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ぶらり散策でみつけた感動 フォトエッセイ&フォトポエム

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散策や旅のおともはカメラ。自然大好き。空、海、道端の花・・・身の回りにある心を動かされたシーンとその時感じたことをフォト&エッセイ・ポエムで。ほっこりしていただければ嬉しいです♡
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#ポエム

フォトアルバム 飛び立てる自由

フォトアルバム 飛び立てる自由

小さな枠の中に自分をおさめようとしていた。
窮屈で狭くて、不自由だなと感じながら
その中で生きるのが当たり前だと思っていたから。
ここから出ちゃだめって言われたわけでもないのに
自分で決めた小さな世界にとどまろうとしていた。

木の上で休んでいた鳩が一斉に飛び立った
散り散りに、広い空へ

とどまっていないでいいんだ
自由に飛べるんだから
空がどこへでも行ける広さを見せてくれた

フォトアルバム 今日の夕雲~龍のうろこに託す思い

フォトアルバム 今日の夕雲~龍のうろこに託す思い

たとえ嫌なことがあったとしても
胸張って上を向こう
胸躍るような空模様を見たとたん
素晴らしい気分になれるから

長くて巨大な龍のうろこのよう
今見てるものは龍の胴体の一部
心の内にある真実と同じように
大きすぎるものの全貌は見えない

人の言葉や態度の裏にある意味を
推し量るのはやめておこう
答えなどみつかるはずはないし
エネルギーを消耗するだけだから

うろこのような雲が知らせたいのは
近いう

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フォトポエム 光ある方へ

フォトポエム 光ある方へ

朝一番、今日も明るく元気に過ごそうって思っても
帰る頃には気力が衰えて虚しさを感じることもある。
世の中は陰と陽、光があれば闇もある。
気持ちに反して、無理に頑張ろうとしなくていいんだよと
充分頑張った自分をねぎらい、優しく語りかける。

見かけた花がきらきらの太陽の光を浴びて楽しそうだった。
植物は目がなくても光を感じて芽をだしたり、
光に向かって花を咲かせたりする。
先が見えない闇の中に入り込

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フォトポエム 自分を照らすキラキラの光

フォトポエム 自分を照らすキラキラの光

この1週間、何をしてたんだろう?
いろんなことをたくさん考えたけど、
何を見ただろう
何を感じただろう
頭だけフル活動
心の活動は停滞
今朝、久しぶりに空を見た気がした。
澄んだ水色の空
もくもく真っ白な雲
降り注ぐ太陽の光
この1週間、何を見てきたんだろう?

太陽の恵みを浴びたくて飛び出した。
自然に目を向けずいる間に
桜の花は散り、葉だけになっていた。
美しいものを見逃してしまった淋しさはす

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フォトアルバム 世界から色が消えてしまったら

フォトアルバム 世界から色が消えてしまったら

あたりまえのように
いつも自分のすぐそばに
いろんな色があふれている
空にも地上にもいたるところに

もしこの世界から色が消えてしまって
モノトーンになってしまったら
きっと喜びも楽しみも消えてしまう

いろんな色があることで知る
いろんな人がいていい
いろんな考えがあっていい

空を見上げると元気になる

空を見上げると元気になる

考え事をする時に宙に答えがあるかのように上を見るのは、目に入る大量の情報を一時見ないようにして考え事に集中するためだという。

空を見上げると、
さっきまで頭をめぐっていた様々な考えが動きをやめ、空の美しさに集中できる。
宇宙のとてつもない大きさの中にいて、自分の悩みがどれだけ小さいかってことがわかる。

今日の空はきれいだな。
さっきまでもやがかかっていた心の空に、光が射して澄み渡っていく。

フォトポエム 孤独という錯覚

フォトポエム 孤独という錯覚

ふと孤独を感じた瞬間があった
日暮れ時に見たシルエットは
物淋しい感じが美しくもあり
一枚、写真を撮った

あとから見たひとコマの写真には
石柱の上に一羽の鳥が止まっていた
あの時はいることに気づかなかった

誰かが手伝ってくれていたこと
誰かが気にかけてくれていること

当たり前に受け取っているものにも
優しさや愛があることに気づくと
孤独なんかじゃないなあと思える

虹色の光がさした瞬間

虹色の光がさした瞬間

龍口から流れ出る水を見ていると
穢れが清められていくようだった
水音に耳を澄ませていると
太陽の光が差し込んできた
美しいと感じて写真を撮った
眩しいものの姿が写っていた

時々写真を見ては思い出す 
あの日見た虹色の光が美しかったこと
あの日清らかで澄んだ心になったこと

雲が太陽をくわえた瞬間

雲が太陽をくわえた瞬間

電車の中で、仕事のこと、人間関係のこと、考えなくてもいいようなこと、とっとと忘れた方が楽になるだろうこと、とにかくいろんなことが頭に浮かんでいた。放っておくと頭の中はいろんな考え事でいっぱいになってしまう。

電車を降りて空を見上げると、視界が開けた、空間がひろがった。雑念たちがあっけにとられたように動きを止めた。
無限に広がる青い空の一か所だけに雲が浮かんでいる。しばらく空を見ていた。

雲がワ

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