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リノベーションの仕事を通じて

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リノベーションを始め、デザインに関する思想を倩と。
運営しているクリエイター

#デザイン

お金を積んでもできないアイデア。

お金を積んでもできないアイデア。





最近、リノベーションのデザインを作って行くプロセスに変化が出てきました。

before↓
①現場の現状の確認
②施主からヒアリング
③デザインに落とし込む
④提案

after↓
①現場の現状の確認
②デザインに落とし込む
③施主からヒアリング
④デザインの調整
⑤施主に確認

リノベーションは構造体はそのまま利用していくので、新築と比べるとできることできないことが多いです

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(直感自体にお金を支払ってくれてるのだとしたらブランディングとしては成立してる)

(直感自体にお金を支払ってくれてるのだとしたらブランディングとしては成立してる)


アイデアが降ってくるのを待っていては時間がいくらあっても足りない。

アイデアは引きずり下ろすもの。

それがコンセプトワーク。

コンセプトを構築してから具体化させていく。

やはりこれが設計としてはあるべき姿。

高い金額を任せて頂く為、"なんとなく"や"感覚"で納めるのは、相応しくない。

もしそれでお金を支払ってくれたのだとしたらそれはただのギャンブル。


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そういった"考え方"のパターンを"いくつ"持てるかが、制約を突破するために必要になる。

そういった"考え方"のパターンを"いくつ"持てるかが、制約を突破するために必要になる。

設計・デザイン業務(創造性)とテンプレートやフレームワーク(効率化)は対極にあるものだと今までは捉えてて、効率化することは効率的ではない的なことも考えてた。

フォーマットやテンプレートやフレームワークと言う"形式"を作る側に回ると、その本質は"思考のプロセスの明確化"にあると言える。

新しく創造していく思考の"余白"を作っていくには、一度創造した"プロセス"はテンプレート化して次からは

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自分だけちゃんとやっても意味がない

自分だけちゃんとやっても意味がない

平均年齢39歳のお世話になってる工務店

2人しかいない20代の子に総会のお店選んどいてってお願いしたら超若者向けのバーだったらしい

高橋社長に会うまで本当に苦労した
大変だった本当に

ベランダでタバコ吸う
コーヒーの缶は捨てない
現場汚い
アフターメンテナンスも対応悪い

数えたらきりがない

そんな工務店ばかり当たってしまった
お客さんからクレームクレーム

自分ひ

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足すほうが楽。

足すほうが楽。

家を作るにあたり、ベースになってくる空間自体は刺激的で興奮するものであってはならないと考える。

家を作るということは、暮らしを作るということ。

結婚したり、子供が生まれたり、巣立ったり、ペットが増えたり、趣味が変わったり、仕事が変わったり、長く使うと状況は変わる。

その都度の心地よさを求めて、その都度スケルトンを変えていくことは簡単なことじゃない。

足すことは出来ても減らすことは簡単じ

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なんとなくでやればいい。

なんとなくでやればいい。

自分の中のデザイナー像というのがなんとなくあって、それは「感性で人を喜ばすことができる人」って言う感じ。

友人でグラフィックとかウェブとかのデザイナーがいて最近行動を共にする機会が多い。

彼は生き方がデザイナー(僕から見て)で、仕事は前述した通りだけど、身につけてる物から読んでる本、口から出る言葉、行く場所、出会う人、すべてデザインされてるように感じるし、それ以外に時間を割いてる兆しがない。

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デザインはいらない。

デザインはいらない。

デザインという概念が生まれたのが今からちょうど100年前のドイツ。ベルリンの建築家がバウハウスという学校みたいなものを作ったのが始まり。

デザインを含めた概念というのは100年周期で変化するものらしく、コミュニティから宗教が生まれて、宗教からアートが生まれて、アートからデザインが生まれた。そうやって変化をし続けてきた。

では次は?デザインからは何が生まれるか。それはコミュニケーション。デザイン

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継続性なんて必要ない

継続性なんて必要ない

ガウディに出会ってしまって、サグラダファミリア作りたいって思って、26歳で建築の世界に入ってきたけど、やっぱりすごい人はすごい。
同じやり方、同じ環境にいたら一生勝てないと改めて感じた。

別の武器を搭載しに行くしかない。
これからの時代性を狙いに行くことと、僕自身が面白いと感じること、そこが重なってくることをやり続けてるし、やり続けたいと思う。

勝ち目のある部分は、自分の独自性専門性特性。

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デザインの概念

デザインの概念

デザインという概念がバウハウスで生まれて今年で100年。概念というのは100年周期で変化する。

コミュニティから宗教が生まれて、宗教からアートが生まれて、アートからデザインが生まれた、デザインからはまたコミュニティが生まれる。

そうやって延々と進んでいくものなのかも知れない。

何にしても「必要だから生まれた」ということだけは確か。

2019が世の中も自分も大きなターニングポイントになる年。

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デザインなんていらない

デザインなんていらない

デザイン
という仕事は
今は広く
ライトで
カジュアルになってきている

アプリケーションやサービスとして
簡易で一般化されているソフトウェアも多くなってきた

"誰でも簡単に"デザイン(っぽいもの)が作れてしう

そんなのはダメだ
と言ってしまうだけなら簡単だけど
これは"流れ"
仕方のないこと

作業の範囲が
ユーザー側に移譲されていく流れで
我々のようなプロと呼ばれる人たちにできることは

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コミュニティデザイン

コミュニティデザイン

家を作ろうが
お店作ろうが
イベント作ろうが
グラフィック作ろうが
プロダクト作ろうが
それは
それらそのものを作ってるんじゃなくて
そこに関わるコミュニティを作る作業

コミュニティデザインが
今後のすべてのカテゴリーにおけるデザインの在り方になる
それはもはやデザインという名前ではないのかも知れない

コミュニティに於いて重要なのは思想
どういうマインドで
どういうビジョンを描いている

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センスいらない

センスいらない

僕はリノベーションのデザインの仕事をしています

お客さんと話してて感じるのが
人の価値観は人それぞれ

デザインしてる側からすると
どこがいいのか分からない
なぜそれがやりたいのか分からない
と事がしばしばある

掘り下げて聞いて行くと
幼かった頃のディープな記憶から
最近のライトな記憶まで
動機はまちまち

にしても
本当にこれでいいんですか
ってものでも
凄く満足してくれる事もあるので
作り

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