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ふと思ったこと

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出版塾TAC5期を卒塾しました

出版塾TAC5期を卒塾しました

各出版社の編集長クラスの方々に、自身の企画案をプレゼンさせて頂くために努力した半年間が終わりました。

終わったとは言っても、プレゼンテーションが終わっただけで、僕たちの目標はベストセラーを出すこと。2冊、3冊と出版を重ねて、社会に訴えたいこと、価値を提供すること。

だから、プレゼンはねるとん紅鯨団の貴さんチェックが終わったぐらいの段階。告白タイムにはまだまだ遠くて…でも、頑張りました。

僕自

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5年間、泣けなくなった話

5年間、泣けなくなった話

中学生の頃、両親が離婚して以来、2人いるはずの親は1人になりました。30歳の時に母親が亡くなり「冷蔵庫の製氷器は自動的に氷が作られるものだ」と思い込んでいた世間知らず(水を注いだことがなかった)は、強制的に大人にならざるを得なくなりました。

0/1という孤独

親の死というイベント。
"1/2"の喪失で済ませられる人と、"0/"1という決定的な喪失を味わう人。つまり、両親がいる人と、片親の人。痛

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心のうごかされる(されない)プレゼン

心のうごかされる(されない)プレゼン

ひとの心をうごかす

自分という存在、自分自身の専門性。ピラティスインストラクターなら、ピラティスを、それも"自分の"ピラティスを試して欲しい。そう思うなら、ひとの心をうごかさなければなりません。

ですが、これだけ魅力的な情報がモニター越し、スマートフォン越しに溢れかえっていて、自分よりも大きなお金をかけて宣伝していたり、自分よりも賢いマーケッターが洗練された文章や見やすいSNSの発信をしている

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ウンコでもなんでも食べる

ウンコでもなんでも食べる

昨日は、各分野で活躍する人達がベストセラーを出すために集まっている出版塾のグループコンサルティング。メルマガに書かれているから、ここで書いてしまうけれど、長倉さんが塾生の一人に声を荒げて怒ったらしい(珍しく。

他の受講生から聞いたところ、塾生の一人が子供じみた文句を長倉さんに言ったらしい。編集者に提出する文章について指摘されたところ、塾生が「揚げ足取りだ」などと言ったとか。僕は自分のコンサルして

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優先座席

優先座席

まだまだ元気な初老の夫婦が、リュックサックに水筒を指して電車に乗ってきた。どこか、山登りにでも行くのだろうか。

優先座席には、くたびれたスーツを着た若いサラリーマンが座っている。スマートフォンを見続けて、顔を上げる様子はない。隣にはフリーターらしき雰囲気の男性が手すりに肘をついて、憂鬱そうな顔で声の大きな中国人観光客に苛々としている。

2人とも疲れ果てているようで、初老の夫婦に席を譲る様子はな

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ふと思ったこと

ふと思ったこと

白湯通勤途中にパチンコ屋の前を通った。

「体に優しい”白湯”の提供をはじめます」と立て看板。白湯を生活に取り入れられる感性、白湯と清涼飲料水の身体への違いを感じられる繊細さがあるなら、そもそもパチンコ屋に行かんやろ。などと、思いつつ歩いた。

とは言え、僕も含めてそういう矛盾を抱えて、人は生きている。側(はた)から見れば滑稽だが、当人はわからない。誰かから見たら、僕をまた滑稽な存在なのだろう。

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面白いYoutube

面白いYoutube

テレビを観る習慣がないので、暇なときにはYoutubeを観ることがあります。

面白い番組を見つけました。

生活を交換するなら太っている人と、痩せている人が食事を交換するとどうなるか。面白くて、類似した企画の動画をいくつか観てしまいました。わたしは、「禅僧と生活そのものを一定期間、交換してみたい」と個人的には思いました。想像するだけで、得るものがある気づきが得られるような、良い思考遊戯(考える遊

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我、未だ、T-REXスタイル

我、未だ、T-REXスタイル

先週末、東京への出張を兼ねて、アイアンガーヨガの先生のレッスンを受けに吉祥寺への行ってきました。

先生が白人ということもあって、年齢の想像がつかないですが、ベテランの先生です。長い生徒さんは15年、彼女から学んでいるそうです。

私が、子供に見えるような空間。レッスン前の会話などは、シニアヨガと呼べなくもないものの、レッスンが始まれば、皆さん綺麗に座って、美しくパタンジャリのマントラを唄われます

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残念な人

残念な人

所属している会で、夜と霧で有名なヴィクトール・フランクルの本を、先生とともに読み進めていくことに数ヶ月前からなりました。

読んでいる本は、意味による癒し。

フランクルは、虚しさ(実存的空虚)の原因、特に近年においては、「人間の行動を支えてきた"伝統"が今や急速に衰えつつあるから」と断じています。

「君たちのような浅はかな読み方では、読み飛ばしてしまうんだろうけれど…」と何度も言わながら、どう

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週末の越境

週末の越境

週末、自分には必要に感じていない分野のワークショップに行ってきました。

必要に感じていないと言っても、その分野の頂きに立っているという意味ではありません。それほど、私は傲慢でもありません。ただ、その分野において既に学ぶ対象があり、課題も明確で、特に混乱をしているわけでもないし、道に迷っているわけでもない。だから、友人がその先生やその教えを絶賛していても、わたしにはわたしの道があるので、「ああ、そ

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コンビニ店員のリストカット痕

コンビニ店員のリストカット痕

梅田にある、わたしのスタジオ(Pilates Studio DAGOBAH)の近くには、コンビニエンスストアがあります。その近くのコンビニには、オープンした日から勤めている女性がいます。

彼女のことを最初に覚えたのは、そのコンビニがオープンして最初の夏のことでした。彼女の腕にある、たくさんの躊躇い傷(リストカット痕)が眼に留まったのです。

薄っすらとではなく、かなりハッキリとした痕でした。過去

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先生は、親ではない

先生は、親ではない

10代20代の頃は何かを学んだり、会社なりどこかの組織に属したときに、憧れるような存在が現れたとき、当時の僕はその人に理想の父親像を見ていた気がします。

ある人は理想の母親、あるいは理想の彼氏、彼女。その目の前の人はある部分においてのみ優れていて、欠点を有した普通の人間のはずなのに、少なくとも完璧な存在ではないはずなのに、そんな期待を一方的にしてしまう。そして、傷ついたり、傷つけたりしてしまう。

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魂のはなしをしましょう

自分の身体を物質的な身体と捉えて、「柔軟性があるだとかない」だとか、「太いだとか細い」だとか、なんだかまるで家に置く家具を選ぶような目線であれこれ考えてしまう。

本来もっと大切なものがあったはずなのに、いつの間にか日々の中で抜け落ちてしまう。それはとても恐ろしいことだな、なんて考えていたら、吉野弘の詩を思い出しました。

なんという長い間、ぼくらは魂のはなしをしなかったんだろう。

水をやる。

レッスンの最初に好きな言葉や文章を朗読するヨガの先生がいる。

過去に経験したピラティスやフェルデンクライス、ジャイロキネシス、ヤムナなどではそういった文化はなく、敢えて言えば、中国拳法の講習会に通っていた時期によく先生がお薦めの本を紹介くださったりする程度で、僕にとっては新鮮な気分だ。

ティク・ナット・ハンの本を、今日の先生は読み始めた。

この話は知っているような気がするけれど、読んだのか。

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