ぴもみ

猫好き。自由な旅人。コーチングします。

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最近の記事

【コーチング⑧】死んでも残るもの

マリー・アントワネットは名言を残している。 「パンがなければ、ブリオッシュを食べればいいじゃない」 この言葉は、真偽のほどが分からないらしい。 しかし、処刑される前に処刑人の足を踏んでしまった時、マリー・アントワネットは 「ごめんあそばせ、ムッシュー」と 言ったことは、本当のことらしい。 今となっては、マリー・アントワネットに「こう在りたい」と願っていたことを、訊くことは出来ないが、 私の憶測だし、上手く言えなくて、たいへん申し訳ないが、 「気品良く生きたい」

    • HCUでの日々

      夫が、ニ週間のICUから無事に戻ってきて、私は胸をなでおろしたのだが、 今度はナースステーションと直結の部屋に入れられた。 排液を捨てるため、看護師がものものしい恰好で入ってくる。 点滴の確認などを入れたら、 10〜15分おきに来る。だから夫は、看護師さんとなごやかにお話ししていたようだった。 夫は話も出来るようになってきたし、あまり私は心配していなかったが、あとで考えると重篤だったのだと思う。 この部屋も、夜になっても真っ暗になることはなかった。隣のナースステーシ

      • 【コーチング⑦】自分に集中できる

        あなたが今、やっていること。 あなたが今、やりたいこと。 それが、あなたの魂(潜在意識)の究極にやりたいことならば、 たとえどんな事が起きても、 気持ちが揺れることはないだろうし、いつまでも幸せでいられるよ。 でもね、 エゴ由来でやっていることならば、 なにかが起きたら、すぐ気持ちが揺れてしまう。たぶん長続きはしないかもね。 私が何を言いたいのか、もうわからないんじゃないかな。みんなそうだったから。 わかりたくないよね。わかってしまったら、変わらないといけないか

        • 夫のICU体験記

          退院してから、夫は「ICUは地獄のようだった」と言っていた。 人工呼吸器はものすごく苦しいし、 昼夜かまわず煌々と電気がついていて、眩しくて眠れない。 人工呼吸器のポンプ音だけでも、うるさいのに、 あちこちでモニターのアラーム音が鳴り響く。 首を固定されていたから、何にも見えなかったが、 隣のベッドでは、医師たちが何かの処置をしていたが、どうやら亡くなったみたいだった。 排泄もベッド用のオマルを渡されて、「はい、どうぞ!」と言われたのだが、 「そんなもん出来る

        【コーチング⑧】死んでも残るもの

          【コーチング⑥】進化する

          コーチングは学んではいるが、私のコーチングは全くやり方が違う。 まず、7つの質問に答えてもらう。そんなに簡単ではないが、「答え」が見つかったとする。 ここでいう「答え」とは、あなたの魂(潜在意識)が究極にやりたかったことだ。 この5年間、今まで「それは、まったく違います」と言われたことはない。否定じみたことも、言われたことはない。 たいていの人は、急に黙りこむ。 「思い出した」というのに、近いかもしれないが 正確に言うと 「そんなことは前からわかっていたけど、ず

          【コーチング⑥】進化する

          手術翌日の長い一日

          手術の翌日。朝から夫に会いに行った。 夫は、車椅子に座っていたが、驚くくらいグッタリしていた。 看護師が、入れかわり立ちかわり 3分おきくらいに来たが、 誰も私には見向きもしなかった。 夫が車椅子からずり落ちそうだったので、ベッドに寝かせてもらったのだが、 それがいけなかったらしく 夫は苦しげに「酸素のつまみをいっぱい回してくれ」と言った。 あわてて看護師に頼んだら 「これで精一杯です」と すぐに立ち去ってしまった。 夫は「いいから、もっと酸素を回してくれ!」

          手術翌日の長い一日

          鬱の治しかた 2

          私は母を喪くしてから 5年間鬱病だった。 あれから10年以上たったが、 ものすごく長い5年間だった。 正直辛かったこと以外は、あまり覚えていない。 メンタルクリニックの先生に いつ治るんですか?とよく訊いていた。 先生の「必ず良くなりますから」と言う言葉を信じるしかなかった。 通っていたメンタルクリニックの先生は、患者の話しをよく聞いてくれるほうではなかったし、 後にも先にも唯一 私にアドバイスしてくれたことは 「環境を変えてください」 だったのだが、 引越

          鬱の治しかた 2

          【雑談】タイムトラベルする

          友人が鶴見に50年住んでいる。 「鶴見は住みやすいの」 とよく言っていたので、一度行ってみたかったが、これといって行く理由もなかった。 ある日、鶴見に「三崎のまぐろ屋」があると聞いた。 京急の三崎口まで行かなくても、 三崎のマグロが買えるのならば、行ってみたくなった。 JR鶴見駅で下車し、 教えられたとおりに、豊岡商店街を直進する。 最初は気づかなかったが、 見たことのある景色だということに気づいた。 「あっ!こういう化粧品屋さん、私の生まれたところにもあった

