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本を届けるということ。
5月末に、静岡県富士宮市役所さんに呼んでいただいて、企画編集を担当し書籍化したweb連載「本当の頑張らない育児(やまもとりえ)」をテーマに講演をしてきました。
去年の夏の終わりに話がはじまり、冬に打ち合わせをして準備を進めてきた今回のイベント。市役所の担当の方が、すごく想いをもった素敵な方で感動して書いたnoteがこちら。
富士宮に講演行ってきます!というと、作者のやまもとりえさんが「わたし静
人見知り編集者が、ライターさんを「好き」になって変わったこと。
気が合う仲間と少人数で語る時間は大好きだけど、誰かとその関係になるまでには時間がかかる。
顔見知りの人とエレベーターで二人きりになった時の焦りは半端なくて、とりあえず「最近どう?」みたいな聞かれても困る質問を繰り出しちゃう。
私はそんな人でして、自分からグイグイ仲良くなるみたいなことってすごく苦手なわけです。(そういうのをさらっとやれちゃうB型末っ子タイプの人がうらやましい)
だけど、「編集
文化が変わる小さな芽をつくる。
書籍化にあたってイベントをするためにクラウドファンディングを始めて2週間ちょっと。
応援してくれる人が増えていくことはとても心強いし、ありがたい。
今回の連載を企画したのも、書籍化を目指したのも、クラウドファンディングをしてまでイベントをしたいのも、理由はそれによって新しい子育ての文化をつくりたいと思っているから。
じゃあどうしたら新しい文化をつくることができるんだろう?
文化が変わった、
「ありがとう」がもらえる仕事。
何度も読んでいる西村佳哲さんの「自分をいかして生きる」という本にこんな一節があります。
手がけた仕事に対して「面白い」や「興味深い」ではなく、「ありがとう」という言葉が返ってくるとき、そこに込められているものを大切にしたい。これは人の在り方に向けて戻されている言葉だ。「有り難い」「そのようにはありにくい」「あまりないことだ」という感嘆をふくむフィードバック。(「自分をいかして生きる」より)
担
その本が、その人にとって特別な1冊になる。
少し前に、サディことコルクの佐渡島さんが「本を買って読むという体験って実はもっとリッチにできる」というようなことを言っていた。
リッチな体験ってどういうことだろう。そう考えていて思い出したのが、息子の出産祝いだ。
わたしには、もう8年くらい毎月集まって一緒に1ヶ月の振り返りをしている4人の友人がいる。結婚式の二次会を幹事もしてもらった夫婦共通の友人だ。
その友人たちから「出産祝い何がほしい?
「本当の頑張らない育児」が、たった一人の読者に届くまで。
もし、1年前のわたしに「この連載、書籍化するよ」と伝えたら、「いやいやほんと?」と喜びながらも半信半疑だろう。
いま、わたしの手元には1冊の「本」がある。
1年前に企画をスタートし、半年間編集担当として連載をした育児漫画だ。
はじまりは1年前。
突然インターネットメディアの部署に移動になり、見よう見まねで編集らしきことをはじめ、壊滅的に絵が下手なのに漫画の編集をすることになって1年がたった