立夏

所感、散文、詩、日記、趣味等々、 心に置いておくには大きすぎて、 誰かに声高に話すには…

立夏

所感、散文、詩、日記、趣味等々、 心に置いておくには大きすぎて、 誰かに声高に話すには小さすぎることたち

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    詩、あるいは詞

記事一覧

無題

タイトルは本当に思いつかなかったので 新しく人と出会って繋がりたい、あるいは親密になりたいと思っても無理だなあと思う なぜなら私は自分の要望が言えないからです …

立夏
7か月前
2

結婚したいかもしれない

タイトルまんまです。 なんか結婚したいかもしれない。 いや一時の気の迷いというか、生理なりかけの不安定な情緒で言ってるだけなので、アレなんですけど、連れ合いって…

立夏
8か月前
1

食べた気がしないの

人とご飯食べるの緊張しません? それも、まだあんまりお互いよく知らなくて、このご飯を機に親睦を深めましょうみたいなの、特にガチガチになりません? 食べること自体…

立夏
10か月前
2

じれったい待ち合わせ

「人を待つのってすごくじれったいでしょ?           そのじれったいのが好き」 一度見ただけでも鮮烈な印象を残す映画『娼年』の中のこの台詞は、特に私の中…

立夏
10か月前
1

大丈夫になりたい

掲題のこのフレーズ、日経新聞電子版のコピーになっていて、消費者の不安を煽る広告として問題視されてたのはもう半年以上前くらいのことだ。 それくらい、このコピーが人…

立夏
10か月前
2

さみしい朝

ここ最近仕事が忙しくて休みも本来連休のはずが細切れで、精神的にも身体的にも疲れていたけどそれがひと段落して心が緩むとその細胞の隙間にさみしさが入り込んできた。 …

立夏
11か月前
3

あと1年で死ぬのなら

あと1年で死ぬのなら、 恥ずかしがらずに詩を書こう 昔のアイデアノートを見返して 1本くらいは小説を完成させよう あと1年で死ぬのなら、 近所の入りづらいジャズ喫茶に…

立夏
11か月前
2

にちようびの空気

秋分を迎えて風が爽やかになった。 いつもであれば仕事で、気がつけば日が暮れている日曜日に出かけることができたので、こんなチャンスは逃すまいと思ってぶらぶらと歩く…

立夏
1年前
3

息が上手く吸えない〜
しんどい〜

立夏
1年前

T.G.I.F(ただご飯を食べたいだけなのに生活引退f**kin' Friday)

私、コーヒーのカフェインが体質に合わないのかもしれない。今日の仕事中眠すぎて、アイスのブラックコーヒーをぶち込んだんだけど今見事に気持ち悪い。頭も痛いし。 前々…

立夏
1年前

一生しよう密なことを

まただ、と自分の声で目が覚める 重く鈍った瞼を持ち上げて、 躯の奥に散った火花が 消え行くのを確かめる 残ったのは煙った欲望の燃え滓だけ 私しかいない、私しかいない…

立夏
1年前

やる気ゼロの休日レポ

人間やる気がある時もあればそうでない時もあり、後者の場合は「ウンウン〜そういう時もあるよね(´・ω・`)」くらいで済ませればよいのもわかってるんだが、意識だけ真面目な…

立夏
1年前
5

公序良俗違反未遂大根新入社員

あー また何にもならない自慰行為をしてしょうもない夜ふかしをしている。 もう無駄な時間過ごしのプロだと思ってるから いつものかーってなんか諦め?がつくけど なん…

立夏
1年前
2

子ども返りの夜

ふつーに素直に 夜更かししてだらだらしたい どーでもいい話を おもちゃ箱をひっくり返すようにしたい 目がちかちかしそうなくらい 頭がくらくらするくらい カラフルなこ…

立夏
1年前
3

宇佐見りん「くるまの娘」感想

多分現実ってこうなんだ、このまま進んでいくんだと思う。手で掴めるような、ワイドショーに出てくるような、そんなわかりやすいものじゃない。水に絵筆をつけた時の水面の…

立夏
2年前
1

邂逅@カフェ #1:ピピネラキッチン(大阪・中崎町)

