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文章を書くのに必要なのは、語彙力よりも「他人への想像力」だ。

文章を書くのに必要なのは、語彙力よりも「他人への想像力」だ。

「私、語彙力がないから」
「文章を書くのが苦手です」

よく言われます。

語彙力は、確かにあるに越したことはない。たくさんの言葉を知っていれば、それだけ思考は広がるだろう。

だけど、大切なことは「どれだけたくさんの言葉を知っているか」ではない。

どれだけたくさんの「人の気持ち」を知っているかだ、と思う。

「自分とは違う他人」の価値観をどれだけ知っているか
文章には読み手がいる。自分用のメモ

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「自分の想いをそのまま書けばいい」は危険です

「自分の想いをそのまま書けばいい」は危険です

・文章が上手く書けない、
・書いているけど、伝わっているか不安、
・書いていることで反応がない、
・もっと自分の想いを届けたい

と思っている人に対して、

「自分の想いを、そのまま書けばいいんだよ」
というのは、何の解決策にもなっていません。

むしろ、毒です。猛毒注意です。

理由は2つ。

1つめは、そう言われても書けないから悩んでいるんだから。
(それで書けるなら、とっくに書いています)

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情報発信は、「ダサく始めて」進化させればいい。

情報発信は、「ダサく始めて」進化させればいい。

noteを書き始めて、30記事になりました。ほぼ毎日習慣として朝にアップすることができています。

Twitter、Facebook、Instagram、note、(時々ブログ)、メルマガ、LINE公式アカウント、音声発信。

「たくさんの発信が毎日できるのは、なぜですか?」と聞かれると、「楽しいから」に他ならない。

「情報発信が続かない」
「私も発信したいけど、書けることが何もない」
「やって

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その文章に「サビ」はあるか

その文章に「サビ」はあるか

 おもしろい文章には「サビ」がある、と思った。

 曲で印象的な部分を「サビ」という。おなじように、文章にもちゃんと印象的な「サビ」があるか? 「これが言いたいんだ!」というメッセージがあるか? そこを意識するといいのではないか。

 そして、その「サビ」に向かって「イントロ」や「Aメロ」「Bメロ」を配置していくのである。

 こんな文章があったとする。

 今日は台風が近づいているからか、低気圧

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「10万部会議」は、最高に脳が活性化する企画会議だった

「10万部会議」は、最高に脳が活性化する企画会議だった

以前、「企画脳」を育てるたった1つの習慣という記事で「10万部会議」を紹介しました。「参加してみたい!」という人が多かったので、ツイッターでメンバーを募って開催しました。

すると、「milieu(ミリュー)」編集長の塩谷舞さんや『10年後の仕事図鑑』の編集でもご活躍中の長谷川リョーさん、その他、有名な出版社の編集者らもエントリーしていただき、思いのほかハイレベルな会議になりました。(今回選考に漏

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「いい文章」を書きたいなら「いい文章」を書こうとしてはいけない

「いい文章」を書きたいなら「いい文章」を書こうとしてはいけない

いい文章を書くにはどうすればいいか? 先日、それについてあれこれとツイートしたのでnoteにまとめときます。



いい文章を書くには、いきなりいい文章を書こうとしないこと。下手でも意味わかんなくてもとにかく書きなぐる。ぼんやり思っていることをまず吐き出してしまう。

その「言葉の塊」を今度は客観的に見てわかりやすく整えて編集していく。少しずつ削って最高の輪郭にしていく。一発で美しい彫刻は生まれ

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