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パトゥムタニ日記

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タイ国パトゥムタニ県 半径1kmの日常です
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#タイ料理

パトゥムタニ日記vol. 35〜麺にも焼き飯にも。グリーンカレーはいろいろ応用できます〜

パトゥムタニ日記vol. 35〜麺にも焼き飯にも。グリーンカレーはいろいろ応用できます〜

コンビニでグリーンカレーペーストを見つけました。

久しぶりにグリーンカレー(แก่งเขียวหวาน/ゲーンキィアオワーン)作ろうっかな。

カレーペーストさえあれば難しくはありません。

鍋にサラダ油を熱してコブミカンの葉(ใบมะกรูค/バイマックルー)と
カレーペーストを香りがたつまで弱火でゆっくり炒める

ココナッツミルクの半量を入れて更に炒め、油が滲み出てきたら
残りのココナッツミ

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パトゥムタニ日記 vol.33〜餅米と黒豆。素朴な味わいのタイスィーツ作りに初挑戦〜

パトゥムタニ日記 vol.33〜餅米と黒豆。素朴な味わいのタイスィーツ作りに初挑戦〜

タイのお菓子作りに初挑戦いたしました。
カオトムマット。
タイの市場でよく売っています。
また、田舎ではお寺の集まりごとの時にどっさり作って、持っていきます。
義妹や姪が近所の人たちと集まって、おしゃべりしながら作っていました。
その時は、自分達でヤシの実を削ってココナッツミルクを絞っていたし
お菓子を縛る紐も、裏庭の竹を細く削って作って
丸々2日かかっていました。
流石に私はそこまではできないけ

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パトゥムタニ日記vol.32 〜朝ごはんの定番 カオニャオ&ムーピンはタイのファストフード〜

パトゥムタニ日記vol.32 〜朝ごはんの定番 カオニャオ&ムーピンはタイのファストフード〜

餅米と、豚肉を甘辛のタレにつけて焼いた、焼き鳥ならぬ焼き豚。
タイの子供たちがよく食べる、定番朝ごはんです。
これだけ?野菜なし?日本の方には怒られそうですけど。

諸々の事情でタイの子供達の朝は早い。
小学生でも普通、6時過ぎには家を出ます。
早朝からもうもうと煙を上げている屋台で1セット買って、
学校へ行く車の中で、時には勇ましくもバイクの後部座席で
このムーピンをかじっている姿を見かけます。

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パトゥムタニ日記vol.31〜果てしない辛さへの挑戦、それはお袋の味への回帰か〜

パトゥムタニ日記vol.31〜果てしない辛さへの挑戦、それはお袋の味への回帰か〜

「スカイがねえ、ソムタム食べたんだって」
夕食中、6歳の孫が申しました。

スカイというのは彼の保育園のお友達。
ソムタムは、東北タイ人のソウルフード、辛い辛い
青パパイヤのサラダです。

「えーーーっ、ダメでしょ、子供がそんな辛いもの食べちゃ」
というのは婆ちゃん(私)ひとり。
爺ちゃんも、両親も、
「そうでしょお。君もそろそろ辛いもの、食べなきゃね」
まるで「君もピーマン食べなきゃね」ってノリ

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パトゥムタニ日記vol.29〜暑い日に、簡単“ヤム マ・マー”〜

パトゥムタニ日記vol.29〜暑い日に、簡単“ヤム マ・マー”〜

日本、まだまだ暑いそうですね🥵
お疲れ様です。

本日は 暑い日に食べたくなる
『ヤム マ・マー』
をご紹介します。

“ヤム”はタイ料理で、辛くて酸っぱい和え物の総称。
春雨の和え物、ヤムウンセンが有名です。
この春雨をタイの国民食、インスタントラーメンに変えたのが
ヤム マ・マー
(マ・マーはブランド名ですが、そのままインスタントラーメンの
代名詞になっています。スパゲティではありませんので

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パトゥムタニ日記 vol.22〜タイ料理にマスクは必需品です〜

パトゥムタニ日記 vol.22〜タイ料理にマスクは必需品です〜

ただいま一味唐辛子を作っております。
もちろん普通に買えますが、
作りたての方が辛いし香りがいいし美味しい、
と主張する人が一名おりますので、我が家では手作りが基本です。

まず干した唐辛子を中華鍋でじっくりと炒る。

少し焦げ目がつくくらいまで。
煙が上がりますが、これは絶対に吸い込まないように。
咳き込んだら最後、恐ろしいことが起こりますので
マスクを二重にして鼻までしっかりガードし、
誰かに

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パトゥムタニ日記 vol.18〜美味しくて簡単♪タイの焼き飯カオパット〜

パトゥムタニ日記 vol.18〜美味しくて簡単♪タイの焼き飯カオパット〜

日本では梅雨の季節だそうですが、タイも雨季です。
暑いし、湿度高いし、まるでサウナの中状態。
降れば多少は涼しくなりますが、道路も庭も水浸しでぐちゃぐちゃ。
何をするのも嫌になります。
あー、めんどくさい。
食事なんて、みんな勝手に作って食べてくれないかなあ。。。

いやいや、愚痴っても仕方がない。
ここは一品で済む、みんな大好き焼き飯 ข้าวผัค (カオパット)で決めましょう。

ข้าวー

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パトゥムタニ日記 vol.15〜これも多様性。その食べ方を許せるか。私は許したくないのよ〜

パトゥムタニ日記 vol.15〜これも多様性。その食べ方を許せるか。私は許したくないのよ〜

多様性ってなんだろう?

