【ショートエッセイ+詩】星が歌う夜、きみたちは眠る
今日言いたいことは「いよいよ限界レベルで寂しい!」ということです。どうもりょーさけです。
妻の里帰り出産のため海を渡った家族と離れ、はや3ヶ月。はや3ヶ月。長っ3ヶ月。
長男出産のときもこれくらい離れてたんですけど、今回はね、うん、妻だけでなく育ってきて日々かわいい姿を見ていた長男もね、うん、離れたからね、
5倍増し、寂しい!!!!(2倍じゃないのどういうわけか5倍なのです)
ということで、そういった感情をですね、ええ、込めまして。少し前に嫁実家に行った際、4人「川+1」で眠ったときのことを詩にしました。
今日の詩はほぼ現実の描写と言ってよいと思います。詩にするなら空想混じりのほうが好きなのですが、今日はもうこれを書いたやつが
とにかく、寂しい
ということだけ伝わればオーケーなのです(笑)
と言いつつ(と、と、と、と3回続いたな)、ファンタジー要素というか比喩というかも入ってますが、割と中身の詰まった比喩でありますのでよろしくおねがいします。
(あと途中とある歌手の曲のフレーズがまんま入っていますが、そのことに関しては後述してありますのでそちらをご覧ください。)
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星の声が聞こえる
柔らかな生地の上で
ぼくは目を開く星
耳を澄ますと…
すぐ、隣から聞こえる
右にふたつ
左にひとつ
左は発信源が変わる
ころころと
右ふたつは
稼働音のボリューム調整中
左が急接近
星の右手が僕の左ほほと
小惑星の (痛いな) 衝突
急旋回して白い生地の端っこへ転がる
かわいい小惑星 ひとまずさようなら
右ふたつの
ボリュームのつまみは
たぶん壊れているので
自ら右腕を伸ばして
惑星の口と鼻を微調整
かまれそうになる
したたかな惑星群
親子惑星
A B CD
GPSによれば
ぼくはBの位置
だと判明した
この大地には酸素があり
体温があり
少し寒いので
フワッとした生地で
惑星たちは
自らを温める
軟弱な惑星たち
どうしても寂しいので
科学的な力のせいにして
隣り合う惑星たち
時に急接近
時に急反転
時に激突し
割れたかけらは
水になって散り
めぐりめぐってまた
隣の惑星をうるおしたりする
そんないとおしい惑星が
たまにほんとに近くて遠いなと
涙を流して
自壊してしまいそうになるので
ぼくは
手をはやし
足をつけ
言葉を覚えて
苦手なんだけど
お金を稼ぐ
惑星であろうと思う
ラブ Eメール フロム ヴィーナス
百万人のために歌われたラブソング
を
君ら3人に 今宵も歌うよ
おやすみなさい
また明日
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…ということで後述であります。
真ん中揃えにした言葉は、ポルノグラフィティさんの「アポロ」と「ヒトリノ夜」から引用させていただいたものです。これは僕の言葉ではありません。
妻がポルノグラフィティが好きだということ、「宇宙」や「お金」の話から「ヴィーナス(金星)」を連想し「アポロ」の歌詞が浮かんだことから使わせていただきました。
そこからさらに「人々は隣り合って生活をしているけれど、本当は遠い遠い存在者なのだなあ」という私の日々の実感から隣り合って寝てるけれどホントはこれって「ヒトリノ夜」なのだな、などなどと連想し言葉を使わせていただきました。
商業利用している訳ではなく、出典も上記に載せていますので(私の言葉だ、というつもりは毛頭ありませんので)問題にはならないとは思いますが、もしかしたらポルノグラフィティファンの方もいらっしゃるかもしれませんので、念の為説明させていただきました。不快な方がいらっしゃったら削除しますのでご一報ください。
よろしくお願いします。
酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。