私のコーチングが、コーチングと呼ぶにふさわしいかどうかは、本当はわからないが、 魂(潜在意識)の在り方を見つけた人は、エネルギー量が半端ない。 今年このことを確…

ぴもみ
7日前
17

喉の痛みの原因がわからない

前回の続きです。 夫の喉の痛みは、私には隠していたが、極限に達しているようだった。 二年が過ぎた春。 みずから「今度は大学病院に行って検査してくるよ」と夫。 一…

ぴもみ
8日前
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夫の二度目の手術

夫の二度目の手術

夫は腹膜炎の洗浄のため、開腹手術をした。

食道ガンの手術と違って、6時間程度で終わったが、何があるかわからないので、義母も呼んだ。

手術後、医師に呼ばれて説明を受ける。すぐ夫は部屋に戻ってきた。

時間がかかったのは、麻酔がなかなか効かなかったからだと言うが、

途中で経過を報告してくれるわけではないので、

こちらとしては、なにかあったんじゃないかと気を揉んでしまう。

手術後30分くらいは

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【コーチング⑧】死んでも残るもの

【コーチング⑧】死んでも残るもの

マリー・アントワネットは名言を残している。

「パンがなければ、ブリオッシュを食べればいいじゃない」

この言葉は、本当に言ったかどうかは分からないらしい。

しかし、処刑される前に処刑人の足を踏んでしまった時、マリー・アントワネットは

「ごめんあそばせ、ムッシュー」と

言ったことは、本当のことらしい。

今となっては、マリー・アントワネットに「こう在りたい」と願っていたことを、訊くことは出来

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HCUでの日々

HCUでの日々

夫が、ニ週間のICUから無事に戻ってきて、私は胸をなでおろしたのだが、

今度はナースステーションと直結の部屋に入れられた。

排液を捨てるため、看護師がものものしい恰好で入ってくる。

点滴の確認などを入れたら、
10〜15分おきに来る。だから夫は、看護師さんとなごやかにお話ししていたようだった。

夫は話も出来るようになってきたし、あまり私は心配していなかったが、あとで考えると重篤だったのだと

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【コーチング⑦】自分に集中できる

【コーチング⑦】自分に集中できる

あなたが今、やっていること。
あなたが今、やりたいこと。

それが、あなたの魂(潜在意識)の究極にやりたいことならば、

たとえどんな事が起きても、
気持ちが揺れることはないだろうし、いつまでも幸せでいられるよ。

でもね、

エゴ由来でやっていることならば、

なにかが起きたら、すぐ気持ちが揺れてしまう。たぶん長続きはしないかもね。

私が何を言いたいのか、もうわからないんじゃないかな。みんなそ

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夫のICU体験記

夫のICU体験記

退院してから、夫は「ICUは地獄のようだった」と言っていた。

人工呼吸器はものすごく苦しいし、

昼夜かまわず煌々と電気がついていて、眩しくて眠れない。

人工呼吸器のポンプ音だけでも、うるさいのに、

あちこちでモニターのアラーム音が鳴り響く。

首を固定されていたから、何にも見えなかったが、

隣のベッドでは、医師たちが何かの処置をしていたが、どうやら亡くなったみたいだった。

排泄もベッド

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【コーチング⑥】進化する

【コーチング⑥】進化する

コーチングは学んではいるが、私のコーチングは全くやり方が違う。

まず、7つの質問に答えてもらう。そんなに簡単ではないが、「答え」が見つかったとする。

ここでいう「答え」とは、あなたの魂(潜在意識)が究極にやりたかったことだ。

この5年間、今まで「それは、まったく違います」と言われたことはない。否定じみたことも、言われたことはない。

たいていの人は、急に黙りこむ。

「思い出した」というのに

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手術翌日の長い一日

手術翌日の長い一日

手術の翌日。朝から夫に会いに行った。

夫は、車椅子に座っていたが、驚くくらいグッタリしていた。

看護師が、入れかわり立ちかわり
3分おきくらいに来たが、

誰も私には見向きもしなかった。

夫が車椅子からずり落ちそうだったので、ベッドに寝かせてもらったのだが、

それがいけなかったらしく

夫は苦しげに「酸素のつまみをいっぱい回してくれ」と言った。

あわてて看護師に頼んだら
「これで精一杯で

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鬱の治しかた 2

鬱の治しかた 2

私は母を喪くしてから
5年間鬱病だった。

あれから10年以上たったが、
ものすごく長い5年間だった。

正直辛かったこと以外は、あまり覚えていない。

メンタルクリニックの先生に
いつ治るんですか?とよく訊いていた。

先生の「必ず良くなりますから」と言う言葉を信じるしかなかった。

