都会と田舎の一長一短

生意気な小説を書きましたが、今日はいろいろあって、実家にきています。

明日、現在居住する神奈川県へ戻りますが、先日の作品を書き上げたのもこの実家で、でした。

今の神奈川での生活は、昨年末からようやく、念願の一人暮らしになり、楽しいことは沢山あります。

また、これからの未来を描きやすいのも、「首都圏=都会」へ出たからだと思っています。

しかし、人生で何回も居住場所が変わってきたとはいえ、首都圏在住歴が若い頃に八王子市で3年ほどのみ、な私は、時折「都会疲れ」のような状態になります。正月からの一人暮らしで気を付けていることも多々あり、心の疲労蓄積という感じもありました。

それプラス、今、お世話になっているところの特性上、いろいろ悩むときもあって、それが積み重なって心に余裕がなくなって言動もとげとげしくなっていて、「これはやばい!!」と感じていました。

1人暮らしなので、財政上なこともあり、悩みましたが、結局4日間の一時帰省を決意しました。

結局、今回の帰省に関しては、実行して正解だったと思っています。

もう、新幹線から降りると、一番街中の辺りなのに、今住んでいる神奈川某所とは、空気感、時の流れというか、違うんですよね。

着いた日に、実家のニュータウンの中とその周辺を一時間かけて散歩しましたが、例えば神奈川でも愛でるべき美しい草花は沢山咲き誇っているのに、こちらに来るとそれらに気が付く余裕がすぐ、全開になるんですよね。

今回、いろんな人とあって、飲み会したり、食事したりもしましたが、その期間、ずっと天気が良かったこともあり、風景写真を撮影したり、実家近くの公園の裏山に登って遠景を眺めたり、とにかく、澄んだ空気に身を置くことに努めました。

友人も結構いるし、食べ物も美味しい。

・・というと、田舎のいいところばかり見てるみたいですが、私は、もうしばらく、神奈川で粘るつもりでいます。

・・まず、地方は、車が動かせないと、何もできません。

発達障害と病気の関係で車を動かせない私は、この時点でずっと、田舎で暮らすことは出来ません。実際、田舎にいた頃、「フツウに車を動かせれば、この土地にもっと順応できたかも・・」と、ずっと、涙を流す想いでした。

この車の件だけで「決め手」とも言えますが、他にも要因はあります。

この土地だけでなく、日本の地方部など、どこも同じようなものだと思いますが、地方部はやはり「みんな~、右向け右!!」「はいっ!!」的な空気感があります。

その土地から出た・・特に、スポーツのスターを否定することは、地域社会から村八分食らうくらいの覚悟がないと出来ないことなります。この地方からは、世界的な野球選手とかもでていますが、もし彼を「下げる」ことを言えば・・嫌な顔されまくりです。

あと、旧制中学系の進学高校(全部県立)さえ出ていれば「アタマのいい人」認定で、中身が問題ありな人でも「でも、あの人は〇〇高校だから・・」という目で見られる、私立高校出身の人とかは、無条件に下に見られる、みたいな風土があり、なんかいやだなこれ・・と思って見ていました‥実際、県立の進学校出身の人でも、本当に優れた人は、それをネタにそれでない人にマウンティングしたりはしません。能ある鷹は爪を隠す、という感じのこの地方最強の進学校出身者を何人も知っていますし、同じ高校でも、その逆な人も見てきました。でも、この土地では、そう言った高校さえ出ていれば、地元にさえいれば尊敬される。そんな封建的風土は凄く嫌でした。(なおこの土地だけが特別なわけではなく、日本の地方部にはどこにも同じような傾向があります)

あと、「その土地だけが世界の中心」みたいな人にたまにあって、なんか話が合いませんでしたね。実際、世界は広いのです。この土地が、全てではないのですから。

でも、私に不足だった点も含めてこの土地は私の大切な思い出の地。

そして、神奈川にも大事な仲間も何人も出来たし、これから、叶えたい夢もあるし、この土地や、今まで住んできた「何か所かの、故郷」を胸に大事に置きながら、明日からまた神奈川で頑張ります。


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