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#09『職務経歴書を作成する』

前回の繰り返しになりますが
あなたが「仕事にどのような姿勢で取り組んできたか」をアピールするものが「職務経歴書」です。

単に経歴(実績や成果)を並べるだけの無機質な内容ではなく採用側が
働いているあなたをイメージできるような内容にしましょう。


◎決まったフォーマットは無い

「職務経歴書」に決まったフォーマットはありません。

これはあなたのプレゼンテーション力が試されているということになります。転職活動は書類作成の段階から既にスタートしているのです。

あなた自身をプロデュースし、面接では「職務経歴書」を元に自身でプレゼンテーションしましょう。

◎自身にあったオリジナルの様式を作ろう

いろいろな職務経歴書を参考に、自身に適した様式を作ってみましょう

今までの仕事の洗い出し作業になります、どのように仕事に向き合い、何を習得したのかをまとめます。
あなたの強みは何なのか自己分析してみてください。
そしてそれを伝えるのに最適な様式を作ってみてください

◎なぜ、テンプレートをそのまま利用することがよくないのか

採用側が「どこかで見たことのあるテンプレート」や「どこかで読んだことがある文書の羅列」だと気づくと、自分で考えてないと捉えるかもしれません。

もしあなたが採用側で、書類選考の段階でスキルに差の無い2人を「職務経歴書」のみでどちらかを選ぶ必要があるとき、1人は自分の文書で、もう一人はどこかで見たことのあるテンプレートで単語だけを置き換えたものだったらどちらを選びますか?
 
たったそれだけの差で決まることもあるのです

◎「職務経歴書」を書いてみよう

参考までに一般的な職務経歴書に記載する「項目」の説明をしておきます。
応募企業に提出する「職務経歴書」はA4で1~2ページに収まる内容にしましょう。

3ページ以上は面接官が読む気にならないのでご注意を、特に転職回数の多い方は書き方を工夫しましょう。

《職務要約》
最初に読まれる部分です。強みを完結にアピールしましょう。
転職回数の多い場合は、それ自体がマイナスに捉えられるケースもあるため、一貫した姿勢を示す必要があります。
仕事内容に一貫性が無くても、「生き方」や「考え方」に筋が通っていれば問題ありません
「ステップアップ(上昇志向)」の考えを適用するとよいと思います。

《職務経歴》
ダラダラと文書で書くのではなく、「枠(表形式)」を作って
勤務先の基本情報の下に「期間」「担当製品」「担当業務」「環境/ツール」「メンバー数/役割」などを記入します。

補足:私のオリジナル
私は転職回数が多かったこともあり、また採用側が最も知りたいのは現職情報なので並びを工夫して「先頭に現職を、最後に最初の就職先」としました(通常とは逆)。
また通常「担当業務」に「業務や実績の詳細」を書くのですが、私の場合は担当製品が20件以上あったので全体が2ページに収まるように箇条書きにして、次項目の「活かせる経験・知識・技術」で採用側が興味を持ちそうな実績だけをピックアップして記載しました。
このようにしてオリジナルの「職務経歴書」を作成しました。

《活かせる経験・知識・技術》
経験・知識・技術に加え、表彰や特許出願なども加えます。

《資格》
一般的な資格を箇条書きに書きます。

《自己PR》
最も重要な部分です、「何ができて・何がしたいのか」を明確に自分の言葉で記述しましょう。こちらも一貫性のある内容にする必要があります。
「成果」や得た「スキル」を書きますが、次への改善の「気づき」などが得られたのなら失敗した仕事の内容でも構いません。
御社に入るためにスキルや経験を積んできており、御社の一員になりたいような・・まるで最終就職先のような内容にします(嘘も方便)

<何ができる(ケース別アピール)>
・入社数年目の場合は新入社員として学んだ(ビジネスマナー含む)こと
 経験(新入社員研修含む)したことを
・単調な業務でアピールポイントが少ない場合は、業務への真摯な取組
 姿勢(責任感・正確さなど)を
・転職回数が多い場合は、習得したスキルや経験を
・異種業種転職なら、今までの経歴を分析して共通項を探し、エピソード
 などを添え軽い気持ちでないことを

<何がしたいのか>
スキルや経験を活かして、その企業で何をしたいかをアピールします。
単調な業務で転職理由が単調な仕事の不満だった場合、どのようにすれば自身の強み(能力)を最大限活かせるかを自己分析して転職先でどのような仕事ができるかをアピールします。
もし内容が乏しい場合は、エピソードを添えてもよいと思います。

このように採用側を納得させるためには「退職・転職」理由に一貫性がなければなりません。

次回、『転職・就職活動は情報戦!エージェントを使いこなせ(前編)』というお話です

ある企業から内定が出た頃に他によい求人が見つかった場合
これから1次・2次面接を受け結果がでるまで内定企業が待ってくれることはほぼありません。もし内定を辞退したらその企業を再度受けることはできません。

このような残念な確率を下げるにはどうすればよいかをお話します。
 
最後まで、お読みいただきありがとうございます。

「なまけ弁当」

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