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#日記
私の背中を押す、「34グラムの銀」
18歳の私にとって、1番たかい買い物は、「シチズンの腕時計」であった。
デパートの1階。黒のストライプスーツを着こなす男性店員が2人。目をあわせぬよう、緊張を隠して店内へ。ショーケースの右から3番目にみつけた。
ソーラー充電だと楽だ。それでいて、ベルト部分はステンレスがいい。うっすらピンクの円に、小さい文字盤。きっかり12時を指して止まったままの針が3本。
即決だったように思う。
いつだっ
18歳の私にとって、1番たかい買い物は、「シチズンの腕時計」であった。
デパートの1階。黒のストライプスーツを着こなす男性店員が2人。目をあわせぬよう、緊張を隠して店内へ。ショーケースの右から3番目にみつけた。
ソーラー充電だと楽だ。それでいて、ベルト部分はステンレスがいい。うっすらピンクの円に、小さい文字盤。きっかり12時を指して止まったままの針が3本。
即決だったように思う。
いつだっ