Naoki
ハートは恩寵をもたらし、目覚めを助けてくれます。
静寂の空間に降りてきた皆様の物語。
おかげ様で、noteを始めてから一年経った。 最初は何の目的もなく自分の体験を書き続けていた。そうしたら、コメントや質問を頂くようになった。それらに返答して、交流を…
「収入が十分にないけれど、働いてお金を稼ごう、という意欲も湧かない、それに生活も切羽詰まっている」という相談を時々されることがある。 ご存知の通り、僕は経済的な…
僕の記事に興味を持ってくれる方は大抵の場合、 「ハートの安らぎ」を感じたい、と思われているみたいです。 それはそうですね。 なぜなら僕がそのことばかり書いている…
大学生だった頃、「これからたくさんの経験をするんだ」と意気込んでいた。 たくさんの夢を見ていた。 それから10年経った。 そして、そのうちのどれ一つとして、現実に…
今日も前回の記事に引き続いて、長文(3463文字)になります。 興味がない場合、離脱してください。 あと大きなお世話かと思いますが、PCでご覧になることをお勧めします…
この前、対話をした方から、「祈りは神様に通じるのでしょうか?」という質問を受けました。 難しい質問でしたが、僕は「もし、そのひとに善いカルマがあれば」と答えまし…
この前、近所のショッピングモールを歩いていた時、中年の女性と──おそらく彼女の息子と思われる少年が手をつないで、椅子に座っているのを目にした。 母親は視覚障害を…
愛と言うのは、「空」のことだ。 僕はよく「愛」という言葉を使う。たぶん、胡散臭いと思われているかもしれないけれど、愛について書かずにはいられない。 僕は書くとこ…
女性のT様は、言う。 「初孫が可愛くて仕方ない。ついつい息子とその嫁の教育に口を出したくなる」 僕はT様に 「孫を可愛いと思う──面倒を見てあげたいと思う事は当た…
僕はかれこれ、五年ほど恋愛をしていない。その理由は、自分の内側に全てがある、と知ってしまったからだ。 他者は自分の内側を映し出す鏡。 そもそも、恋愛をするからに…
ご無沙汰しております。 最近、体調を崩しておりまして、記事の更新が滞っておりました……。 実は今年に入ってから息苦しさが続き、最初は喘息だと思っていたのですが、…
数年前、皮膚病を患い、歩行が困難なほど苦しんでいた時、ずっとウクレレを弾いていた。 なぜかウクレレを弾きながら歌っている時、痛みも痒みも感じなかった。 そして、…
昨日、右足に怪我を負った。軽傷だったので、一週間経てば、普通に歩けるようになる予定だけれど、さらに喘息の発作も相まって、強制的に静かにせざるを得なくなった。 そ…
私はよく「身体は本当の自分ではない」ということを書くけれど、それを体験したはじめたのは、18歳の時だった。 その頃、私は多くの大学一年生がそうだったように、将来こ…
昨日、zoomにて「静寂を共有する会」をひらきました。 ひとりの参加者の方から「Naokiさんはお顔が穏やかな感じで落ち着いてますけど、普段怒ったりしないんですか?」と…
沈黙している時── 思考がなく、言葉が出てこないほどの静寂にひたりきっている時── そのひとは真我と一つです。 真我とはこの世界、この宇宙でただひとりのわたし。…
2024年8月22日 22:04
おかげ様で、noteを始めてから一年経った。最初は何の目的もなく自分の体験を書き続けていた。そうしたら、コメントや質問を頂くようになった。それらに返答して、交流を楽しんでいたら、やがて、zoomで対話してください、と言われるようになり、瞑想会をひらいたらどうか?と言われ始めた。僕はそれらの頼まれごとに戸惑いながらも、イエス、イエス、と言った。すると、一か月ほど前から、ちょっとした仕事に
2024年8月20日 21:31
「収入が十分にないけれど、働いてお金を稼ごう、という意欲も湧かない、それに生活も切羽詰まっている」という相談を時々されることがある。ご存知の通り、僕は経済的な成功者ではないので、そういう時、上手いアドバイスをすることができない。そういう時、神を信頼しましょう、とか、瞑想をして落ち着きましょう、と言われても、やはり、無理がある。地球に生きている限り、お金は必要だ。瞑想をすれば天からお金が
2024年8月18日 16:04
僕の記事に興味を持ってくれる方は大抵の場合、「ハートの安らぎ」を感じたい、と思われているみたいです。それはそうですね。なぜなら僕がそのことばかり書いているからです。でも、「ハートの安らぎ」と言うのは、そんなに特別なことではありません。ハートから愛が溢れて、世界が無条件の愛で満たされる━━というようなことではないんです。たまに、そういう風な恍惚や高揚感覚になることもありま
2024年8月16日 22:45
大学生だった頃、「これからたくさんの経験をするんだ」と意気込んでいた。たくさんの夢を見ていた。それから10年経った。そして、そのうちのどれ一つとして、現実になることはなかった。そもそも、現実にするための行動を取ることがなかったのだ。僕の人生は自分の意志に反して、いやおうなく、内面に向かわざるを得なかった。****洗濯物を取り入れるために、ベランダに出た時だった。僕は
2024年8月15日 00:51
今日も前回の記事に引き続いて、長文(3463文字)になります。興味がない場合、離脱してください。あと大きなお世話かと思いますが、PCでご覧になることをお勧めします。引用文の文字が小さいので、読むのに苦労すると思われます。****読者の方々と対話をする過程で、悟り(目覚め)のプロセスが起こっている方々がおられました。悟りとは、外側に向けられていた意識を瞑想などによって内側に向ける