通っていたメンタルクリニックの先生は、患者の話しをよく聞いてくれるほうではなかったし、

後にも先にも唯一
私に

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【雑談】タイムトラベルする

【雑談】タイムトラベルする

友人が鶴見に50年住んでいる。

「鶴見は住みやすいの」

とよく言っていたので、一度行ってみたかったが、これといって行く理由もなかった。

ある日、鶴見に「三崎のまぐろ屋」があると聞いた。

京急の三崎口まで行かなくても、
三崎のマグロが買えるのならば、行ってみたくなった。

JR鶴見駅で下車し、
教えられたとおりに、豊岡商店街を直進する。

最初は気づかなかったが、

見たことのある景色だとい

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【コーチング⑤】世界が一変する

【コーチング⑤】世界が一変する

魂という言葉を使うと、すぐにスピリチュアルだと思われる方もいらっしゃると思うが、

そうではない。何度も言うが、

魂(潜在意識)の本当にやりたかったことを知ることは

「今を生きるあなたに必要なこと」なの。

しかし、今まで隠されていた思いが、顕在意識に上がってしまえば、
あなたの世界は一変してしまう。

この時点で、逃げ出して行く人が多い。(笑)

だってさ、

「カリスマ性のあるあの人が、こ

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手術当日

手術当日

夫は、抗がん剤と放射線治療を受けて喉の痛みがおさまっていた。

だから、私が無理にすすめなくても、良く食べた。

手術する前日に、医師から説明を受ける。

無口な先生だから

「食道を切って、胃を上に持ち上げて食道の代わりにします。何か質問は?」

で終わってしまった。

あとは、サインして終了。

埼玉から足を運んでくれた義兄は、拍子抜けしていた。

そして、手術の当日。

夫は、軽い足どりで手

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【コーチング④】奇跡が起きる

【コーチング④】奇跡が起きる

「あなたの魂(潜在意識)の本当の願いを知り、そのように在ろうとすれば、

どんな人もエネルギーに満ちあふれてきます!」ジャーン🎉

残念ながら↑↑↑そんなに簡単なことではないと思い知ったこの5年間。

私はいつも孤独だった。

前回のつづきに入る前に

一緒にロンドン、ローマ、パリを
旅した86歳の方の話をさせてください。

父と同い年なのに、エネルギーがなくて、旅行を存分に楽しむことが出来ずに

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【コーチング③】あの人は特別だから

【コーチング③】あの人は特別だから

フォローしてくださった方ありがとうございます。フォローバッグが追いつかなくてごめんなさい。必ず伺いますね。

前回のつづき

86歳三人を連れての
ロンドン、ローマ、パリ。

ロンドン1日目。午前中ナショナルギャラリーを観に行く。

ランチは、フィッシュ&チップスで
ミシュランの星を獲った店を予約していた。

普段からよく食べ、よく歩く86歳の三人。みごとに平らげて

「おいしかったよ」と言った。

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夫の放射線治療

夫の放射線治療

こうして、夫の食道ガンの
放射線治療がはじまった。

5週目で終わった途端。

夫は、私の心配をよそに
「うすめたお酒なら大丈夫でしょ?」

「いや、いや〜ダメでしょ」と私。

「飲んじゃお〜」と夫。

「看護師さんが言ってたじゃないの!やけど状態の粘膜にアルコールが流れていくと‥」

見ると、すでに夫は焼酎を水でうすめて飲んでいた。

禁酒は5週間でやぶられたが、

嬉しそうに飲んでいる夫を見る

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【コーチング②】エネルギーがすごい

【コーチング②】エネルギーがすごい

私のコーチングが、コーチングと呼ぶにふさわしいかどうかは、本当はわからないが、

魂(潜在意識)の在り方を見つけた人は、エネルギー量が半端ない。

今年このことを確証した。

実は、今年の2月。86歳の3人を連れて、ロンドン、ローマ、パリに旅行した。

今から考えると、私は結構無謀なことをしたものだ、と思うけれど、

普段から日本で足を鍛えていた86歳の3人は、体力的にほぼ同等だったし、本人たちは

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喉の痛みの原因がわからない

喉の痛みの原因がわからない

前回の続きです。

夫の喉の痛みは、私には隠していたが、極限に達しているようだった。

二年が過ぎた春。

みずから「今度は大学病院に行って検査してくるよ」と夫。

一ヶ月後

「ねー、ね、喉には何にも出来てないって。でもさ、」

「うん」と私

「食道ガンらしい」

「ええーーー!!」

そのあとは怒涛の日々でした。

一緒に医師から治療方針をきく。

すぐに抗がん剤治療がはじまる。
最初夫は、

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