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ゆめいるか書房
2024年9月20日 08:04
土井探花氏の句集『地球酔』を読みました。五句選二箇所の「よい」の使い分けがよいと思いました。中秋の名月など、名月はSNSさえも賑わす存在。月を美しく感じる感性は、DNAに刻まれた感覚かもしれない。「〜の件」はライトノベルのタイトルやネットスラングでよく見る言い回しである。※ライトノベルの場合「〜な件」という言い回しもある。まさか俳句に取り入れるなんて!という意外性と
2024年2月21日 12:00
俳句を詠む時に大切なのは季語です。無季の俳句もありますが、俳句は初心者なのでまずは基本を押さえて有季定型で読みます。わざと口語にすることもありますが。さて、皆さんは季語はどう仕入れていますか。仕入れるという言い回しが適切かは分かりませんが、自分の感覚に近かったのでこう書きました。私の場合は以下2つが主です。※まとめは除く。読んでいた物から拾う。旧Twitterでも、note
2024年2月14日 12:00
この文章のヘッダーの写真は上生菓子の「うぐいす」です。下手なピンぼけ写真で照れます。目の部分が胡麻で可愛らしいです。冷凍されていたのですが帰路で、クサフグのようになってしまって、お菓子に申し訳なかったです。味は抹茶味の餡子の中にこし餡、白い部分は白餡で、トリプル餡子で美味しかったです。餡子はこし餡なので口当たりがなめらかで、程よい甘さでした。美味しかった話はさておき、
2024年2月12日 12:00
句集『にもつは絵馬』(阿部完市氏)を読みました。第三句集の文庫化版にあたるそうです。作者の経歴この作者の異色の経歴はWikipediaをご覧下さい。五句選余談ご紹介した手元の句集は古本です。同出版社の句集文庫の俳人メンバーが豪華です。奥付裏広告より。当時の俳壇の雰囲気が伺えますので、ご覧ください。〔既刊〕後藤比奈夫 第三句集『祇園守』藤田湘子 第四句集『
2024年2月6日 08:00
雪が数センチ積もりました。雪を見ると創作意欲が増す、かと思いきや色々な作品を思い出すのでした。雪が降る度にX(旧Twitter)の短歌のタイムラインは「ゆひら」と言って騒ぎになります。これは穂村弘氏の有名な短歌の一部から「ゆひら」の部分だけを取って言っています。当該の短歌は以下です。さて、それとは別に私が思い出す短歌は以前noteの記事で紹介しました歌集『スーパーアメ
2024年2月5日 12:00
「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけています。そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のためにご紹介したいと思います。百景共吟列島春秋第十五回 現代俳句の風翌檜篇図書館俳句ポスト
2024年1月29日 12:00
句集 『呼鈴のあと』(佐藤久氏)を読みました。本の構成序文→本編の俳句→跋文の順になっています。新緑のような緑色の装丁が、収録されている俳句の内容と合っていると思います。五句選装丁だけではなく、帯の一句にも惹かれて購入しました。レトロ感と未来への明るい期待感が、季語のソーダ水に詰まっています。俳句らしい省略の一句です。港のキリンですので、キリンのような形の
2024年1月5日 12:00
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。このたびの未曾有の災害に際し、皆様にお見舞い申し上げます。「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけている。そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のために紹介したい。列島春秋ほどほどの未来を買えり達磨市中村克子初春や救命ボートの裏きれい杢いう子第十五回現代俳句の風和菓子屋の死角を聖菓持ち帰る上野英一浮
2023年12月27日 12:00
先日、花林花句会の忘年会に参加させて頂きました。各人の自選20句があり、その場では言いそびれた感銘句を各人分から二句選でご紹介します。※各人の年間自選20句の全句は来年2月刊行の「年刊花林花2024」に掲載、とのことです。高澤晶子氏「デクレッシェンド」より言の葉を飾りて祝うお正月身ひとつ宙に浮かせて赤蜻蛉廣澤田を氏「空白」より待ち合わす人も黄蝶も風の中宙を打
2023年11月27日 12:00
句集『雲ぷかり』(工藤惠氏)を読みました。この句集についての雑談。タイトルに惹かれて購入して読んだところ、見覚えがある俳句がちらほらあり「どこで見たのかな」と考えていました。すると手元にある『天の川銀河発電所』という現代俳句のアンソロジーの本で紹介されていて「ここか!」と納得しました。五句選チョコでもココアでもなく、高級感のある「ショコラ」です。消しゴムを大切に
2023年11月6日 12:00
「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけている。そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のために紹介したい。列島春秋(6〜8ページ)螺旋階段ゆっくりついてくる寒さ 石川美智子作品10句(12〜14ページ)赤蜻蛉群れてニアミスなどないか吹野仁子「翌檜篇」(43、44ページ)座布団も脱皮したがる暑さかな初霜若葉第15回現代俳句の風(50〜57ページ)死語あらば新語生
2023年10月2日 12:17
「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけている。そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のために紹介したい。百景共吟(2、3ページ)秋桜ふぞろいだからちょうどよい関戸美智子第15回現代俳句の風(45〜52ページ)天高し餃子に羽が生えている佐藤レイ吾が庭のちちろは音痴かもしれぬ名久井清流※ちちろはコオロギ。西瓜食ふ少年の日をまるごと食ふ丸山みづほ※西瓜はスイカ。
2023年9月19日 12:00
「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけている。そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のために紹介したい。わたしの一句(1ページ)芦原に鷺来て命生き生きす 柿本多映百景共吟(3ページ)言い訳をさらに並べるキリギリス 山口木浦木列島春秋(6〜8ページ)虫の音を育てています庭の闇 高田多加江満腹の青虫となら喋れさう 千葉信子風見鶏仲間外れの小鳥くる 音羽和俊作品1
2023年9月6日 12:00
季刊コールサック誌に短歌と俳句で参加させて頂きました。・短歌連作「鮫のあかちゃん」20首・俳句「天使魚」22句「天使魚で俳句を詠みたい」という内容の記事を実行しました。次号も詠草を提出出来たらいいなと思います。どうぞ宜しくお願い致します!【リンク】コールサック社の「X」(旧Twitter)のポスト出版社ホームページのリンクAmazonのリンク