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いつかのための詩集

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どこかで酒と出会うための詩集。
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#家族

【ショートエッセイ+詩】眠るてのひら、胸にしずむ

【ショートエッセイ+詩】眠るてのひら、胸にしずむ

端的に言って、死が怖い。

自分の最期はどんなだろう、と考えない日はない。
そんなことを言ったら大げさだろうか。

その時、誰かとなりにいるだろうか。いないだろうか。

いたとしたらそれは、誰だろう?そんな風に考えると言葉が止まらなくなる。歳を取ったからだろうか。いや、たぶん違う。

なぜ違うと思うかというと、小さい頃にもそれを考えていた記憶があるから。もっともその頃はりょーさけ少年も非常に幼かっ

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【ショートエッセイ+詩】星が歌う夜、きみたちは眠る

今日言いたいことは「いよいよ限界レベルで寂しい!」ということです。どうもりょーさけです。

妻の里帰り出産のため海を渡った家族と離れ、はや3ヶ月。はや3ヶ月。長っ3ヶ月。

長男出産のときもこれくらい離れてたんですけど、今回はね、うん、妻だけでなく育ってきて日々かわいい姿を見ていた長男もね、うん、離れたからね、

5倍増し、寂しい!!!!(2倍じゃないのどういうわけか5倍なのです)ということで、そ

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ついたり、きえたり、願ったり

ついたり、きえたり、願ったり

明滅 明滅

今日も、また

明滅 明滅

あかりがつき、消える
 
 
 

またひとつ

部屋の明かりが灯りました

オレンジのカーテン

中には

ダークブラウンの年代物テーブル

その上に

ニトリのテーブルウェア

ずらり

家族の笑顔がありました

似てる顔似ていない顔

総じて笑顔

明るいな

またひとつ

部屋明かりが灯りました

ピンクのサンダル

ベランダから

叫ぶ人

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スイートホームな小人たち

スイートホームな小人たち

私には帰るところがある

時にそこは暖かかったりする

寝室が

味噌汁が

2歳児の手が

私には帰るところがある

時にそこは冷たかったりする

サッポロ黒ラベルが

一白水成が

それらを注ぐグラスが

私には帰るところがある

のだ

少しだけ誇っていいだろうか

だからこそ

ボロボロになれるらしい

思う存分

2歳児に負けぬほど

だからこそ

ボロクソに言われてもいいらしい

扉を

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どうやったら詩を書いてコメントをもらえるか、アマチュア詩人が真剣に考えてやってみた記事。(前編)

どうやったら詩を書いてコメントをもらえるか、アマチュア詩人が真剣に考えてやってみた記事。(前編)

どうもこんばんは、りょーさけです。
最近ますます
 
 

妻子が恋しい男です…!
はよ4月になってくれ…。って感じです。そんなテンションで始めます。
 
 
 

嬉しいことに、最近noteがますます楽しくなってきました。twitterのTLにあがってくるnoteの方々(ぴぴぷるさん、そばさん、ぽこねんさんなどなど)が紹介してくれる記事がとても面白くてつい見てしまう。その周辺の人たちのノートなん

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君と僕、あるいは…

君と僕、あるいは…

泣いてんな 泣いてるよ

まるいな (まるいよ)

ちいせぇな (ちいせぇよ)

動いてんな (動いてるよ)

飲んでんな (飲んでるよ)

触ってんな (触ってるよ)

見てんなあ (見てるよ)

ニヤけてんなあ (ニヤけてるよ)

這ってるなあ (這ってるよ)

食ってるなあ (食ってるよ)

立ってんなあ (立ってるよ)

喋ったな! 喋ったぞ!

(立ててたなあ) 立ててたのにな

(食っ

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からからっていう音が

からからっていう音が

車を走らせてる からから から

氷をいれてる からから から

かざぐるまがまわる からから から

くじびきしてる からから から

砂漠をあるいてる からから から

色とりどりの回想が巡る からから から

おんなのこが踊る からから から

ストーブが空回りして からから から

いやいや いや

君らがいないから からから から

からから

なのだった

からから から
からから か

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