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不登校ストレス「消える給食の恩恵」たかが昼食、されど昼食…

不登校になると必然的に給食の恩恵も手放すことになります。
ずっと家で過ごすのだから、あたりまえですが(笑)

一見ささいなことに思える【昼食問題】
今回はこのテーマでお伝えしていきます。

お気軽に最後までぜひお付き合いください。


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給食はありがたい制度

ご存じの通り、公立の小中学校には【給食】という制度があります。

①毎日あきない献立
②栄養バランスが良い
③破格の1食300円以下
④できたてで温かい

という、いい事づくしのすばらしいシステム。

子にとっても、親にとってもありがたいものです。

給食の日は朝、家を出れば、
夕方まで、食事の心配をする必要がない。

毎日3食、家族の食事を考えて作る立場にとって、
こんなにありがたい制度はありません。


そもそも昼食は最もめんどくさい

家事のなかで時間的な束縛があるのは、食事の準備だけ。
1日3回は必ず訪れる生理現象だからです。
家事の全体量として、
大きなウェイトを占めるのは言うまでもありません。

中でも昼食は、束縛の最たる存在。
それは、1日のど真ん中にあるからです。

昼食は1日を一気に【束縛】へ導く厄介な食事なのです。

給食によって、この束縛感は解放され、
学校のある日中、
物理的にまとまった時間が確保されます。

この時間は、仕事はもちろん、他の家事、趣味や勉強など、
自分だけのために自由に使える時間となります。

この、すべてから解放される時間のおかげで、
精神の均衡が保たれます。

豊かな気持ちで、家族のためにまたがんばれる
のも、給食の恩恵だったのです。

「休みの日、家族の昼食、面倒くさい」という声を
よく耳にします。

朝から晩まで台所に立っている気がする…
休みなのに休んだ気がしない…
義務感で料理が楽しくなくない…

そう、【家で作る昼食】は
3食のなかで1番うとまれる存在なのです。

それと感覚は同じで…

不登校は、これが毎日。
平日も土日も関係なく、永遠に来る日も来る日もなのです(汗)


そもそもメニューは考えたくない

日々の献立に悩まされる感覚は、
食事を作る方ならどなたでも共感すると思います。

・毎日かぶらないように
・なるべく安い食材で
・残った材料を使い切る など

「今日、何が食べたい?」という質問に、
まともな回答が返ってくることはほとんどありませんから、
作る人だけが、常に脳をフル回転させているわけです。

たかが子どもの昼食くらいに、そこまで考えないものの、
毎日となると、そういうわけにも、なのです。

ただでさえ、夕食で悩む日々。
少しでも考える労力は軽減したい。

子どもが、給食の献立表を毎朝チェックして、
好きなメニューの日は、ルンルン登校したことを思い出します。

【給食】は、毎日子どもが飽きないように、
ホントによく工夫されています。

給食は、昼食を考えるストレスからも解放してくれていたのです。


そもそも母親は子どもの健康が1番

母親というのは、そもそも論でいうと、
【産んだ子どもには健康でいてほしい】生き物です。

子供の健康を守るために、栄養バランスをしっかり考慮した給食は、
間接的に、この母親の本能もみたしてくれるものとなっています。

健康でいてほしいけれど、
少しでも子育てから解放されたいのも本音。

母親が手をかけなくても、
子どもの健康的な1食を担保してくれるこの【給食】、
そういう意味でも、母親にとって大きな味方なのです。


そもそも給食はコスパがいい

給食は税金で補助されており、
かなりの安価で質の高いものを提供されています。

運営の細部については存じませんが、
1食300円にも満たないということは、ほぼ材料費のみです。

これと同レベルのもの同じ価格で、
いっさい手をかけずに提供するのは不可能でしょう。

コスパ面においても、給食は圧勝なのです。


給食ロス

メリットの大きいこの給食制度。

1度は手放した昼食づくりのわずらわしさが、
不登校によって再び、わが身に降りかかるとなれば、
大きく抵抗を感じるのが本音です。

不登校が匂いはじめたころ、真っ先に頭をよぎったのは、
「お昼めんどくさ…」でした(笑)

行き渋る息子に
「とりあえず給食の前後の授業だけでも行ったら?」
などと、わけのわからない提案をしたこともあります(汗)

授業ほとんど受けないで、給食だけ食べて帰るなんて、
恥ずかしくて、できるわけない!
と激怒されました…

母親がこんなに血迷うほど、
給食の恩恵は大きかったのです。


失われたものに固執しない

給食を失って、ありがたさをより痛感しましたが、
不登校になれば、もう給食の恩恵は受けられません。

しかし…
給食ならラクなのに…学校に行ってくれれば…と
子どもに矛先が向いているうちは、
不登校を受け入れることも、親子関係も、
いっこうに好転しませんでした。

そんな状況を変えたのは、ただひとつ、
過去を忘れ、未来に目を向けること。

過去に固執しない
変化を受け入れる強い心をもつ
変化に対応できる柔軟性をもつ
変化に適応するための戦略を練る

「そうだ、家をたのしくしなきゃ!」と、思考を切り変えてから、事態は大きく好転していきました。

1つ1つ、自分がストレスだと感じることを書き出し、
解決する方法を考え、ストレスを潰してく。

安くてカンタンで栄養もあるメニューをあらかじめたくさん考えて、自分の時間も確保できれば問題ないわけですからね。


いろいろ試したが自炊がいい

近年では、コンビニ、牛丼チェーン、ファーストフード、デリバリーなどで、食事は手軽に買える時代になりました。

ですが、手間を省いた分、コストはかかります。

それに、毎日、簡便な方法に頼り切っては、
栄養バランスが不安です。

なによりも、子の健康を切に願う母性本能が
どう割り切ってもこの心理へと引き戻すのです。

あと、意外にプラごみが出ます。
買いに行く時間も考えると、慣れれば自炊は案外ラクなんです。

というわけで、自炊を基本に、ときに、お金で簡便を買うというのが
最もベストかと思います。


不登校の子供むけ昼食戦略

私が昼食をはじめ、家族の健康を守りながらほどよく手を抜く方法を一部ご紹介します。

・時短で予約も可能、80種類のオートメニュー搭載の電気圧力鍋を購入。
・買い物は、リストを作って一気まとめ買い。
・献立に困ったら、子どもが好きなチャーハンと焼きうどんの2択にする。
・寒い時期は、めんつゆと冷凍うどんで鍋焼きうどんが手早い。
・保存がきく栄養満点のドライフルーツを数種類常備しておく。
・冷凍パスタ、シュウマイや餃子など好みの冷凍食品を買っておく。
・揚げ物系のテイクアウトは揚げたてで美味しいので、オススメです。
・パン、チンする肉まんやあんまんなども便利。
・クッキングアプリからヒントを得る。
・メニューのレパートリーを蓄積すれば、ストレスは減る。

とにかく、不登校の子は心が疲れているので、
好きなもの、美味しいものを食べさせて、
笑顔をとりもどしてあげるのが1番です!

母親がいなくても、自分で少し手を加えて食べられるものを常備しておけば、互いに干渉せず、自由な時間も確保できます。

家の中は安全地帯にする。
これが、1日も早く元気になる秘訣です。




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