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よるのひとりごと

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徒然なるままに、日常や思ったこと、考えたことをゆる〜く書いていく日記のようなエッセイのような雑文のような。冷やかしでもいいんで読んでやってください。これでも文章を書く練習。気が向…
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#人生

29歳男性、恋人と別れた。

29歳男性、恋人と別れた。

このタイトルにしておいて何から書出せばいいか分からないがとりあえず、恋人と別れた。5年弱付き合っていた人と2ヶ月前に。ハッハッハッハー(なぞの笑い)

ちなみに別れを切り出したのは向こうから。フラれた瞬間

うわぁぁぁあ!これが人生ってやつかぁぁああ!!!

……と、目の前でクリリンがやられたときの悟空ばりに絶叫した。(もちろん比喩。絶叫してたら奇人すぎるやん?)またあとで詳しく書くが、不思議と失

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父親の会社が倒産し、実家のローンを肩代わりしている友人の話を聞いて思ったこと。

父親の会社が倒産し、実家のローンを肩代わりしている友人の話を聞いて思ったこと。

「親父の会社が倒産して今は俺が実家のローンを肩代わりしている」

この話を聞く数時間前、僕は駅前に立っていた。夏の終わりが近づいてきたころ、僕は高校時代の同級生と会う約束をしていた。最後に会ったのがいつか覚えていない。夏の勢いに任せて僕の方から突然「久しぶりに会おう」とけしかけたのが始まりだった。待ち合わせ場所は、その子との思い出の地でもなければ、お互いに行きやすい場所ではない。

地面に置かれた

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人間関係を築く上で、僕は努力を惜しまない。

人間関係を築く上で、僕は努力を惜しまない。

年々、いろんな感覚が鈍くなってくる。生活のつらさ、苦しさ、心も体も蝕んでいくが、行くところまで行かなければ、気付くこともできない。どれほどに苦しくても、悲しくても、それが「日常」となってしまうのだから。もしかすれば「日常」って、「何かに鈍くなる」ということでできているのかもしれない。

大人になるたびに「また」という別れの挨拶が、社交辞令の色に染まる。特に何も考えず、「またね」と交わすだけの何も感

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東京での断想と群像

東京での断想と群像

やっと…スタート地点に立てた気がする。まるで生まれ変わったみたいに。熱い風と冷たい水が肌に突き刺さる。これからどうしよう。どうしていこう。そんなことばかり考えていた。

頑張ってもうまくいかない街。それが東京である。ときどき、息が苦しくなる。「大学卒業したら東京で一人暮らししたい」とか「東京」に憧れを持つ人が多い。だけど

そんなに東京っていい街かしら。

僕はときどき、東京に住んでいる自分が少し

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後輩がうつ病で退職した。人間は「いつか」で関係を築いていくものだ。

後輩がうつ病で退職した。人間は「いつか」で関係を築いていくものだ。

会社の後輩がうつ病で退職した。

「○○くんがうつ病になって1ヶ月休職になった」

無味乾燥なメールでそれを知る。また1人、僕の前から姿を消した。可愛がっていた後輩なだけに、なぜあのとき助けることができなかったのかと思うと、身体の水分が一気に引いていった。脳髄の乾きを水で満たそうと思っても、呆然と立ち尽くすのみであった。考える葦にもなれなかった。人との関わっていると絶望の瞬間を目の当たりにし、他人

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人生は自由であり、希望に満ち溢れている。

人生は自由であり、希望に満ち溢れている。

夜に降る雨の匂いを胸いっぱいに吸い込む。

針のように細かい雨が痛いほど僕の体をたたきつける。肩は少し冷たい。傘の上にパラパラと落ちる音を聞きながら信号待ちをしていた。降り続ける雨に街の輝きは失い、息をひそめて佇んでいるかのような息苦しさを感じる。雨が降らなければ自然環境が壊れるが、降りすぎると街が壊れるとはこのことだ。重たく薄暗い雲が東京の空を支えている。夜が明ける直前のひんやりとした渇いた、グ

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