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久しぶりのプロ野球「応援」

私は、18歳から22歳まで秋田市、25歳から40歳まで岩手県盛岡市、今まで44年の半生の中で、半分近く東北地方で暮らした。

本籍地は岩手県である。

もっと言うと、明治維新の前、父方の先祖は宮城県にいたらしい。

母方の先祖は、今の岩手県の北半分を治めた南部藩の士族であったらしい。
(苗字帯刀を許された家柄ではあったようだ)

というわけで、今でも「車が動かせないから仕方なく身体は神奈川に、
心は東北地方と、小学校途中から高校卒業まで育った静岡と、20代前半にいろんなことを学んだ、八王子に分散して置いている」
人間だと、勝手に思っている。

ちなみに、この記事では、最近、私が最近、楽天イーグルスの応援に行ったことを題材にするが、私が直接居住した岩手県盛岡市、秋田県秋田市とも、やはり仙台市や宮城県に比べれば、楽天への熱は高いとは言えない。

両都市とも、仙台市からの距離がハイウエイバスで盛岡市が150分、秋田市に至っては210分(今も変わりなければ、秋田市から仙台市へのハイウエイバスは予約しないと乗れない)つまり、結構な距離である。ちなみに、これが山形市だと、下道で65分、距離として盛岡市から仙台市が170キロくらいあるのに、山形市だと53キロくらいである。ああ、羨ましい。

ちなみに、秋田は歴代、多くのスター選手(落合博満、山田久志、われらが同世代ヤクルトの石川雅規投手など)を輩出し、高校野球でも早くから東北地方を牽引した土地柄だし(本当にあった話らしいが、昭和の時代には高卒で地元の信金に入った人が初日に「お前、どこなら守れる?朝野球、もちろん入るよな!」と言わるような土地柄らしいし)岩手は、言わずと知れた大谷翔平に多くの県民は夢中。

そのため、秋田にしても岩手にしても、楽天の応援熱はそれほどでもない。

でも、私は、数多くない仲間と、向こうにいた頃から、ずっと応援してきた。

2005年ごろから私はメンタルを崩すなどして、八王子から岩手に移ったが、その時期に楽天は東北・仙台に誕生した。

その後、地元で開催されるプロ野球は楽天オンリー。

たまたま岩手県営球場へ観に行った試合で、ファンクラブの誘いを受け、当時、絶望的に社会から孤立していたので(まだ、事業所やデイケアにもつながってはいなかった)当然、金の問題は考えたが、結果、少し、生き甲斐が欲しいと思い、その後、安いコースに入る。

となると、チームを観る目も変わってくる。

後に、社会と徐々に繋がっていき、25歳の頃は「今後の人生は余生だから、のんびり暮らそう。誰にも邪魔して欲しくない・・」と、本気で決めつけていたのを、少しづつ「余生ではない人生」を真面目に考え始めて、いろんなことを模索して、WRAPなどに出会ったころ・・この時期、東北地方を震災も襲った。私自身、「俺の人生、貧乏くじを引くようにできているのかなあ?」と思うほど、嫌な事ばかりで、今も環境を変えて、違う環境にステップアップする準備中だ(ただ、ステップアップを全面的に後押ししてくれるスタッフばかりなのは、幸運としか言いようがない)

前置きが長くなりましたが、とにかく岩手で、時には仙台でアツく応援してきた楽天イーグルス、応援活動を通して個人的な友達も出来たりして本当にいいことばかりだったが、3年前に私がまた、人生の転機を迎え、神奈川県に来てからは、2年前に横浜スタジアムの遠い席で負け試合を観たのと、昨年のGWに仲間と仙台で応援して、ロッテの小島投手に完全に抑え込まれただけ、であった。

そして今年は、おかげさまで地域の仲間と楽しいこともするようになり、しっかりネットでの中継を観る日も減っていた。だから、横浜での交流戦2週間前になっても「今のような状況で行っていいのかなあ?それより節約していた方が良いかも、俺は観られる動画サービス入ってるし‥」と迷っていた。

しかし、最近、アップしたようなような自分との葛藤の中で、「少し、気分を解放しないとダメかも」と思い、思い切って行く事にした。2日間買った。

結果、行って大正解だった。

席は、2日とも外野のビジター応援席だったが、本当に楽しかった。

展開は、まず水曜日が太田捕手のソロホームランから一気に楽天ペースになり、4-0の完勝。

木曜日は、本当にスリリングだった。

最初にリードされ、逆転し鈴木大地選手のタイムリーなどで突き放すも、終盤に相手の5番、宮崎選手の特大3ランで1点差に詰め寄られたときは、嫌な予感しかしなかった。ちなみに敵地なので、この時の場内の興奮はすさまじかった。あれを、ビジタースタンドで味わえたのは良い経験だったと思う。

ちなみに、宮崎選手の登場曲はロードオブメジャーの「心絵」。

アニメ「MAJOR」のOP曲である。

普段、パ・リーグばかりで、セリーグを観る習慣が「欠落」レベルにない私にとっては、「MAJOR」の主題歌を登場曲に使っている選手が2024年もいるとは、本当にうれしかった・・成人して以降では、たぶん、唯一ガチに沼ったアニメシリーズなので・・。あの主人公は、近くにいると最初は「扱いにくい!!」と感じるかもだけど、本当に奥深いしハートは真っすぐだし、の奴だからね。(※知らない人ごめんなさい

そして、初体験のビジター応援席、本当に楽しかった。

ちなみにわたしは、全部のプレーを覚えてはいない。

なぜなら、とにかく、あのビジター応援席の応援の熱気が、本当に楽しかった、それが印象に残って、「これがプロ野球応援席の醍醐味!!」と、久々に感じたから。

ちなみに初日は、ビールも少し飲んで、焼き鳥や焼きそばでおっさん観戦気分も少し味わい、2日目は弁当のみ。

呑みながらの応援も、完全しらふでの応援もまた、楽しかった。

勝利の瞬間や、得点の瞬間は、近隣の席の、もちろん、全く名前も知らない人たちとハイタッチ。

あれも「袖振り合うも多生の縁」大切な時間の共有だったんだろうな~。

本当に久々、パワーもらえた2日間だった。

悩み深いことはあるけど、多くの力もらえることをパワーに変えて、
きっとこれからも頑張っていこう。


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