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私小説「はるかな峠へ続く道」 第一章
「本日の、○○県の新種疫病感染者は、確認がありませんでした」
野比大輔(のびだいすけ)は、何か複雑な気持ちで、ニュース画面を眺めていた。
野比は、何とも言えない憤りややるせなさで、心底から震えていた。
野比の脳内には、THE YELLOW MONKEYの名曲「JAM」のサビが、繰り返しリピートされている。
(外国で飛行機が墜ちました ニュースキャスターは 嬉しそうに
乗客に 日本人は いませ
久しぶりのプロ野球「応援」
私は、18歳から22歳まで秋田市、25歳から40歳まで岩手県盛岡市、今まで44年の半生の中で、半分近く東北地方で暮らした。
本籍地は岩手県である。
もっと言うと、明治維新の前、父方の先祖は宮城県にいたらしい。
母方の先祖は、今の岩手県の北半分を治めた南部藩の士族であったらしい。
(苗字帯刀を許された家柄ではあったようだ)
というわけで、今でも「車が動かせないから仕方なく身体は神奈川に、
心
私小説 「はるかな峠へ続く道」 第2章 ~疫災~
野比にとって、そこから翌春までの1年余り・・数年が経過し、多くのことが変わった今、その歳月は、・・まさに、雌伏の歳月であった。
古代中国から言い伝えられている諺に、こんなものがある。
「臥薪嘗胆」(がしんしょうたん)。
これは、長きにわたって覇を競っていた、呉という国と、越という国があり、ある時の戦いで、越の王、勾践(こうせん)は呉の王、夫差(ふさ)に大敗し、処刑されかけるも辛うじて除名され
静岡育ちで東北にも縁が深く、現在は神奈川県湘南地方に在住しています。文章を書くことが好きで、自己表現の場をと思い、思い切って登録しました。ザ・イエローモンキーを崇拝者しており先日も東京ドームLIVEに行きました。これからここでいろいろ書いていくつもりです。
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