ワタシとアナタ(夫/タイ人)は別の国で産まれた。
別の文化の中で育った。
だから当然、考え方が違う。感じ方が違う。
それを尊重して認め合いましょう。

そう、そうね、でもね。
せっかく作ったうどんに、トンカツ乗っけて
刻んだ生唐辛子とナンプラーかけて食べるのを、許せるか?
ワタシは許さんよ❗️

とある日本食の店で、隣席のタイ人が食べていた。
そして私に向かってにっこり。

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パトゥムタニ日記 vol.11〜タイのハーブ〜

パトゥムタニ日記 vol.11〜タイのハーブ〜

タイ語でสมุนไพร(サムンプライ)
ハーブとか薬草。(タイ語ではこの区別は無いようです)

料理に使う場合は、ヨーロッパのハーブのように乾燥させず
ほとんど生で使用。
ちょっと庭のある家なら、裏庭や隅っこの方にレモングラス、コブミカンや
バジル類が必ず植えられています。

食用では肉や魚の臭み消しに、全ての料理に使われていると言っても過言では
ないくらい。

トムヤムクン、トムカーカイなどに

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パトゥムタニ日記 vol.9 〜暑い季節にタマリンド〜

パトゥムタニ日記 vol.9 〜暑い季節にタマリンド〜

蒸し暑い日の午後。
田舎にいる甥から小包が届きました。
開けると、ビニール袋にぎっしり詰まった茶色の物体。

おー、マカームピアック!
タマリンドの殻を剥いて半干しにしたもの。
毎年、この時期に義姉が自家製のものを送ってくれます。

ひとつ摘んで口に入れると
すっっぱい!
果物として売っているマカームワーン(スィートタマリンド)は
干し柿に似たねっとりとした甘味が特徴ですが
こちらは酸っぱくてほん

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パトゥムタニ日記 vol. 7〜タイ人のレシピでタイ料理を作ってみた〜

パトゥムタニ日記 vol. 7〜タイ人のレシピでタイ料理を作ってみた〜

新米専業主婦は、ふと、思い立ちました。
待てよ。私、タイに居て、タイ人が食べるタイ料理作るのに、
なんで日本のサイトを見てるんだろう??
まして、クックパッドとか。。(汗)
日本食を作るのにイギリス人のサイトを見ているようなものじゃないか。
ここは、正しくタイ人のレシピで作ってみよう。

と、いう事で、冷蔵庫の中にあるもので作れる簡単タイ料理、
作ってみました。
参考にしたのはこちらのサイトです。

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パトゥムタニ日記 vol. 6〜不遇なパパイヤを食べる〜

パトゥムタニ日記 vol. 6〜不遇なパパイヤを食べる〜

パパイヤ。タイ語ではマラコー。
ぴちぴちのトロピカルフルーツなのに、タイではなぜか不遇。

屋台でもスーパーでも果物として
熟してオレンジ色になったものを売ってはいるのですが
どうも人気はいまひとつな気がします。
果肉がくたっとして中途半端に甘い。酸味がない。独特の苦味がある。
酸っぱいのが大好きなタイ人の舌には何か物足りないようです。

そもそも、タイ人にとってパパイヤは果物ではないのかも。

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パトゥムタニ日記 vol.5  〜パクチーなんて怖くない〜

パトゥムタニ日記 vol.5 〜パクチーなんて怖くない〜

何年か前、日本でも、もうパクチーはポピュラーな食べ物よ、
という話を聞きました。
へえぇ?と思ったものです。
日本ではガパオライスにもグリーンカレーにも入っているというし
(タイでは入ってません)
パクチー鍋なんて、もう、びっくり!!

そもそも、コリアンダーを“パクチー”というタイ語で呼ぶようになったのは
いつ頃からなんでしょう??

“エスニックブーム”と言われた1980年代後半。
パクチーは

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パトゥムタニ日記 vol.4 〜新米専業主婦の手抜きタイ料理〜

パトゥムタニ日記 vol.4 〜新米専業主婦の手抜きタイ料理〜

コロナの影響で昨年会社を退職してから、
生まれてはじめて、専業主婦になりました。
いやぁ、想像以上に大変です。

掃除、洗濯は適当に手を抜いて、
時間と気力体力のある時にすれば良いのですが
大変なのは日々の食事。
フードデリバリーや出来合いのおかず屋もあるけれど
それはあくまでも一品追加、という感じで利用して
家族5人ならやっぱり自炊が経済的。
そして基本はタイ料理。
近くにスーパーも市場もない我

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