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もう一度、青春の舞台へ

――緊張しない舞台はないけれど、やって後悔する舞台もありませんでした。やりきった後、多くの人が認めてくれました。その人たちの笑顔が、次の舞台への活力を僕にくれました。


人生は物語。
どうも横山黎です。

毎月最終日には、需要など一切無視して、僕の過去についてつらつらと綴っています。早いもので今月も最終日。今回は「いろんな舞台を経験してきた僕が次に立つ舞台」というテーマで話していこうと思います。


📚小学生の頃から舞台が好きだった

僕は昔から人前に出ることが好きでした。たぶん、ほめてほしい、認めてほしい、という可愛い欲求があったんだと思います。友達にだけじゃなくて、親や担任の先生に褒められたかった。

人前で発表することや、何かを表現することが好きだったんです。


僕の初舞台はきっと幼稚園年少の頃、お遊戯会の「赤ずきん」じゃないかな。そのとき僕は猟師の役で、小道具の猟銃を持った姿を見た先生から「セレブレイ」と呼ばれたそうです。全く記憶にありませんが、母親が証言しています。


小学2年生のとき、自分でつくった「ふゆのずかん」をみんなの前で披露したことがありました。今となってはどんな授業だったか覚えていないんですが、確か、学年末に自分の得意なことを発表しようという内容だったんだと思います。他の子たちは、縄跳びとか一輪車、けん玉を披露していくなか、僕は自分の創作物について発表するという異端ぶり。冬の植物、魚などを絵と共に紹介した「ふゆのずかん」を、新作発表会のようなノリ疲労しました。先生からも保護者からも受けがよかったらしいです。


小学3年生のとき、お楽しみ会があったんですが、そのときに僕は友達一緒に「ねづっち」をやっていました。無謀ではありましたが、その場でお題をもらってなぞかけをするという……。唯一覚えているのが、最後に「3年1組」というお題が出されて「バンジージャンプ」と掛け合わせました。その心はどちらも「ゆうきが必要でしょう」。クラスメイトに「ゆうき」という名前のつく子がいたのです。しめにふさわしいお題、オチで、反響がよかったことを覚えています。


小学校6年とき、音楽会の最後の言葉(閉会の言葉)を担当したのも僕でした。原稿をきちんとつくって、練習して、本番の日を迎えました。全校生徒だけでなく保護者や先生の前ですから、緊張しないわけがない。今にも崩れそうな両の足に力を入れて、僕は言葉を並べていきました。

また、環境展や謝恩会での出し物で演劇をしたんですが、そのときも僕は演者として舞台に立ちました。環境展ではCO2博士という役を演じました。地球温暖化を防ごうと説きます。いや、おまえが原因だろ!というツッコミが飛んできそうです(笑)


緊張しない舞台はないけれど、やって後悔する舞台もありませんでした。やりきった後、多くの人が認めてくれました。その人たちの笑顔が、次の舞台への活力を僕にくれました。


📚演劇と軽音

中学時代になっても演劇への情熱は覚めることなく、僕は演劇部に入部しました。脚本も書いていましたが、舞台に立つことも好きでした。全部の公演に出場するくらいにのめり込んでいました。

ファンタジーやったし、シリアスもやったし、ラブコメもやった。

現実でふられた相手に、演劇の中でプロポーズするという地獄みたいな公演もありました。僕は勝手にそれを「純白の黒歴史」と呼んでいます(笑)

そういえば、漫才もやったな。

中学2年生のときの新入生歓迎公演で『最上さんは笑わない』という演目をやりました。僕の親友が書いたオリジナル脚本です。最上さんという女の子をどうにか笑わせたい男の子が奔走するラブコメです。

そのなかで、僕と親友が演じる二人が漫才をして笑わせようというシーンがありました。ってなわけで、僕は漫才の台本をつくって、親友と共にやることになったのです。

初めてつくった割にはそれなりに面白くて、お客さんの反応からしても手応えがありました。公演後、見に来てくれていた数学の先生から「漫才が一番良かったね」という複雑な感想をもらうくらいに。


高校に入ってからは、軽音楽部に入りました。人前でギターを演奏したし、歌ったりもしました。人前で披露できるくらいのレベルではなかったけれど、ライブは盛り上がればそれでいいってことを知りました。

僕はアコースティックバンドを組んでいたんですが、よく演奏していたのは、レキシの「狩りから稲作へ」。「縄文土器 弥生土器 どっちがスキ?」というキャッチ―なフレーズから始まるユニークな曲。中盤に「タカユカシキ ネズミガエシ」というフレーズがあるんですが、お客さんとコール&レスポンスをすることで盛り上がるんですよね。

上手いどうかも大事だけど、それよりも盛り上がれるかどうかがライブの肝であることを実感した良い経験でした。


📚全国の舞台に立ったビブリオ

僕にとって一番大きな舞台といえば、やはりビブリオバトルの全国大会といえるでしょう。高2のときと大3のときと2度立っているんですが、やはり他の舞台とは一線を画す雰囲気がありました。

ビブリオバトルとは、自分のおすすめの本を5分間で紹介する書評合戦のこと。オーディエンスは発表を聴いて1番読みたいと思った本に票を入れます。最も多くの票を集めた本がチャンプ本となるわけです。

どうすれば本を魅力的に紹介することができるのかを探り、練習を重ねて準備をして臨みました。地区大会の時点で空気の色は違いますから身が引きしまりました。しかし、全国の舞台は一味も二味も違う。何度も舞台に立ってきたはずなのに、一向に慣れませんね。


たくさんの舞台に立ってきて思うのは、やっぱり舞台っていいな、ライブっていいなってこと。

たった一度きりのステージ、そのプレッシャーの中でどれだけ良いパフォーマンスができるのか、受け手の満足度を高めることができるのか、僕はその勝負が好きみたいです。


そんな僕が次に立つ舞台は「BOOK TALK LIVE “Message”」です。昨年出版した僕の初書籍『Message』にまつわるエピソードを物語るもの。図書館や学校の図書室でよく行われるブックトークを、僕は会場を借りてライブイベントとしてやっちゃおうというわけです。

ダイイングメッセージへの疑問
2度に渡る共同創作
Amazonでの出版
手売り150冊達成
ビブリオバトルで紹介して全国大会出場
出版社を通さずに本屋に並んだ

などなど、異例の経歴を持ち合わせている小説『Message』について、約1時間、物語っていきます。全力で伝えにいくから、受け取って欲しいな。詳細は以下の記事をご覧ください。最後まで読んで下さりありがとうございました。

20230228 横山黎


◆東京公演↓↓↓


◆茨城公演↓↓↓



小説『Message』手売り156冊目!
岩手でバンドやってる山D!
CD買った☺️

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