          【雑談】タイムトラベルする

          【コーチング⑤】世界が一変する

          魂という言葉を使うと、すぐにスピリチュアルだと思われる方もいらっしゃると思うが、 そうではない。何度も言うが、 魂(潜在意識)の本当にやりたかったことを知ることは 「今を生きるあなたに必要なこと」なの。 しかし、今まで隠されていた思いが、顕在意識に上がってしまえば、 あなたの世界は一変してしまう。 この時点で、逃げ出して行く人が多い。(笑) だってさ、 「カリスマ性のあるあの人が、こう言っているから、私もこう生きよう!」 「大好きなあの人が、そうしてるから、私

          【コーチング⑤】世界が一変する

          手術当日

          夫は、抗がん剤と放射線治療を受けて喉の痛みがおさまっていた。 だから、私が無理にすすめなくても、良く食べた。 手術する前日に、医師から説明を受ける。 無口な先生だから 「食道を切って、胃を上に持ち上げて食道の代わりにします。何か質問は?」 で終わってしまった。 あとは、サインして終了。 埼玉から足を運んでくれた義兄は、拍子抜けしていた。 そして、手術の当日。 夫は、軽い足どりで手術室の中に入って行った。 私は、手術に対して当初から反対だったが、夫には迷いが

          手術当日

          【コーチング④】奇跡が起きる

          「あなたの魂(潜在意識)の本当の願いを知り、そのように在ろうとすれば、 どんな人もエネルギーに満ちあふれてきます!」ジャーン🎉 残念ながら↑↑↑そんなに簡単なことではないと思い知ったこの5年間。 私はいつも孤独だった。 前回のつづきに入る前に 一緒にロンドン、ローマ、パリを 旅した86歳の方の話をさせてください。 父と同い年なのに、エネルギーがなくて、旅行を存分に楽しむことが出来ずに 「不思議だ」「あの人(父)は特別だ」と 文句ばかり言っていたので、 帰国して

          【コーチング④】奇跡が起きる

          【コーチング③】あの人は特別だから

          フォローしてくださった方ありがとうございます。フォローバッグが追いつかなくてごめんなさい。必ず伺いますね。 前回のつづき 86歳三人を連れての ロンドン、ローマ、パリ。 ロンドン1日目。午前中ナショナルギャラリーを観に行く。 ランチは、フィッシュ&チップスで ミシュランの星を獲った店を予約していた。 普段からよく食べ、よく歩く86歳の三人。みごとに平らげて 「おいしかったよ」と言った。 この調子で、最後まで三人に喜んでもらえるだろうと、私は鷹をくくっていた。

          【コーチング③】あの人は特別だから

          夫の放射線治療

          こうして、夫の食道ガンの 放射線治療がはじまった。 5週目で終わった途端。 夫は、私の心配をよそに 「うすめたお酒なら大丈夫でしょ?」 「いや、いや〜ダメでしょ」と私。 「飲んじゃお〜」と夫。 「看護師さんが言ってたじゃないの!やけど状態の粘膜にアルコールが流れていくと‥」 見ると、すでに夫は焼酎を水でうすめて飲んでいた。 禁酒は5週間でやぶられたが、 嬉しそうに飲んでいる夫を見ると、 ひとまず食道に穴が開かなくてよかった、と思った。 あとは手術だ。 手

          夫の放射線治療

          【コーチング②】エネルギーがすごい

          私のコーチングが、コーチングと呼ぶにふさわしいかどうかは、本当はわからないが、 魂(潜在意識)の在り方を見つけた人は、エネルギー量が半端ない。 今年このことを確証した。 実は、今年の2月。86歳の3人を連れて、ロンドン、ローマ、パリに旅行した。 今から考えると、私は結構無謀なことをしたものだ、と思うけれど、 普段から日本で足を鍛えていた86歳の3人は、体力的にほぼ同等だったし、本人たちは行く気満々だった。 ところが、2日目のロンドンで大きく差が出てきたのだ。 そ

          【コーチング②】エネルギーがすごい

          喉の痛みの原因がわからない

          前回の続きです。 夫の喉の痛みは、私には隠していたが、極限に達しているようだった。 二年が過ぎた春。 みずから「今度は大学病院に行って検査してくるよ」と夫。 一ヶ月後 「ねー、ね、喉には何にも出来てないって。でもさ、」 「うん」と私 「食道ガンらしい」 「ええーーー!!」 そのあとは怒涛の日々でした。 一緒に医師から治療方針をきく。 すぐに抗がん剤治療がはじまる。 最初夫は、私が持っていくものも 食べていたが、 そのうち抗がん剤の副作用で 何も食べられ

          喉の痛みの原因がわからない

          【コーチング①】才能があふれだす

          「この仕事向いていないかも?」 「今幸せだけど、なんかモヤモヤするなぁ」 「自分は何のために生きているんだろうか?」 そんな風に思ったことはありませんか? ひとつだけ、お訊きしてもいいですか? あなたのやっていることって 「お金のため?」 「人に良く思われたいから?」 それとも 「なんのため?」ですか? エゴ由来だとね、 あなたのやっていることは 何かのキッカケがあれば、 すぐに気持ちがブレて やめてしまうかもね。 でもね。 本当は、人間は誰でも 魂(潜在

          【コーチング①】才能があふれだす