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意思決定基準たち

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仕事や生活をより充実したものにできる、あるいはより効率・効果を高められる、そんな「意思決定基準」を日々打ち立て、あるいは改善していく。
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#コミュニケーション

「ちょっといいですか?」

「ちょっといいですか?」

日曜日恒例の読書勉強会で、
『プロフェッショナルの条件』の
タイムマネジメント関連の章を
読み進めている。

多種多様なバックグラウンドの、
かつポジティブマインドで
他者への貢献を常に考えている
素敵な参加者ばかりの場なので、
毎回のフリーディスカッションが
刺激的で興味が尽きない。

そんなディスカッションの中で、
最近の若い人が
「ちょっといいですか?」
という言葉の代わりに、
「一瞬いいで

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毎日バットを振らないと、スピードも精度も落ちる

毎日バットを振らないと、スピードも精度も落ちる

ホワイトカラーの仕事のうち、
大半の割合を占めるもの。
それは、「コミュニケーション」
ではなかろうか。

農業や漁業のような一次産業、
あるいは工場でのものづくりに
代表される二次産業では、
ひたすら手足、体を動かすことが
求められる。

これに対して、サービス産業では
「知識」「情報」を取り扱うのが
主となる。
それゆえ、お客様やサプライヤーと、
あるいは社内の上司、部下、同僚と、
コミュニケ

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聞かれたことに答える

聞かれたことに答える

1 on 1 なり、面接なり、
人とコミュニケーションを取る際に
「聞かれたことに答える」
というのは、あまりにも当たり前の
お作法である。

当たり前、と言っておきながら、
これが意外と難しいときがある。
個人的には、常日頃からしっかりと
意識して、間違いなく体の中に覚え
込ませているつもりだったのだが、
つい先日、見事に失敗してしまった。

「Aですか?」
と聞かれたら、
「Aです。」
あるい

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「ただの音波」とコミュニケーション

「ただの音波」とコミュニケーション

ぶつぶつと独り言を言う人がいる。
兄弟姉妹のいない一人っ子や、
独り暮らしの長い人に、
比較的独り言を言う人が多い、
そんな傾向が感じられる。

独り言を言われると、ドキッとしてしまう。
それが、ため息交じりだったり、
何となく不快な雰囲気をまとっていると
なおさらである。
自分が悪くなくても、何か自分のせいで
不快な思いをさせてしまっただろうか?
と要らぬ気遣いをしたりすることも。

独り言は、

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言葉の力

言葉の力

昨日のエントリーにも関わる話。
言葉には「力」がある。
言葉によって、大いに救われることも
あれば、逆にダメージを受けることも
ある。
いずれも「力」があればこそ、である。

「始めに言葉ありき」
と言ったのは、新約聖書。
創世は、神の言葉から始まった、
という意味合い。

物理的に存在するモノについては
とりあえず置くとしても、
抽象的な存在、概念に関しては、
言葉を紡ぐことによってはじめて

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優れたマネージャーの要件

優れたマネージャーの要件

「Google先生」という表現は、
Googleで検索すれば、何でも
教えてもらえるということを
ありがたがって、敬意を込めて
付けられた表現だろう。

本当に、「先生」と崇めたくなる
ほど素晴らしいツールを、しかも
無料で世の中に提供してくれて
いることに、感謝をしたい。
もちろん、裏ではそれを支える
「広告」の仕組みを走らせて、
しっかりビジネスとして稼いでいる
ことを承知の上で、それでもやは

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コミュニケーション・ギャップをいかに解消するか

コミュニケーション・ギャップをいかに解消するか

昨日のエントリーで、1 on 1 について
書いた続きを少しばかり。

1 on 1 エバンジェリストの堀井さんは、
様々なワークを取り入れて、
巧みにファシリテーションされて
いたのだが、ワークの中でとても
印象的だったものがある。

それは、

「犬」を書いてください。

というシンプルなワーク。

30秒と指定された短い時間を使い、
みな思い思いに「犬」を書く。

私は、何の疑問も抱くことな

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カタカナ語の多用を慎む

カタカナ語の多用を慎む

昨日のセミナーで気を付けたことの
1つに、
「できるだけカタカナ語を使わない」
というのがあった。
マーケティングの世界では、
そもそも「マーケティング」からして
既にカタカナ語である。
そこに、更に勢いよくカタカナ語を
かぶせていくと、初心者にとっては
よく分からない話になりがちだ。

例えば、よく使われるカタカナ語を
思い付きで挙げていってみると、
・セグメンテーション
・ターゲティング

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