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お金を積んでもできないアイデア。





最近、リノベーションのデザインを作って行くプロセスに変化が出てきました。

before↓
①現場の現状の確認
②施主からヒアリング
③デザインに落とし込む
④提案

after↓
①現場の現状の確認
②デザインに落とし込む
③施主からヒアリング
④デザインの調整
⑤施主に確認

リノベーションは構造体はそのまま利用していくので、新築と比べるとできることできないことが多いです。

例えばマンションリノベーションで3階建ては当然できませんし、戸建てのリノベーションで柱を撤去するのはできないことが多いです。

そういったもともとの家の性格を無視した設計はどんなにお金を積もうができません。

そのため、ヒアリングしてしまう前に、出来ること出来ないことの検討を僕の方でするべきで、まず現場を見た時点で僕の考えるアイデアを先に纏めてしまう方が良いと考えるようになりました。

アイデアは間取りだけで10〜15個程度出てくるんですが、その中の3案程度を提示していきます。

その中からどの間取りをブラッシュアップして行くかを施主と話し纏めていきます。

①現場見る
②現場の現状の図面を書く
③リノベーション案を考える
④施主に提示
⑤施主からヒアリング
⑥施主のリクエストを反映
⑦施主に提示
⑧見積もり
⑨コストとデザインの調整
⑩工事開始
と言った流れです。

施主との打ち合わせの際も、「どんな暮らしがしたいですか?」みたいな抽象的なテーマより、間取りや3Dと言った具体的なテーマを元に話す方がより良いディスカッションができます。

良い家を作るには、良いディスカッションが必要で、良いテーマが必要で。

普段お仕事や家事や子育てでハードワークな施主たちにも、考えてもらうタスクを作っていますがノッてくださる施主が多くて助かります。

本当にありがたい。

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