【ハンドメイド連載】Atelier Amulet of Butterfly Will (2) ~フルール・ド・リスのノンホールピアス~
みなさん、こんにちは。禧螺です。
今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。
ここ数日、SNSでは「政治を追いかける人」になっていましたが、裏ではハンドメイド関連の物事も少しずつ進めていました。
今月の目標「ハンドメイド作品を2つ掲載する」が達成できたので、今日は自分にご褒美をあげます。
初のアクセサリー掲載
「【ハンドメイド連載】Atelier Amulet of Butterfly Will」シリーズ
の日です。
「そのシリーズって、何するの?」と、ご興味を持っていただけた方は、下の記事をご覧いただけますと幸いです。
それでは、参ります。
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それは「絶対的な孤高の美しさ」を示すもの。
その意思が、漆黒の闇や虚無に淘汰されようとも、清廉なる崇高さは、どこに身を置こうとも、主を行くべき道へと導く。
君は、覚えているはず。
あの日、これを手にした時、刻み込まれた使命を。
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やっとハンドメイドらしい連載になって参りました。
「シンプルだけど、きらっと輝いていて欲しい」という個人的な願いを、そのまま形にしました
「フルール・ド・リスのノンホールピアス」
です。
前回に引き続き、まだ正式名称が決まっていないので、決まるまではこの名前で呼んで参ります。
フルール・ド・リスは、フランスと縁の深い意匠なのですが、ここでそれを説明すると、記事の内容から脱線するので、気になる方はWikiさんでご確認ください↓
すごくざっくりと言うと、フルール・ド・リスは王権の象徴でありながら、一方では宗教的な象徴でもあり、聖母マリアとの関連が深いものです。
現代では、雑貨や家具や建築等、あらゆる日常生活の場面や空間に使用されています。
意匠が渡ってきた激動の時代を越えて、普遍的にいろいろな人に認知され、今やおしゃれなアイテムの一つとなっている、と言っても過言ではありません。
おしゃれ用とはいいながらも、私個人としては、思いっきり王権の象徴として「聖別」の意、宗教的な象徴として「純潔」の意味を纏わせました。
色合いは、パーツの説明には「銀古美(アンティークシルバー)」の記載があったのですが、メタリックともとれる、少し不思議な色。
当初はシルバーかマットシルバーで製作を予定していたのですが
「アンティークシルバーといいつつ、メタリックシルバーともとれるところが、逆にこの作品の核になるのではないか?」
と思い、他にパーツを買い直すことをやめ、そのまま採用しました。
上についている丸いガラスビーズは、ブラックダイヤモンドという色です。
いろいろなスピリチュアル的な意味や石の言葉がありますが
「永遠の強さ」
という言葉をもっており、ある意味で絶対性を持たせたい作品だったので、このビーズを添えて作っていきました。
そして、かなり時間をかけて悩んだのが「ピアスにするかイヤリングにするか」問題です。
私はピアスをするのに、耳に穴を開けることに恐怖と不安を感じるので、アクセサリーに興味を持ってこのかたずっと、イヤリングの民。
しかし一方で、ピアスへの憧れもあるのが事実で、どうしてもそれっぽい気分を味わってみたい。
非常に困りました。
ピアスっぽく見えるけど、実はイヤリングだよ的な、都合のいい金具はないだろうかと探していたところ、見つけたのが、ノンホールピアスです。
耳に当たる部分が透明の樹脂で、金属アレルギーの心配もいらない、そしてなにより穴を開けなくていいその素材は、まさに私の理想と現実のギャップを埋めてくれるものでした。
このノンホールピアスを作って以降、金具の道具箱には、ノンホールピアスも常駐するようになったのでした。
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そして、このハンドメイド作品をはじめ、すべての作品は、自創作に存在していそうなものをイメージして制作しています。
イメージ元になっている自創作はこちら↓
このノンホールピアスは、創作うちのこユウリが身に着けているピアスを、創作主として「現実にあったら、どんなものになるだろうか」という好奇心が元になって、製作されました。
先の製作の方でも言ったのですが、これは当初、銀素材、もしくは銀に見える素材で「高貴さ」を押しだして作ろうとしたのですが、
ピアスのイメージであるユウリは、
「老若男女を虜にする美貌がありながらも、相手に媚びない強さ持ち、自由に生きる」ファム・ファタールの空気感を持ち合わせているのと同時に、
本来の意味と少しかけ離れた表現にはなりますが
「無秩序、無支配」のアナーキーな気質の持ち主です。
彼女が「貴族の令嬢」の顔を持ちながらも、諜報員や暗殺者の顔が見え隠れする表現として、ただ単なる「高貴さ」だけでは、足りないのです。
絶対の美しさと極端な穢れが、同時に同じ空間で、ある一つを創り上げる必要がありました。
それが、フルール・ド・リスのチャームを、ただの銀にするのではなく、メタリック寄りにも見える素材を使うことで、表現出来るのではないかと思いました。
そんな孤高さと混沌とした感情を持つユウリに、主であるイサベルは、媚びることもなく、また反対に誘惑することもなく、ただその目を真っ直ぐに見て言うのです。
「ユウリは、とても美しいわね」
もう一つ加えると、褒めたことによる見返りを求められないことで、逆にユウリの方が、イサベル自身に興味を掻き立てられています。
それに、このイヤリングがとてもよく似合っていることを、イサベルが伝えたこともあり、今では絶対に肌から離さないピアスとなっているのです。
今まで、何の意味もなさなかった自分が、あるなにかのきっかけによって動き始める時、それは、誰かの為にも輝けるものになるのかもしれません。
調度、ユウリがイサベルを支え守るためにも、その天性を活かすように。
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来月(2023年10月1日以降)より、このシリーズの記事において、
メンバーシップに加入されているかどうかで、写真以降の製作秘話や、他ギャラリーについて、閲覧可能数が変更されます。
何卒よろしくお願いいたします。
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みなさんに、ここで出逢えて嬉しいです。
この記事にお時間をいただき、ありがとうございました。
それでは、今日はここまでです。
みなさんの本日が、素敵なものでありますように。
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【おしらせ1】
2023年4月から、メンバーシップを開設しました!
メンバーシップは、複数のプランを開設しておりますので、詳細をご確認の上、参加をご検討いただければ幸いです。
メンバーシップのプラン詳細は、以下の記事をご覧ください↓
メンバーシップのホームページはこちら↓
ご縁がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
不明な点がございましたら、コメント欄や「クリエイターへの問い合わせ」機能で、お申し付けください。
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【おしらせ2】
2022年10月から、ワンコインミニセッション(500円)を開設いたしました。
詳しい申し込み方法、セッションの流れは、
に掲載しております。
ご自身のタイミングや縁で、必要になりましたら、ご利用いただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
また、セッションのご感想も別記事にて掲載しておりますので、よろしければご覧くださいませ。
上のかわいいお花の絵文字は「なるの推し活」様からお借りしました。
ありがとうございます💐
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