#歌の処方箋：ありのままの自分で生きる罪

頂いたお悩みについて音楽家が考え、その方に必要な曲を紹介するブログです。
今回のお悩みはこちら。

Payaoの質問箱です

ご相談ありがとうございました。相談者さんは今まで自分の好きなように生きてきて、振り返ると自分の周りの人や子供達に迷惑がかかってしまったことが分かって、今後悔や自己嫌悪で悩まされている、ということですね。

皆さんはこのお悩み聞いてどう思われましたか？僕が最初に感じたことを素直に言うと「お子さんがめっちゃ素晴らしい大人に育ってますよ！！」ということでした。
だって「産んでくれてありがとう」だなんて皆さん親にちゃんと言ったことありますか？僕はないです。言いたくてもなかなか恥ずかしくて言えないもんです。それをちゃんと伝えていて、その上で自分の意志「あの時は我慢していた、あの時言えなかった」というネガティブな気持ちもちゃんと親に伝えられる。とても素直で、誠実な大人に育ったんだなぁというのがこの文章だけでも分かります。その子を育てたのは自分で自分のことをどう想おうと、相談者さんに違いないのです。結果論に感じるかもしれないけど、立派なお子さんを育てた自分自身をまず認めてあげてください。僕は凄いことだと思います。

「ありのままに生きる」

僕はそもそもですけど、人は「ありのまま」で生きるべきだと思います。「ありのまま」というのは感性のまま、やりたいことやる、なりたいようになる、そのために生きていくということです。周りに迷惑をかけていいという事ではないですが、我慢して生きる人生は勿体ないと思う。相手のために我慢して生きていても、相手も自分のために人生を犠牲にして欲しいだなんて思ってないことが大半です。それが家族でもきっとそう。ただ親子は難しいですよね。子供には選ぶ方法がないから。どうしても犠牲になるべき、と思うかもしれない。それでも「自分も幸せ」で「相手も幸せ」な状態を可能な限り目指すというのは、誰にとっても良いことなのではないでしょうか。

誰もが感じている罪悪感について

「ありのままに生きる」という道を塞ぐのは罪悪感です。これは全員、小さな頃から持っている感覚ですね。親の言うことを聞く、周りに合わせる、色んな言葉を無視して自分の好きなことを選択していくのがまるで悪いことのように感じる。そのせいで、周りの人に迷惑がかかることに罪の意識を感じるんですね。でも、我慢して生きて幸せになれるんでしょうか。答えはNOだと思います。僕は「ありのままの自分でいればいるほど、周りの人が幸せになる」形を諦めずに探したい。ちゃんと周りの人と向き合って話して、努力すれば、きっと完璧ではなくても今よりも良い形、考え方が見つかると思います。

歌の処方箋：ありあまる富

話がちょっと飛んでしまいました！話を戻して、相談者さんにはこの曲を紹介します。椎名林檎さんの「ありあまる富」です。この曲が本当の豊かさをは物質的なものではなく、誰にも奪えないその人の価値観や人生そのものだ、と言うことを歌ってくれています。僕は相談者さんは何も悪くないし、これからもそのまま「ありのままに生きて」いって欲しいなと思っています。お子さんも立派に育っていますし、これから「ありのまま生きる」よう先輩として伝えていってあげてください。もしぶつかるようなことがあれば、話あっていきましょう。自分を愛せない人は誰のことも本当の意味で愛せないから。犠牲を強いるような生き方は誰でも避けたいですもんね。

ご相談ありがとうございました！
相談は下記から受け付けています。

https://peing.net/ja/junkysugar



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