カフェが好きだ。 細分化すると、カフェでの思いがけない出会いが好きだ。 人しかり、本しかり、味しかり。 続くかもわからないこのシリーズは、カフェ巡りを趣味とする…

立夏
2年前
2

無題

タイトルは本当に思いつかなかったので

新しく人と出会って繋がりたい、あるいは親密になりたいと思っても無理だなあと思う
なぜなら私は自分の要望が言えないからです

今日1番親しい友達と遊んだけど、やっぱり自分はこうしたい、これはちょっととかなかなか言えなくて最後の方には疲れてしまった
そういう思いが浮かび上がってくるのは速いのに胸と喉につっかえてあーしたいこうしたいこれは嫌だとか言えない
1番仲の

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結婚したいかもしれない

タイトルまんまです。

なんか結婚したいかもしれない。
いや一時の気の迷いというか、生理なりかけの不安定な情緒で言ってるだけなので、アレなんですけど、連れ合いって尊くないですか?
一緒に生活していくって全然綺麗なことばかりではないけどさ、でも全くの他人とお互い深いところまで理解し合って(理解はしてなくても把握はして)、寝食共にするってすごくないですか。
いやそんな細かい理由があって結婚したいと思っ

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食べた気がしないの

人とご飯食べるの緊張しません?
それも、まだあんまりお互いよく知らなくて、このご飯を機に親睦を深めましょうみたいなの、特にガチガチになりません?

食べること自体は大好きなんです。
けど、親しくない誰かと食べるってなると、気にしなきゃいけないことが多すぎません?

たとえばお店選びこれでいいのかとか、自分のメニュー選び変じゃないかとか、自分の箸使いorフォーク使いorナイフ使い変じゃないかとか、歯

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じれったい待ち合わせ

「人を待つのってすごくじれったいでしょ?
          そのじれったいのが好き」

一度見ただけでも鮮烈な印象を残す映画『娼年』の中のこの台詞は、特に私の中に色濃く影を残している。私はそのじれったいのがかなり苦手な方だからだ。

もうすぐ相手は来るとわかっているけれど、まだ姿が見えないとき、自分の内側にもくもくと煙が噴き出ているみたいに落ち着いていられなくなる。初対面の相手ならまだしも、何回

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大丈夫になりたい

掲題のこのフレーズ、日経新聞電子版のコピーになっていて、消費者の不安を煽る広告として問題視されてたのはもう半年以上前くらいのことだ。
それくらい、このコピーが人を惹きつけるその理由が分かる気がする。

私は今自分の心を安定させる土台にいくつも穴が開いていて脆いから、それらを埋める何かが欲しい。いつも自分が不完全である気がしてならなくて落ち着かないのだ。

大丈夫になるためには、仕事に関する知識も絶

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さみしい朝

ここ最近仕事が忙しくて休みも本来連休のはずが細切れで、精神的にも身体的にも疲れていたけどそれがひと段落して心が緩むとその細胞の隙間にさみしさが入り込んできた。

さみしさと言うやつはそれを感じない時も、体内のどこかでひっそりと待機していて、いざ主の心が緩むのに気づくとすぐさまその間を満たすように奇襲をかける。

だから、本当はさみしくない時なんてないのかもしれない。さみしさに気づいて、誤魔化して、

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あと1年で死ぬのなら

あと1年で死ぬのなら、
恥ずかしがらずに詩を書こう
昔のアイデアノートを見返して
1本くらいは小説を完成させよう

あと1年で死ぬのなら、
近所の入りづらいジャズ喫茶に行こう
中断してるバタイユも積読のサルトルも読んで
おめかししてクラシックのコンサートに行こう

あと1年で死ぬのなら、
しばらくちゃんと話してなくて
なんとなく気まずい友達をご飯に誘おう
中学の時に喧嘩ばかりしていたあいつも
近く

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にちようびの空気

にちようびの空気

秋分を迎えて風が爽やかになった。
いつもであれば仕事で、気がつけば日が暮れている日曜日に出かけることができたので、こんなチャンスは逃すまいと思ってぶらぶらと歩くことにした。