2024年8月10日 01:20
この前、対話をした方から、「祈りは神様に通じるのでしょうか?」という質問を受けました。難しい質問でしたが、僕は「もし、そのひとに善いカルマがあれば」と答えました。それから、カルマについて、書かなくちゃ、と思い始め、書いていたら、今までで、最長の記事(4066文字)になってしまいました!少し読んでみて興味が無かったら、離脱してください。カルマの結果は公平に現れる。僕は大抵の問題と
2024年8月5日 21:09
この前、近所のショッピングモールを歩いていた時、中年の女性と──おそらく彼女の息子と思われる少年が手をつないで、椅子に座っているのを目にした。母親は視覚障害を患っているのだろう──杖が傍らにあった。少しの間、足を止めて、ふたりの様子を眺めていた。その親子は何も話さず、ただただ黙って、手を握り合っていた。やがて、彼らの前を通り過ぎることになるのだけれど、僕はいつまでもその親子の様子を
2024年8月3日 16:38
愛と言うのは、「空」のことだ。僕はよく「愛」という言葉を使う。たぶん、胡散臭いと思われているかもしれないけれど、愛について書かずにはいられない。僕は書くところの「愛」というのは、「私がいない」ということ。エゴがないということ。特定の誰かに対する愛ではない──街中で流れているポップスの歌詞にあるような恋心ではない。愛をほんとうの意味で感じられるのは、握りしめている「わたし」が消え去っ
2024年8月1日 21:01
女性のT様は、言う。「初孫が可愛くて仕方ない。ついつい息子とその嫁の教育に口を出したくなる」僕はT様に「孫を可愛いと思う──面倒を見てあげたいと思う事は当たり前のことです。まずはその感情を──ありのまま湧き上がる感情を受け容れてください」と答えた。我々は人間だ。人間としての感情はある。家族や親しいひとたちを心配するのは当たり前のこと。それは執着ではない。だから、どんな感情が起こ
2024年7月29日 23:40
僕はかれこれ、五年ほど恋愛をしていない。その理由は、自分の内側に全てがある、と知ってしまったからだ。他者は自分の内側を映し出す鏡。そもそも、恋愛をするからには、「他者の存在」が必要になる。五年前、僕はあるひとに恋をしていた。相手の身分からして絶対に成就しない恋。今では、「どうしてあんなに好きだったんだろう?」と不思議に思うほど何とも思っていない。僕はそれから、瞑想を学んだ。そし
2024年7月25日 22:49
ご無沙汰しております。最近、体調を崩しておりまして、記事の更新が滞っておりました……。実は今年に入ってから息苦しさが続き、最初は喘息だと思っていたのですが、季節の変わり目でもないこの時期に発作が起こるのはおかしいな、と思っていたところ、症状が悪化し、救急で看てもらうと、過換気症候群と診断されました!お医者さんによると、緊張したり、不安や疲労が重なると起こるらしいのですが、元々、極度
2024年7月11日 21:43
数年前、皮膚病を患い、歩行が困難なほど苦しんでいた時、ずっとウクレレを弾いていた。なぜかウクレレを弾きながら歌っている時、痛みも痒みも感じなかった。そして、歌を歌っている時、ハートが涙を流しているような感覚があった。音楽を聴くこと、歌を歌うことは自我をハートに溶け去らせる効果がある。二十代の半ば頃から頑張って何か外側のことをやろうとすると、ストップがかかるようになった。前回の記
2024年7月9日 18:45
昨日、右足に怪我を負った。軽傷だったので、一週間経てば、普通に歩けるようになる予定だけれど、さらに喘息の発作も相まって、強制的に静かにせざるを得なくなった。そういうわけで、静かに座っていると、突然、悲しみが胸のあたりから湧いてきて、涙が出てきた。普段、ここで書いているように僕は、感情を抑圧せず、泣くことにした。しかも、あえて、大げさに泣くことにした。感情をしっかりと感じるために……。
2024年7月6日 21:19
私はよく「身体は本当の自分ではない」ということを書くけれど、それを体験したはじめたのは、18歳の時だった。その頃、私は多くの大学一年生がそうだったように、将来ことも考えず、ただ毎日を楽しく過ごしていた。つまり、身体と同一化して、人生に没入していたのだ。「それ」が起こったのは、演劇サークルの稽古に励んでいた時だ。大きな教室で二十人くらいの学生たちとダンスの練習をしていたのだけれど、突
2024年7月4日 20:42
昨日、zoomにて「静寂を共有する会」をひらきました。ひとりの参加者の方から「Naokiさんはお顔が穏やかな感じで落ち着いてますけど、普段怒ったりしないんですか?」と質問をされ、僕は即座に「いえ、怒ります」と答えました。「たぶん、僕の顔が穏やかに見えるのは感情を否定したり、抑圧しないからなんです」と付け加えました。「抑圧しない」からと言って、僕は他者に怒りをぶつけるわけではないです。大
2024年7月1日 20:53
沈黙している時──思考がなく、言葉が出てこないほどの静寂にひたりきっている時──そのひとは真我と一つです。真我とはこの世界、この宇宙でただひとりのわたし。そのたったひとりのわたしは愛そのものであり、平穏、至福、自由、解放です。自我の抱えている──「こうあるべき」という執着や「何者かにならなくてはいけない」という欲望や観念がまったくない状態──それが真我です。子供の頃、僕は真