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Yukana
2024年2月1日 12:20
ままならない一日地球も太陽も待ってはくれない容赦なく過ぎ去って自分がわからなくなる思いのほか動けないうやむやになってその鈍さに落ち込む責めずにはいられない柔らかく受け入れてどうにか許す一日代わりはいない深刻さをふんわり手放して軽やかに歩く追手はいない地に足をつけて
2024年1月2日 15:41
取り繕ったりひねくれたり不自然なものは難しい不必要に飾らないまるくてやさしい自然なものは穏やかだ自然なものに身を寄せて自然なものに磨かれて自然と心が動くそういう時間と場所へ歩み寄る姿勢忘れないでいる
2023年11月10日 10:40
嘘は優しさの裏返し嘘は見栄の裏返し嘘は本音の裏返しどこでどんな風にだれに向かって放つのかどんな顔で放つのか咄嗟に出るのか考えあぐねて出すのかいつも使うために用意してあるのか笑うか泣くのか怒るのかものすごくバレバレなのか顔色ひとつ変えないのか案外自分でも分からない守りたいものが静かに隠れている上手に生きる人はきっとほどよく嘘と付き合いほどよく世を渡る
2023年11月1日 02:43
花は枯れるから美しい消えゆくものは見る者を厳しさから遠ざけるなかなか消えぬものは悩ましい永久に完璧なものなどあるわけもなく見る者の目は厳しさを増す長い時を経て消えるその時どう消えゆくのかそこに美しさはあるのか花に実用性を求めずものにはそれを求めてしまう理屈のものさしは時に無力だ儚く消えるほど寛容で消えるからこそ完璧で失うからこそ美しい
2023年9月5日 02:00
視界が狭まる夜の時間が好きだ自分と世界をすり合わせる静かに息をひそめて夜はどこまでも宇宙で自分と世界は付かず離れずの距離深く遠く潜る内側を見つめる反芻するほど自分を取り戻せる不思議な時間
2023年9月4日 02:25
わっしょいわっしょい外から音がする気持ちが乗らなかったのはその輪に入らなかったからわっしょいわっしょい音が大きくなるたび気持ちがささくれる後悔はない神輿の周囲は別世界目の前にありながら自分とはかけ離れた遠い出来事まだまだこの街に馴染めないよそ者感は拭えず他人事の枠を越えない嫌いにもなれず気持ちの乗せ場も分からないそれは幽霊のように辺りを浮遊した
2023年9月1日 01:41
時折やって来る何をするにも時間がかかる日前にも後ろにも進まない動いているつもりなのに気づけば行動が脱線し気づけば日が暮れている時間が溶けてしまう溶けるのはバターやチーズだけで良い自分が溶けてしまう溶けるなら美味しくなりたい時間も自分も溶け消えてしまう前に図書館へ駆け込んだ溶けてなくなるはずの日は読みたい本を読み終えた日になったじんわり嬉しい日になった
2023年8月13日 12:08
いつの間にか頂いていた1000回ものスキたちみなさまいつもありがとうございますなんとなく今のわたしがピンと来る千のつく四字熟語に手を伸ばしてみました心の持ちようも感覚も千姿万態光のあて方で見え方も変わりますいつもどこかで千思万考素直に率直に掬い上げたいですこれからも小さくコツコツ浮かんだり沈んだり自分なりに
2023年8月9日 13:15
無闇に干渉されずそれでいて一人じゃないそういう空間をわたしは愛している時が経つほどじんわりひしひしと好きが増して同時によろこびも増す自立と共生の重なるところ無理なく自然と笑えるそういう空間仕事仲間でもなく大親友でもない深い関係を築かねばそういう圧もない聞いただけではいまいち伝わらないそこへ入ってはじめてわかる良さ自分の心が静かによろこべる場所地
2023年8月2日 09:07
明るく振るまう時は自分から遠く遠く放り投げて風呂敷を広げる暗い時は文字通り真っ暗どこにあるのかさっぱり分からなくなる明暗なく落ち着いた時は自分の真ん中にしっかりと守られて存在している気持ちはころころと辺りを移動する遠くなったり近くなったり明るさばかり重視してあんまり遠くへ投げてもはたまた明るさ忘れて暗くなりすぎてもどちらにせよ見失いそうだ気持ちは
2023年7月30日 01:09
食べたいから生きる生きたいから食べる食べるよろこびは身体がよく知っている笑わないと心が死んでしまうから笑う死にたくはないけど死ぬほど笑いたい聴くから音楽になるし音に浸りたくて溺れたくて心を洗いたくて聴く時折自分でも驚くほど静かに心を救うように泣くいつもの自分を保つためなくてはならないものだから美味しく幸せに食べて笑えるだけ笑って音楽を聴いてしとし
2023年7月29日 01:51
デーデーホーホー鳴き声がきこえる気だるい朝目覚めるとここぞとばかりに張り合う扇風機と蝉と工事の音デーデーホーホーあれはどうやら夢のなかで鳴っていたようだ名をキジバトというらしい群れない孤高のハトなんだか妙に親近感が湧くいつの間にか夢のそとでは鳴らなくなった都会は窮屈なのだろうデーデーホーホー鳴きたいときに鳴けるあいつがうらやましい
2023年7月26日 01:35
涼やかなのに眩しくて同じ地球にいるはずなのに違う世界にいるようなそういう素敵な人可愛らしくてそれでいて甘くない選ぶものも洒落ていて自分の似合うを知っている見た目だけじゃない内面の素敵も見え隠れする飾らない言葉気さくな空気うっかり意味もなく自分の内側の暗い部分と比べちゃうから近寄れなかった人今でも思い出せるそうなりたいところとそうなれないところの重なった
2023年7月17日 00:12
暗がりに差し込む光空間をつかむための光どこまで届くのだろう見えるということは遥か彼方からの贈りものを受け取るということ眩しすぎれば見えなくなるから決して欲張らないこと受け取る喜びを分かち合う幸せ----------美術館へ向かう間に感じとったことを思い出しながら書いてみた。誰かの想像や創造に触れる時間はとても好きだ。別の人の目を通して見えている世界を垣間見させてもら