届けたい相手は、いつかの自分。
いつだってそのコンテンツを届けたい読者は、いつかの自分だ。
いつかの自分がへこんだり悩んでいたこと。
いつかの自分が知りたかったこと。
当時の自分に伝えたい、そんなに悩まなくてもいいんだよ。こんな風に思えたらもっと楽だったかもしれない。そんな気持ちがいつも企画にこめられている。
企画編集を担当した連載を、とあるパパコミュニティでシェアしたら、パパたちからなんだか熱量高いコメントをたくさんもらった。
ざっくりまとめると「産後の夫婦のすれちがいの正体」がめちゃくちゃ可視化されてるやん!!といううれしい感想。
いただいた感想を読みながら思い出したのは、産後当時のモヤモヤしていた気持ち。
連載の中でも出てくるように、妻としての自分、母としての自分、個人としての自分、自分の中でいろんな感情がぐちゃぐちゃになって自分でもとらえられなくなってしまった不安な気持ち。
それまでうまくいってたはずの夫との間に生まれる気持ちのすれ違ってしまう心細さ。
この作品は産後のわたしと、産後の夫に読んでほしい。そう思って編集していた。
そしてそれは私が初めて立ち上げた「本当の頑張らない育児」の連載も同じだなと思った。
「産後の混乱した自分に、こういうことでしょ?」を自分を理解する手助けがしたい。産後の妻の変化にどうしたの?と思っちゃう夫に対して、こういうことが起きてるんだよ、と伝えたい。
つまりは、わかってほしいしわかり合いたい。
私がコンテンツをつくる一番の動機は「幸せなパートナーシップをつくる」ということなのだ。
連載企画をつくりはじめて1年、やっと実際にコンテンツつくること、そしてそこに読者のみなさんからフィードバックをもらうことを通してやっと言葉がみえてきた。
言葉は立ち戻る場所になる。
動機を言葉にすることがきっと再現性につながる。
迷った時はまた、ここに戻ってこよう。
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