日差しはまだまだ暑いけどもう真夏の鬱陶しさはなくなって、むしろ陽光がありがたく感じる。

堂島川に沿って、この前ほぼ1年ぶりに映画館に足を運んで見た『バービー』について語り合うポッドキャストを聴きながら歩く。風が強めに吹いて

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息が上手く吸えない〜
しんどい〜

T.G.I.F(ただご飯を食べたいだけなのに生活引退f**kin' Friday)

私、コーヒーのカフェインが体質に合わないのかもしれない。今日の仕事中眠すぎて、アイスのブラックコーヒーをぶち込んだんだけど今見事に気持ち悪い。頭も痛いし。
前々からカフェ行脚する時コーヒー飲むと気分悪くなってたのってやっぱ気のせいじゃなかったらしい。それって相当な痛手では?つい最近やっとブラックでコーヒー飲めるようになったのにどういう嫌がらせ?

今日の仕事、だいたい金曜日がいつも週で1番忙しい上

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一生しよう密なことを

まただ、と自分の声で目が覚める
重く鈍った瞼を持ち上げて、
躯の奥に散った火花が
消え行くのを確かめる
残ったのは煙った欲望の燃え滓だけ

私しかいない、私しかいないのだ
そこに火を灯せるのは
そこに火を灯し続けてきたのは
その火にじっと灼かれつづけて
中指の火傷跡を見せぬよう拳を握ったのは

その蜜なんびとも吸うべからず
私は私ととびきりの睦言を交わすから

その密なんびとも解くべからず
私は私

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やる気ゼロの休日レポ

人間やる気がある時もあればそうでない時もあり、後者の場合は「ウンウン〜そういう時もあるよね(´・ω・`)」くらいで済ませればよいのもわかってるんだが、意識だけ真面目な私はそういう1日を過ごしてしまうととんでもなく罪悪感メーター的なものが振り切れて引き摺ってしまう。でも反省はしない、全然繰り返す、行動に移さない。実質意識低い系。

何より今日はせっかくの休日で、済ませておくべきだったこと(とは言って

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公序良俗違反未遂大根新入社員

あー

また何にもならない自慰行為をしてしょうもない夜ふかしをしている。

もう無駄な時間過ごしのプロだと思ってるから

いつものかーってなんか諦め?がつくけど

なんか文章書きたくなった

早く寝ろって話なんだけど

今日起きた時、その寝覚めの悪さにあー今日はちゃんと質のいい睡眠とるぞって思ったばかりではないか

社会人というやつになって1週間過ごしてみた。

で、思ったのは、

職場というのは

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子ども返りの夜

ふつーに素直に
夜更かししてだらだらしたい

どーでもいい話を
おもちゃ箱をひっくり返すようにしたい

目がちかちかしそうなくらい
頭がくらくらするくらい
カラフルなこれまでのありったけを
すべて地面にぶちまけて泥だらけにしたい

好きなときに好きなものを好きな順に
風のおもむくように気のままに
分からなくてもいい、上手くなくてもいい

ただそこに転がり落ちたものをみとめて
わたしたち、やっぱり生

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宇佐見りん「くるまの娘」感想

宇佐見りん「くるまの娘」感想

多分現実ってこうなんだ、このまま進んでいくんだと思う。手で掴めるような、ワイドショーに出てくるような、そんなわかりやすいものじゃない。水に絵筆をつけた時の水面のように、不確かで、違う色と色がなんの大した運命の作用でなくてもぶつかり合って、黒ずんだり、すれ違ったりする。何か仄暗いもののゆらぎ、突然やってくる夕立のような慟哭、全てを壊してしまいたくなる衝動、でもそれと背中合わせでなんとなくのろのろと過

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邂逅@カフェ #1:ピピネラキッチン(大阪・中崎町)

邂逅@カフェ #1:ピピネラキッチン(大阪・中崎町)

カフェが好きだ。

細分化すると、カフェでの思いがけない出会いが好きだ。

人しかり、本しかり、味しかり。

続くかもわからないこのシリーズは、カフェ巡りを趣味とする私が行く先々での巡り合わせ、つまり邂逅を記録していくものになる。

おそらく、もっと写真が豊富なほうが読まれる方には見やすいものになるだろう。

しかし、私のポリシー上、カフェであまりパシャパシャと写真を撮っていくことはしたくない。(

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